運命が見える瞬間

秋篠宮殿下は
長子眞子さまのご結婚に、
とうとうGOサインを示した。
「結婚と婚約とは違う」
という意味深な表現をしたが。

これは庶民的な表現に直すならば
「勝手に結婚しなさい。
お父さんとお母さんは反対だからな」
と解釈できそうだ。

つまり秋篠宮家としては
「納采の儀」は行わない。
今後は2人で生きなさい、
といったに等しい。

ここで国民の半分は
苦々しく思うことになる。
もちろん若い世代は
「愛を貫いた」ということで、
眞子さまファンがふえるかもしれない。

ところが、皇族、天皇家としては
深刻な問題になる。
怪しげな借金を抱える母を持つ男を、
自分たちの一員に迎えなければならないし、
この夫婦の父親が次代の天皇になるからだ。

つまり天皇の娘夫婦に
借金のトラブルを抱え、
それも何となく問題のありそうな
義母が付くことになってしまう。

さらに次の次の天皇、
悠宮さまの義兄になってしまうのだ。
そうなると天皇の権威も
尊崇の念も大きく揺らぐだろう。

三島由紀夫は
「昭和天皇の人間宣言は間違いだった」
といって
「などてすめろぎ(天皇)は
ひと(人間)となりたまひし」
と『英霊の声』の中で書いているが、
神のままでいたほうが、
トラブルは起こらなかったかもしれない。

いずれにせよ、
もうご結婚は決まったようなものだ。
蟻の一穴から大堤が崩れることもあるように、
このご結婚は、
将来どのような事態を引き起こすかわからない。

果してこのあと、どうなっていくか、
誰もわからない。
皇室はつづいても、
日本国民の尊崇の中心に
なっていくことはむずかしそうだ。

天皇の権威は間違いなく低下するだろう。
天皇制廃止論も出てくるかもしれない。


 
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