2007/12/12(水)00:24
『別冊 図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら』を読む
別冊 図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら
有川浩/著[電撃文庫MAGAZINE1(プロローグ)掲載:メディアワークス刊]
有川さんの日記で「意外なライン」とありましたが・・・・・ホントに本編では脇役に徹した縁の下の力持ちさんが登場ですよ。
しかも、結構痛いお話。(-_-;)
それに比べて、
オープニングのベタ甘度と言ったら・・・・・(^_^;)←本編とのコントラストが凄い事に!
・・・・・
・・・・
・・・正直、何だか違和感。(-.-)
これは、あの亡命事件から、どの位後の出来事なんだろう?
部隊公認になった経緯は・・・・・きっと今後描かれるに違いないっ!www
「もしもタイムマシンがあったら」
僕だったら、どこに戻るだろうか?
ちょっと考えてみました。
すると、いくつか思い当たる「節目」がある。
ただ単に、「観察者」として過去の出来事を「見る」だけなのか、それともじっさい過去の当事者として歴史をやり直すのか?
それによっても変わるでしょう。
前者なら、記憶のおぼろげな幼少期かなぁ・・・・・。
でも、後者なら、
・・・・・・
・・・・・
・・・・ちょっと躊躇いますね。
歴史のやり直しとなると、決して現在には戻って来れないわけですよ。
そう考えると、僕には出来ないかな。
今のすべてを捨てる勇気はない。
勿論、現在の僕からみて客観的に「間違った選択」をしたことが確かにあります。
でもそれが今の自分に繋がっていると思うと、軽い気持ちでやれる事じゃないですよ。
それでも、あの時に戻れたら・・・・・。
未熟だった自分、考えが甘かった自分、流された自分、日和った自分・・・・・。
消し去りたい過去はあります。
それでも、それをすべて受け止めていくしか無いんですよね。
本作の主人公は、すべてを受け入れて、やり直しました。
間違えて、やり直す。
勇気のいることです。
それで失ったものは、たくさんあるでしょう。
でも、得るものもあるはずですよ。
そして、失ったモノを再び得ることも、きっとあると思います。
彼には、是非取り戻して欲しい。
その資格は、きっとあると思うから・・・・・・。
果たして僕は、失うことを畏れずに、惑わずに貫く信念を持っているだろうか?
いずれ訪れる「不惑」ですが、
・・・・・正直、惑い続けているような気がするなぁ。(-_-;)
なかなか深い話でした。
郁以外の人物で、明確に図書隊へ志願した経緯が詳細に書かれたのは初めてかな?
相変わらず、玄田隊長がイイ仕事してます!
やっぱ、この人好きだなぁ。(^.^)
今度は、別冊「玄田隊長」を書いて欲しいものです。(-.-)←折口さん込みでネ。(o^^o)
<追記>
この作品ですが、
『図書館戦争シリーズ』スピンアウト単行本発売決定記念
とのこと。
そして、電撃のHPで確認してみる
◇別冊 図書館戦争1
著/有川 浩
イラスト/徒花スクモ
アニメ化御礼ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!
武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート!
※恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください。
・・・・・
・・・・
・・・
ええと、
電撃文庫は時々、想定外の部分に企画を着弾させようとしてくれますよ。(-.-)
これは、「前面装甲」を狙ったつもりなのか、それとも「上面装甲」を狙ったつもりなのか・・・・・・微妙に判断が付きません。(-_-;)
・・・・・果たして、僕はどこを強化して待っておけば良いのでしょうか?
悩みドコロです。(-.-)
しかも「1」って・・・・・別冊もシリーズ化なんですね。(^_^;)
ちなみに、本作では「上面装甲」を直撃されました。
そーか、そこに撃ち込みますか。(-.-)
ただ、HPの紹介文から推測するに・・・・・・「別冊 図書館戦争 1」では、完全に分厚い「前面装甲」を狙ってますよ。
まごう事なき、猪突猛進正面突破!!
・・・・・
・・・・
・・・本作品は、「2」に掲載なんですかねぇ・・・・・(遠い目)
<更に追記>
アニメ版『図書館戦争』公式サイト/http://www.toshokan-sensou.com/
オープンしましたね。
まだまだイラスト一枚のようですが、今後も定期的にチェックしないとな。(^.^)
個人的「有川浩作品」感想一覧
航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^)
是非一度、お立ち寄りください。
宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。