2010/08/23(月)22:08
「ストーリー・セラー<単行本>」を読む
『ストーリー・セラー』
有川浩/著(新潮社刊)
ストーリー・セラー
本ブログ勝手に推奨作家、有川浩さんの新作です。
本作品の初出は、話題の作家数人の書き下ろし作品を掲載し発行された雑誌『Story Seller』になります。
雑誌『Story Seller』はvol.1からvol.3まで刊行されており、有川さんは3冊全てに書き下ろし作品を寄稿されています。
vol.1に『ストーリー・セラー』
vol.2に『ヒトモドキ』
vol.3に『作家的一週間』
この雑誌は、残念ながらvol.3で打ち止めがアナウンスされているんですよ。
だから今回、単行本の『ストーリー・セラー』が出版されると知ったとき、僕は当然これら3作品が収録された作品集になるとばかり思っていました。
・・・・・
・・・・
・・・
読み違えた・・・・・orz
まさか、雑誌『Story Seller vol.1』に発表された『ストーリー・セラー』を<SIDE A>とし、それに新たな<SIDE B>を書き下ろしてくるとはっ!
↑そういや、有川さんって結構単行本化の際、書下ろしをプラスしてくれるよね。(^^;
嬉しい誤算です。(^.^)
早速読む。
雑誌掲載時にあのような終わり方をした作品ですよ。
果たして、どの様なお話になっているのか・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・これは・・・・そう来ましたか。(-"-)
感想は・・・・・・どういう風に書けば良いか、難しい。
なぜなら、以前雑誌掲載時に書いた感想と、そう変わらないものになってしまうからです。
↑それくらい、<SIDE A>と<SIDE B>は表裏一体。
ので、詳しい感想はそちらをどうぞ。
・・・・・すべてフィクションなのか、それともいくつかの事実が含まれているのか・・・・・・・。
登場人物に名前がなく、現実と虚構が交錯する「彼」と「彼女」の物語。
・・・・・・この作品を読んで心を揺さぶられた方。
おそらくあなたは、既に『有川作品のファン』ではなく、『小説家・有川浩のファン』になってしまっているのだと思いますよ。(^.^)
<追記>
この単行本、有川作品にしては珍しく「あとがき」がないんですよ。
でも、きっとそれも計算のうち。
じゃなければ、あんなラストにはしないでしょうから。(^^;
ただ、最後の一節。
これだけは、作者である有川浩さん本人の声でもあるんじゃないか・・・・・。
そんなふうに思えてなりません。
個人的「有川浩作品」感想一覧
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