カテゴリ:マスコミ
クロニクル サンタクロースは実在するのか
1897(明治30)年9月21日 標題の「サンタクロースは実在するのか」は、121年前の今日、アメリカのニューヨークを中心に、発行部数100万部を誇った『ニューヨーク・サン』紙の1面に掲載された、同紙の社説の標題です。 この社説が掲載された経緯は、8歳の少女から同紙に送られた投書というか質問状がきっかけでした。彼女は、サンタクロースがいないと主張する友達と論争になり、本当はどっちか知りたくて、親の勧めもあって、新聞社に教えを乞うたのです。 これに、同紙の論説委員フランシス・チャーチが答えたのが、「サンタクロースは実在するのか」と題した社説でした。彼は、投書に対するお礼を述べ、彼女の質問の要約を載せた後、「ヴァージニア、あなたの友達は間違っています」の書き出しで始まり、「そうです、ヴァージニア、サンタクロースはいるのです」の一節を含む、有名な一文を草したのです。 彼は、目に見えるものしか信じない悲しさと、目に見えないものの確かさ、不変さ、そしてそれを信じることの素晴らしさを説いたのです。サンタクロースの存在を支持するこの社説は新聞のトップ記事となり、大きな反響を呼びました。その結果ニューヨーク・サンは、この社説を同紙が発行されなくなる前年の1949年まで毎年、クリスマスがくる度に掲載したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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