2021/07/25(日)15:07
初の試験管ベビー誕生 25日の日記
クロニクル 初の試験管ベビー誕生
1978(昭和53)年7月25日
この日生まれたた女の子、ルイーズ・ブラウンは、今日が43歳の誕生日になるのですね。母となって、お子さんを育てながら、ブリストルの郵便局で働いているそうです。
父ジョンと母レズリーは、9年間子が出来ず、婦人科医の診断を受けたところ。レズリーの卵管に異常があり、自然妊娠は不可能と診断されました。そこで、2人はケンブリッジ大学のエドワーズ教授らが研究中の体外受精に望みを託しました。
前年11月10日に母から採取され、直ちに受精された受精卵は、2日半後に母の子宮に戻されて順調に成長、この日午前11時半過ぎ、元気な赤ちゃんが誕生しました。
ルイーズは2004年に結婚、06年に元気な男の子を出産していますが、ルイーズの妹ナタリーも体外受精で生まれています。ナタリーは、ルイーズより早く1999年に元気な女の子を出産しており、体外受精で生まれた女性は、元気な赤ちゃんを産むことが出来ないとする、根強かった懸念を、事実をもって一掃しました。
ルイーズとナタリーの父ジョンは2007年に、母レズリーは2012年に、子や孫に惜しまれながら、いずれも病死しています。