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テーマ:食べ物あれこれ(50456)
カテゴリ:お気に入り
「梅は食うとも核(さね)食うな 中に天神寝てござる」 ということわざがあります。 核とは種のことで梅の種を割ってみると 中に茶色い皮に包まれた白っぽい粒が入っています。 それが天神様と呼ばれているものですが 食べられたことはありますか? まだ熟していない青い梅の種の中には、多少の毒素が含まれていて (塩漬けすることにより、その成分は消失するので 梅干しの種は食べても人体に影響はないそうです) 昔はすべての梅の種が危険だと思われていたため 子どもに危険が伝わるように 「梅干しの種の中には天神様が寝ている」と表現したようです。 また、梅を愛した菅原道真にちなんで 梅の種の中に天神様が宿るという伝えもあったようで 天神様がいらっしゃる梅の種を粗末に扱わないようにと 菅原道真が左遷された大宰府天満宮に 「梅干の種納め所」が設けられたそうです。 現在でもまだその納め所があるそうなんですが 何度も大宰府に行っているのに、気付いたことはありませんでした。 前置きが長くなりましたが、私はこの天神様が大好きです。 仕事に持って行くお弁当には必ず梅干しを入れるので 最後に梅干しの種を割って (かなり小さい梅干しなので、簡単に奥歯で割れます) 天神様を食べるのは、楽しみのひとつでもあります。 この天神様には鎮痛作用、消炎作用、殺菌作用、整腸作用が あると言われています。 私が食べるのは極々小さい粒なので、効果のほどははっきりしませんが 効果云々よりも、お弁当の最後に食べるのに 落ち着く味って感じなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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