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しんさんの投資本で大変参考になった箇所があった。
それは、P136~P139の部分。おそらくこの4ページだけで軽く本代を回収できると思う。 「現金性資産で実質的な株価を知る」という項。 コナミ東京で計算しているが、もう合併してしまうので、進学会(9760)で計算した。 そして、この会社のPERは現在18倍なのだが、実質的来期予想PERは10.48倍に低下する。 1、株式時価総額を計算。(ヤフーファイナンスで出ている。) 1月の売り出しで発行済み株数が増加しているので、181.2億円。 2、現金性資産を計算する。(HPで最新の決算短信を見る。) 現金及び預金(99.8億円)-流動負債合計(21億円)=現金性資産(78.8億円) 3、時価総額に占める現金性資産の割合 現金性資産(78.8億円)÷株式時価総額(181.2億円)×100=43.4% 4、実質株価 現在株価842円×(100-43.4)%=実質株価476円 5、実質的な来期PERを計算。 実質株価476円÷1株益45.4円=実質的来期予想PER10.48倍 う~ん、魔法のようなツールだ。慣れてくると3分位で計算できる。皆に慣れ親しんでいるPERで出るところが良い。 現金及び預金-流動性負債合計でもうマイナスになる企業が多い。だから、バランスシートに現金比率が高く、すぐ換金できる資産が計上している会社は貴重である。 結局、利益剰余金(配当原資)が多くて、有利子負債が0に近く、設備投資が少ない身軽な会社に実質PER低下が起こりやすい。 ちなみに、他のも計算してみた。 タナベ経営(9644):実質PER7.3倍 中央経済社(9476):同5.6倍 不二電機工業(6544):7.9倍 本ではネットネットがなくなりつつあるので他の割安性指標で、とのこと。 土地を余り重視しない人にはわかりやすく堅い計算方法だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月13日 10時49分42秒
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