山海屋本舗

ダイハツが製造し、トヨタブランドで販売しているライズなんだが、これが６年経過しても売れているそうな。

　という、ネットの記事が最近やたらと目に付くのだが、ライズが売れてる訳は一言で言えば「売れる車だから」となる。

　1.2Lエンジンなので税金的にはあまり有利ではないが、まあ燃費がいいのでお財布には優しいよな。

　そして５ナンバー枠のサイズ。

　今ではコンパクトクラスでも３ナンバーサイズになるのが当たり前だったりする。

　比較に出されるヤリスクロスも幅が1.7ｍを超えるので３ナンバーとなる。

　だからといって中はヤリスとライズとではそんなに変わらない。

　なんなら後席に関してはライズの方が広いくらい。

　つまり日常での使い勝手が非常によろしいということだ。

　そして、「ミニRAV4」と言われるようなSUVとしてごつい外観。

　実際、底も高いし雪が積もったときは有難い。

　それでいて値段もお手頃。トップグレードで２５０万円くらいだ。

　そして、一番の理由は「トヨタが販売している」ということ。

　これで売れないわけがないよな。

　よくね、「３気筒エンジンだから」といってディスる人いるけど、この車に何を求めているの？と言いたくなる。

　４気筒のエンジンがいいなら．．．って、このクラスであったかなあ？

　ヤリスクロスだって３気筒エンジンじゃない？

　「リアサスがトーションビームだから」って言っても、ヤリスクロスも同じじゃない？

　そうそう、ライズのリアブレーキはドラム式で、ヤリスクロスはディスクだったっけ？

　まあ、そこにこだわるならヤリスクロス買えばいいでしょ。

　その分ライズは価格が安いんだから。

　まあ、いろいろ書いてみたけど、結論から言うと、「トヨタが売ってる車だから」に尽きるな。

　本家ダイハツのロッキーと比べても分かるでしょ。

　で、このクラスで対抗になるというと、スズキのクロスビーくらいしかないんだよなあ。

　でも、今さら「ライズが売れてるわけ」なんていちいちネットに上がってくるなんて自動車雑誌業界もよっぽどニュースになるもんがないんだね。

　ここ最近で具体的に新車の話が出てきたのってエルグランドくらいじゃない？

　おっと、CX５もあったな。

　アメリカも今が日本に攻勢をかけるチャンスではないかなと思うんだが、こういうときですら販売努力をしようとしないんだな。