カテゴリ:日本の政治と政治史
クロニクル リクルート事件政治家に波及
1988(昭和63)年7月6日 31年前になります。リクルート事件、覚えていらっしゃるでしょう。リクルートの江副社長が、同社の不動産部門の子会社、リクルート・コスモスの未公開株を政・財・官界の要人にばら撒き、便宜を図ってもらっていた事件です。 事件そのものは、同社が川崎駅前再開発に絡んで、川崎市の助役に未公開株を渡して利益を供与していた事実が、既に87年に朝日新聞にスクープされていました。それがこの日は、一方では日本経済新聞の森田社長が、同社株の売買で8千万円の利益を得ていたことが発覚して、社長を辞任する事態がおき、他方では、未公開株の譲渡が政治家に及んでいたことが明らかになったのです。 しかもその譲渡先には、自民党の派閥の領袖クラスが網羅されていました。中曽根康弘前首相(配布当時首相)、竹下登首相、安倍慎太郎幹事長、宮沢喜一蔵相、渡辺美智雄通産相、藤波孝夫官房長官などです。 このため、事件の波紋が広がり、翌89年4月に、竹下首相が責任を取って辞任した時、派閥の領袖クラスは、全員謹慎中のため、次の総裁に困った自民党は、派閥の親分ではない宇野宗佑を総裁に担がざるを得ないという、体たらくに陥りました。首相の座が軽くなったのは、この時からな気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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結局、政権を長くとっていると、いろいろと利権に、つながっちゃうのでしょうねぇ~。
宇野宗佑は・・・何をしたか、余り、記憶にありませんねぇ~。 わざと、そういう人を、選んだのでしょうが・・・ そういう人を選べるだけの、議員の層も、あったということだとは、思うのですが~。 今は、良心も、人材も、ありませんから~! (2019.07.07 07:33:33)
このあと、短期政権つづくんですよね。
(2019.07.07 07:48:34)
おはようございます
凄い事件ですね 政治家に 満遍なく 配布 リクルートも子会社株 腹もいたくない 藤波孝夫官房長官は 上司を庇うために 政治生命を 絶ってしまった 地元では期待されていた政治家でしたから 宇野宗佑氏 女性問題 次々 処理が下手だったのか 金を惜しんだのか 短期間でしたね (2019.07.07 07:53:30)
覚えていますとも!!!
日本の主だった政治経済界の人たちが、リクルートコスモスの未公開株を受け取っていて私腹を肥やしていたいただなんて、まったく庶民を馬鹿にした話です。 宇野首相は、まったく残念な方でした。 政治家になるべき人では、ありませんでしたね。 (2019.07.07 08:24:30)
ホントにそうですね
ロッキード事件で政界ってお金で何でもできるんだな・・と思っていたんで・・・ リクルート事件は吸いうお金の集め方があるのねエ・・・と 今のモリカケも同じ根っ子・・・ でももう選挙の争点にもならないのかしら・・・ 野党はたるんでいるわ (2019.07.07 10:16:54) |
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