テーマ:本のある暮らし(3187)
カテゴリ:有川浩作品
『ファイターパイロットの君』
有川浩/著[野性時代1月号(Vol.38)掲載:角川書店刊] 野性時代(1月38号) 待ちに待った「空の中」の番外編ですね。 「空の中」と言う作品は有川さんの2作目の作品で、個人的には一番好きな有川作品です。 飛行機と未確認生物(UMA)=怪獣が出てくるという、なんとも僕の好みのツボをミクロン単位で精密射撃したような作品ですよ。 有川作品を可能な限り読んで、感想を書いている僕ですが、実はこの作品だけは書いてないんですよね。 好きなだけに、書きにくい。 なんかね、あの感動をどう言葉にして良いか判らないんですよ。 自分の表現能力では、どう頑張ってもうまく伝えられないと言うか・・・・・・そんなこと、ないですか? そんなわけで、いつか自分の納得のいく感想が書けたら、このブログにエントリーしようと思っています。 空の中 そんな、お気に入りの作品のスピンアウト作品。 嗚呼、高巳と光稀ちゃんの掛け合いが懐かしい・・・・・。 ドッグタグのトコロは、ちょっと噴いた。(^.^) いや、高巳が言うコトがもっともだよ、光稀ちゃん。(^_^;) 正直、二人の結婚後のお話になるとは予想外でした。 光稀ちゃんの性格だから、いかにして高巳が口説き落とすか・・・・・なんてトコロが焦点になるか??なんて思ってましたよ。 ちょっとビックリ! しかしまぁ、高巳が一方的に惚れているように見えてて、実際は光稀もかなりベタ惚れだったっつーことでしょうか?(^.^) 「母であること」と「パイロット」・・・・・・その前に、「母であること」と「仕事」を天秤にかけないといけない女性のお話ですね。 最近、いろいろと話題にされていますよ。 正直、まだまだ女性の意識に社会(特に企業や国の制度)が追いついていないのが現状のようですね。 光稀の場合、戦闘機パイロットですから、特に困難だったことでしょう。 アラート勤務もあるだろうし・・・・・・未だ現実の世界で女性戦闘機乗りが誕生していない理由のひとつかもしれません。 実際だったら、いくら理解のある旦那がいようが、良くてF転。 悪けりゃ、いきなり地上勤務でしょうね。 それでも、制服に妊婦服がある自衛隊ですよ! 能力さえあるのならば、案外理解はあるかも?!・・・・・とか考えてしまうのは、自衛隊組織に対する贔屓目?(^_^;) それから、 娘の茜ちゃんもいい娘や・・・・・・。(T_T) 戦闘機乗りを家族に持つがゆえに、知っておかねばならない現実・・・・・それに、幼いながらも理解しようと応える茜ちゃん・・・・・やさしい娘ですよ。(涙) とにかく、そんなわけで、(どんなわけだ?) 光稀ちゃんがさらに可愛くなって、さらに茜ちゃんまで手に入れている高巳が一段と妬ましくなった短編でした。(^_^;) なんだかこれで終わるのはもったいないな。 是非、付き合っている頃のらラブでコメディなお話なんかを、更にシリーズ化の方向で・・・・・・・有川さん、よろしくお願いしますよ。(^^ゞ ちなみに、 作中に出てきた名古屋空港の滑走路エンドにある公園は実際にあって、僕も行ったことあります。 「エアフロントオアシス」と言う公園です。 ここは駐車場もあるし、飛行機見物のスポットとして有名です。 近くの方は、ぜひ一度行ってみてはいかが? 風向きにもよりますが通常、名古屋空港への進入は南側から行われる事が多いです。 だから南側の「エアフロントオアシス」がオススメですよ。 個人的「有川浩作品」感想一覧 <追記> 今回の野性時代は、有川さんの特集が組まれています。 有川ファンはもちろん、興味を引かれた方は、ぜひ読んでみることをオススメします!(^.^) 【内容】 特集 有川浩戦争、勃発!! 有川浩、故郷に還る――一泊二日土佐紀行―― 有川浩的植物図鑑――プライベート草花写真集―― 有川浩、大いに語る――対談with金子修介―― 有川浩、ヒミツの成分分析――エッセイ―― 有川浩 LIFE&WRITE――バイオグラフィと全作品解説―― 恋は始まるまでがいちばんいい~有川浩論~ 北上次郎 小説『ファイターパイロットの君』 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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