怪鳥の【ちょ～『鈍速』飛行日誌】

久しぶりに映画なんぞ観てきた。
ジブリ作品と言えば宮崎駿だが、今回は新人の米林宏昌監督。
次世代を担うもしれない、ジブリ生え抜きの監督である。
期待半分で観に行きました。

相変わらず、絵は素晴らしいですね。
美術（特に自然等の背景）に関しては、最早芸術作品レベルだ。
そんなコトを考えながら観たオープニング。
静かな始まりだった。

背景に自然が多く描かれていたので、てっきりトトロのように昭和時代のお話かと思いきや、バリバリの現代でした。
しかも、東京。
多摩地方であることが、車のナンバーから読み取れる。

さんざん宣伝されていたので、『借り』＝『狩り』なのは認識済み。
その描写が、なかなか面白かった。
お父さんの万能さと、小人たちの身体能力が凄ぇ・・・・。
特にお父さんのカッコよさは異常ｗ
あれだけいろんなことが出来る人ですかえら、人間だったらさぞや重宝されることであろう。
↑水道だけでなく、ガスや電気も使いこなし、予想外に文明的な生活をしていましたよ。
見処はこの辺かな。
↑大きさの対比とか、突っ込みどころも満載だけど、そこはほら・・・・ファンタジーだからｗ(^-^;
あ、黒い悪魔的が苦手な人は、ちょっとだけ心構えが必要。←出てくるのは一回なんで、気合いいれてくださいね。(^。^;)


「人間に見られてはいけない」ということだったので、その辺のスリルとかを楽しむのかと思いきやそうでもなかった。
人間の少女と小人の少女の接近遭遇と言う感じ。
描かれた時間もほんの３、４日だろうし、登場人物も少なく、ストーリーのスケールが大きいとは言えなかったが、非常によくまとまっていたように思います。

「え、これで終り？！」
って感じであっさり終わりますが、是非その先の話を観てみたい！・・・・・そんな風に思わせてくれるましたよ。
基本『別れ』の物語ですが、すごく前向きな『未来』を感じさせるラストでした。
面白かったです。

＜追記＞
ジブリのアニメは専門の声優さんではなく、話題性重視の「（俳優でもない）芸能人」起用で個人的には違和感を覚えることが多かったのですが、この作品に限っては見事なキャスティングだと思いました。(^-^)


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