2015/05/01(金)22:59
過剰適応
今期予想保守的な会社が多いです。
発射台低くすると上方する分には喜ばしいことなので当然保身に走るとそうなる。
でも企業側も本当の所は1年分の業績など読めるはずが無いので、仕方が無い。
前にも書いたけど、1枚1期ずつポーカーのカードをめくり、それを見ながらチップを上げ下げしていくゲームなので
今期予想、1Q,2Q,3Q、4Qとすると、まだ最初の1枚を開いたに過ぎない。
コツコツ積んだ牌をドンガラと崩されて昨日今日と相当むなしくなるが、洗面器に顔をつけたまま指だけは順張りのオールツッパリをしていたため、今回の冷えでちょっと正気に戻った。
ただでさえマーケットに強気なのに上昇相場が来ると超強気になってしまうので、個別株はともかくとして、指数の見通しはなるべく語らないようにしている。
昨日、今日といちごHD、三菱UFJ買い増し。新規に野村HDを買っていた。
まだまだ全然バブルっぽい金融株は安いと思っていて、デフレ天国に過剰適応したマックやワタミが赤字転落したのを考えるとインフレに過剰適応するのはここら辺だろうと思っている。
都心の百貨店や装飾店も同様。
私から見ると、まだUFJとか買っている相場は歩みが遅い。その代わり長持ちしやすいから一長一短かも。
ただ、まだ始まってもいないし、企業の業績見通しが慎重なのにもかかわらず、ROE8%ライン、自社株消却、配当性向向上など、いよいよ企業の過剰な内部留保を放出し始めたのは注目に値する。
多分顔合わせしている会合で企業価値を上がるとか何かカッコいいとか社長連中が触発されて横並びで競い合っているのではないかと。日本人らしい。
つつくのはどうみてもアクティビスト、買占め、仕手、大量報告書。全て触媒であり、直接株価上昇に繋がりやすい。
下落相場ではこれらは無視されるか資金不安が先立つが、金余りの上昇相場では山っ気のある資金が一気に集まりやすいのが理由。