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2012.05.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類

昨日知ったばかりの本を調べていたら

思わず笑ってしまうので、人前では読まないほうがいいという

レビューを多くの方が書いていらっしゃって

予想外に面白そうなので、注文したばかりの本があります。

どんな本かはそのうちにご紹介するとして

思わず噴き出してしまう本ということで、思いだしたエピソードがあります。

あまりに古い話で恐縮ですが、お付き合いください。



ちょうど高校1年生の夏休みが終わり、新学期が始まったばかりのある朝

何となくお腹の調子がおかしくて、病院へ行ってみました。

診断は「虫垂炎」まあ盲腸ってことで、すぐに手術となりました。

でもお腹の調子がおかしいって感じたぐらいで

痛みらしい痛みがなかったので、本当に手術していいんだろうかと

直前に友だちに、ちょっと恐いという手紙を書いたりして

余裕だなあ、と呑気に構えていたら

実際はかなり悪い状態だったらしく、手術室の様子がバタバタしてきたのです。



部分麻酔なので、意識ははっきりしており

いったいどうなってるんだ?と思い始めた頃から徐々に痛みが・・・。

何と麻酔が切れてきたのです。

結局、追加の麻酔も効かずに泣きわめきながらの手術となり

私が知るところの最高の痛みを体験することになったのでした。

幸か不幸か、一般の人が体験するであろう

術後の「麻酔切れる」ということがなかったので

(つまりとっくに麻酔は切れていたので)

その後の痛みはないに等しく、幸せいっぱいという気持ちでした。



あとは退屈な入院生活を送るしかなかったのですが

このときに読んだのが夏目漱石の「吾輩は猫である」です。

漱石の本を読むのはこの本が初めてでしたが

文章の面白さにグイグイ引き込まれました。

そして表現力のユニークさに可笑しくて可笑しくて

思わず笑ってしまうと、患部が微妙に痛むのです。

そこで仕方なく本を閉じる、落ち着いてから再度読みだす

思わず笑ってまた痛くなり読むのをやめる、の繰り返しで

読みたいのに読めないという、くやしい思いをしました。



「吾輩は・・・」けっして人前で読んではいけない本のひとつです。

必ず噴き出してしまうからです。

15歳だった私が読むには難しい漢字や文章も多かったのに

あれだけ笑えるなんて、夏目漱石氏のユーモアの才は

際立ったものがあったのでしょう。

次回も、けっして人前で読んではいけない本の話をしたいと思います。





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Last updated  2012.05.24 18:26:18
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