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お気楽日記

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2026.01.10
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テーマ:読書(9890)
カテゴリ:

2026年、最初に泣いた本。

青山美智子『月の立つ林で』
「気づいたら、涙が止まらなかった。」
2026年に入って、
いちばん最初に心を大きく揺さぶられたのが、
『月の立つ林で』(青山美智子)でした。
​​
月の立つ林で (ポプラ文庫 日本文学 521) [ 青山 美智子 ]

Podcastを聴く毎日の延長線にあった物語

私は、ほぼ毎日Podcastを聴いています。
家事をしながら、移動しながら、
声だけが流れる時間が、生活の一部になっている。
だからこの物語の世界は、
どこかとても身近に感じられました。
特別な事件が起きるわけではないのに、
日常のすぐ隣にある感情や孤独、
「言葉にできなかった思い」が、
静かに、でも確かに描かれていく。
「ああ、こういう気持ち、知ってる」
そんな瞬間が、何度も訪れました。
​​
月の立つ林で【電子書籍】[ 青山美智子 ]

猫が出てくる、その距離感がとてもよかった

そして、もうひとつ。
この作品で印象的だったのが、猫の存在。
前に出すぎない。
説明もしすぎない。
でも、確かにそこにいる。
人と人の間に流れる空気を、
少しだけやわらかくしてくれるような存在で、
猫好きとしては、思わずうれしくなりました。
感情を語らないけれど、
ちゃんと寄り添ってくれる。
この物語の温度感に、猫がとても合っていたと思います。
​​
【送料無料】月の立つ林で/青山美智子

好きな作品がある作家さんは、信頼できる

青山美智子さんの作品は、
『リカバリー・カバヒコ』
『人魚が逃げた』
『赤と青とエスキース』
どれも大好きで、
読後にしばらく余韻が残る作家さん。
本屋大賞に5年連続ノミネート、
しかも今回は「最高傑作」と聞いたら、
読まない理由がありませんでした。


伏線回収が、静かに、でも容赦なく効いてくる

この作品のすごさは、
「気づいたら伏線の中にいた」こと。
派手な回収ではないのに、
最後にそれらが一本につながった瞬間、
感情が一気にあふれてきます。
「そういうことだったのか」
「ここにつながるんだ」
声を出して泣くわけじゃないけれど、
涙が止まらなくなる、あの感じ。
2026年、
初泣きはこの本でした。

泣かされるのに、読後はやさしい

重たい話ではない。
でも、軽くもない。
誰かの人生を、
ほんの少しだけのぞき見して、
その人の「回復」や「受け入れ」に
そっと立ち会わせてもらったような感覚。
猫の存在も含めて、
この物語はずっと
声を荒げず、静かに寄り添ってくる。
だからこそ、
最後に涙が出たのだと思います。
​​
赤と青とエスキース (PHP文芸文庫) [ 青山 美智子 ]

この一冊で、また読書が広がった

『月の立つ林で』を読んで、
改めて思いました。
好きな作家さんがいるって、幸せだな。
この人の本なら、
きっと裏切られない。
次はどれを読もうか、と考える時間まで含めて、
読書の楽しみなんだと思います。
今年の100冊チャレンジ、
また一冊、忘れられない本が増えました。
日常の延長線にあって、
気づかないふりをしていた感情を、
そっとすくい上げてくれる物語。
猫が好きな人にも、
声のある世界が好きな人にも、
そして少し疲れている人にも、
静かにおすすめしたい一冊です。
2026年の最初に出会えて、
本当によかった本でした。

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最終更新日  2026.01.10 00:00:06
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