カテゴリ:日本の政治と政治史
クロニクル 社会党の統一
1955(昭和30)年10月13日 66年前ななります。この日、当時の左派社会党(鈴木茂三郎委員長)と右派社会党(河上丈太郎委員長)が一同に会した社会党の統一大会が開かれ、4年余に及ぶ分裂に終止符が打たれ、衆議院156議席、参議院118議席を有する、日本社会党が誕生しました。 この革新政党の統一に刺激を受け、吉田自由党と鳩山民主党が自由民主党として、合同することを決議、保守合同が実現したのは、同年11月15日のことでした。 ここにいわゆる二大政党対立時代、55年体制が成立をみました。合同した自民党は憲法改正を目指して,議会で2/3の議席を確保することを目指し、逆に憲法擁護を掲げた護憲政党の社会党は議会で1/3の議席を確保することを目的としていました。 政権獲得を目指さない3分の1政党の存在が、冷戦の時代に米ソ2大国の狭間にある日本の立ち位置、とりわけソ連との関係を特に悪化させない上で、うまく機能した側面もありました。この観点は、忘れてならないように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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