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怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】

2010/07/03
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カテゴリ:有川浩作品
『F-15体験搭乗レポート』
有川浩/著[papyrus 2010.8(Vol.31)掲載:幻冬舎刊]


papyrus (パピルス) 2010年 08月号 [雑誌]

本ブログ勝手に推奨作家、有川浩さん念願の航空自衛隊・F-15 要撃戦闘機の体験搭乗。
そのレポートです。

時系列でスナップショットを載せた写真のページが2ページ。
有川さんによる文章のレポート『乗ったり F-15戦闘機』が2ページ。
計、4ページの構成になっておりました。

写真のページは、主に離陸前と帰還後のショットが並べてあります。
飛行中の写真を僚機から・・・・・・なんて洒落たものは載っていません。
予算の少ない自衛隊は、余程のことがない限り、後席にお客を乗せていても普通に訓練を行うと言いますよ。
ので、おそらくはガチで近距離空中戦の訓練だったと思われます。(;^_^A
・・・・・・機関砲オンリーかな?
赤外線追尾の短距離ミサイルも含めた訓練の場合、ちゃんとミサイル警報装置が鳴ったりするのだろうか?・・・・・・個人的興味として、その辺を知りたかったりしていたのですが、さすがにその辺までは書かれていなかったw(^^;)ゞ
レポートの方は、飛行機や自衛隊のことが詳しくなくても判りやすいよう書かれています。特に、グレイアウトの体験をが書かれた箇所は、視覚のイメージ図まで添付してあるため理解しやすいです。
僕もイメージ的には立ちくらみの状態を連想していたので、それとは違うということが判ったのは収穫でした。
やはり、実際に体験した人の話は説得力がありますね。
興味のある方は是非ご一読を!


<補足>
自衛隊や戦闘機のことについて詳しくない方のために、すこしだけ用語等の補足をしたいと思います。
マニアやオタク、本職の方は読み飛ばしてください。_(^^;)ゞ


【2機対2機のドッグファイト】
航空部隊の最小単位である(「エレメント」と呼ばれる)2機編隊同士の近距離空中戦。
有視界戦闘が可能な近距離で相対する戦闘機同士が、互いに最も射撃に有利な位置である敵機の背後をとろうとする様子が、犬同士の喧嘩で相手の犬のシッポを追いかけている様に似ているため、「ドッグファイト」と呼ばれた。「格闘戦」、「巴戦」とも呼ばれる。

航空自衛隊 築城基地
福岡県の南東部(大分県寄り)、海(周防灘)に突き出したような独特の滑走路を持つ航空自衛隊の基地。(周辺地図
第8航空団が配置され、F-2とF-15が共存している。
近傍の西八田漁港の堤防からは海につきだした部分の滑走路が見渡せるため、航空ファンが多く集まる。
レポートに「岸壁に向けてパイロットが手を降った」とあるため、この日の飛行は海側からの離着陸だったと思われる。
その昔、僕が訪れたときも海側からの離着陸だったため、この堤防ポイントに陣取ったものです。(嗚呼、懐かしい・・・・・)

【タックネーム】
航空自衛隊、アメリカ軍等の航空機パイロッが持つ非公式の愛称。
通信時の便宜上のものではあるが、任務ごとに割り当てられる正式なコールサイン[呼出符号=航空機の場合、基本的に機体に割り当てられる:例)エアフォース・ワン]とは違い、タックネームは個人の愛称。基本不変のはず。
管制との連絡時はコールサインを使用し、タックネームは使わない。
身内だけのあだ名に近い感じだそうな。
「マーヴェリック」などメジャーなヤツは却下されるコトがい多いw

【CC TSgt T.Taniguchi(コクピットの写真に写っている名前らしきマーキング)】
コクピットの縁に書いてある名前ですが、パイロットの名前ではありません。
(パイロットはレポートによると、平野1尉で名前が違います)
これは『Crew Chef Technical Sergeant T.Taniguchi』の略。
「機付長(きづきちょう):タニグチ2等空曹」の意味です。
機付長は、それぞれの機体に一人だけ存在する整備責任者のこと。

実を言うと、自衛隊の戦闘機パイロットは自分が搭乗する機体が決まっていません。
乗る機体は、飛ぶその当日にアサインされます。
そのかわりと言っては何ですが、機体にはそれぞれ専属の整備員がいます。
F-15の場合、1人の機付長と2人の機付員が中心になって1機の機体を整備するんです。
機付長には機体整備の最大の権限が与えられており、この人がダメといったらその機体は飛べません。

だからよくマンガなんかで「俺は、この愛機を信じてる・・・・・」とかなんとか言っちゃっているパイロットがいることありますけど、あれ、実は毎回違う機体なんですよね。(^_^;)
それどころか、
「今日の機体は・・・・・これ・・・・先週燃料漏れしてた○×△号機じゃね?!・・・・・うわぁ、ハズレだわ・・・・(-"-;)」
とか、
「ええと、今日は・・・・・・△×◯号機・・・・・ををっ、これは工場出てきたばっかりのピカピカじゃん!ラッキ~♪ d(⌒o⌒)b♪」
なんて、一喜一憂があったりなかったり・・・・・(^。^;)

というわけで、
自衛隊でF-15を「俺の愛機!」と呼べるのは、実は整備員だけ!!
↑これ、トリビアですよ。(^-^)

【謎の革製フック】
電子機器が充実していない航空機のパイロット達は、太ももの部分にクリップ付きのニーボードと呼ばれるプレートをベルトで巻いて止めてコクピットに座ります。それには飛行に必要なフライトプラン、航空図、天気図、アンチョコ等の便利グッズが収納されており、素早く航路計算や情報の確認を行えるようにしています。
このフックは、その名残。
ちなみに、戦闘機乗りでもニーボードを付けている人は多いようです。


【ASA社製】 VFRニーボード

【ハーネス】
射出座席に身体を固定する金具の付いた装具。
射出座席のシートベルトに装着するだけでなく、射出座席と一体化されているパラシュート(座席背面)やサバイバルキット(座席の下)に繋がるベルトにもそれぞれ装着する。
ベイルアウト(非常脱出)した場合は、自動でうまいこと座席部分だけが外れ、パラシュートとサバイバルキット(含む救命筏)が残るようになっている。
航空自衛隊のハーネスは、サバイバルツール装備のサバイバルベスト(おそらく、救命胴衣にもなっているのではなかろーか?)と一体になっているそうな。
Gスーツやヘルメット、酸素マスク等すべてを装備するとこんな感じ

【DJ】
F-15DJのこと。
複座(二人乗り)型のF-15。主に訓練に使用される。

【タキシング】
地上滑走のこと。
タイヤで駆動しているわけではなく、ジェットエンジンの噴射で前進する。
曲がる場合は、前脚のステアリング機構と、左右独立した主脚のブレーキを使います。
前脚が浮いた状態では前脚のステアリングが効かないので、左右のブレーキペダルの踏み具合を調整して方向を変える。

【訓練空域(N空域)】
日本各地には、リンク先の資料の図のように、航空自衛隊の航空機が訓練を行う訓練空域が設定されており、『N空域』は山口県北方の海上上空に存在します。
自衛隊が訓練を行う場合、民間機はその空域を避けて飛ぶよう管制から指示されます。
基地から訓練空域へ向かう場合、自衛隊機は民間機の飛ばない『回廊(コリドー)』と呼ばれるトンネル状に設定された自衛隊専用の空中通路を利用します。
図を見ると、築城基地(国東半島方面)から山口上空を抜けてN空域へと達する回廊の存在が判りますね。
「いつもうちの真上の高い高度を戦闘機が飛んでいるなぁ・・・・」と言う人の家の上空には『回廊』が存在するかもしれませんよ。(-.-)
日本近海には、自衛隊だけでなく在日米軍の訓練空域も設定されています。
こちらのリンク先にある図では『自衛隊:黄色』、『米軍:赤』のように色分けされていて、判りやすいですよ。

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最終更新日  2010/07/04 02:20:18 AM
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