カテゴリ:国際経済
クロニクル プラザ合意
1985(昭和60)年9月22日 今年で33年なんですね。33年前のこの日、ニューヨークのプラザホテルでG5(経済先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)(参加国は米・日・当時の西独・英・仏)の会合が開かれました。当時この会合は、秘密裏に開かれていましたので、とりわけ各国蔵相は隠密行動に気を使っておりました。 この会合でメンバーは、ドル高是正のために、為替市場への協調介入を強化することで合意、各国政府と中央銀行は、翌週の月曜日から猛烈なドル売り介入を行いました。その結果、各国通貨は軒並みドルに対して大幅高となったのですが、特に日本円と西独マルクの上昇が目立ちました。 とりわけ、1ドル=240円程度だった円は、12月には180円程度まで値上がり、慌てた日本政府と日銀は、金利を下げ、公共工事を大幅に積み上げるなどの景気対策を実行しました。それでも円高は続き、低金利を長く続けることになりました。その結果が、その後のバブルの発生を招き寄せることになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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