怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】

2007/12/12(水)00:24

『別冊 図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら』を読む

有川浩作品(153)

別冊 図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら 有川浩/著[電撃文庫MAGAZINE1(プロローグ)掲載:メディアワークス刊] 有川さんの日記で「意外なライン」とありましたが・・・・・ホントに本編では脇役に徹した縁の下の力持ちさんが登場ですよ。 しかも、結構痛いお話。(-_-;) それに比べて、 オープニングのベタ甘度と言ったら・・・・・(^_^;)←本編とのコントラストが凄い事に! ・・・・・ ・・・・ ・・・正直、何だか違和感。(-.-) これは、あの亡命事件から、どの位後の出来事なんだろう? 部隊公認になった経緯は・・・・・きっと今後描かれるに違いないっ!www 「もしもタイムマシンがあったら」 僕だったら、どこに戻るだろうか? ちょっと考えてみました。 すると、いくつか思い当たる「節目」がある。 ただ単に、「観察者」として過去の出来事を「見る」だけなのか、それともじっさい過去の当事者として歴史をやり直すのか? それによっても変わるでしょう。 前者なら、記憶のおぼろげな幼少期かなぁ・・・・・。 でも、後者なら、 ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ちょっと躊躇いますね。 歴史のやり直しとなると、決して現在には戻って来れないわけですよ。 そう考えると、僕には出来ないかな。 今のすべてを捨てる勇気はない。 勿論、現在の僕からみて客観的に「間違った選択」をしたことが確かにあります。 でもそれが今の自分に繋がっていると思うと、軽い気持ちでやれる事じゃないですよ。 それでも、あの時に戻れたら・・・・・。 未熟だった自分、考えが甘かった自分、流された自分、日和った自分・・・・・。 消し去りたい過去はあります。 それでも、それをすべて受け止めていくしか無いんですよね。 本作の主人公は、すべてを受け入れて、やり直しました。 間違えて、やり直す。 勇気のいることです。 それで失ったものは、たくさんあるでしょう。 でも、得るものもあるはずですよ。 そして、失ったモノを再び得ることも、きっとあると思います。 彼には、是非取り戻して欲しい。 その資格は、きっとあると思うから・・・・・・。 果たして僕は、失うことを畏れずに、惑わずに貫く信念を持っているだろうか? いずれ訪れる「不惑」ですが、 ・・・・・正直、惑い続けているような気がするなぁ。(-_-;) なかなか深い話でした。 郁以外の人物で、明確に図書隊へ志願した経緯が詳細に書かれたのは初めてかな? 相変わらず、玄田隊長がイイ仕事してます! やっぱ、この人好きだなぁ。(^.^) 今度は、別冊「玄田隊長」を書いて欲しいものです。(-.-)←折口さん込みでネ。(o^^o) <追記> この作品ですが、 『図書館戦争シリーズ』スピンアウト単行本発売決定記念 とのこと。 そして、電撃のHPで確認してみる ◇別冊 図書館戦争1 著/有川 浩 イラスト/徒花スクモ  アニメ化御礼ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第一弾! 武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート! ※恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ええと、 電撃文庫は時々、想定外の部分に企画を着弾させようとしてくれますよ。(-.-) これは、「前面装甲」を狙ったつもりなのか、それとも「上面装甲」を狙ったつもりなのか・・・・・・微妙に判断が付きません。(-_-;) ・・・・・果たして、僕はどこを強化して待っておけば良いのでしょうか? 悩みドコロです。(-.-) しかも「1」って・・・・・別冊もシリーズ化なんですね。(^_^;) ちなみに、本作では「上面装甲」を直撃されました。 そーか、そこに撃ち込みますか。(-.-) ただ、HPの紹介文から推測するに・・・・・・「別冊 図書館戦争 1」では、完全に分厚い「前面装甲」を狙ってますよ。 まごう事なき、猪突猛進正面突破!! ・・・・・ ・・・・ ・・・本作品は、「2」に掲載なんですかねぇ・・・・・(遠い目) <更に追記> アニメ版『図書館戦争』公式サイト/http://www.toshokan-sensou.com/ オープンしましたね。 まだまだイラスト一枚のようですが、今後も定期的にチェックしないとな。(^.^) 個人的「有川浩作品」感想一覧 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。

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