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カテゴリ:有川浩作品
『レインツリーの国』
【楽天ブックスならいつでも送料無料】レインツリーの国 [ 有川浩 ] 本ブログ勝手に推奨作家・有川浩さん原作の実写映画「レインツリーの国」を観ました。 ようやく観に行きました。 何やら、今週から字幕版が放映されているらしい。 狙って行ったんじゃないけど、字幕版を観ることになる。 三週目だけど、字幕版始まったばかりだからなのか、人の入りはなかなか。 人気なのは何よりです。 それに、面白かったしね。 こんなにどストレートなラブストーリーを映画で観たのはいつ以来だろうか? なんか、ちょっと気恥ずかしい気がしましたよ。 でも、良かったな。 主人公を演じた玉森さんは、関西ネイティブじゃないらしいけど全然違和感なかったし。 まぁ、怪鳥が関西ネイティブじゃないからかもしれんけど、個人的にはすごく自然な関西人さが出ていたような気がしました。 西内さんは、当初伸に「野暮ったい」と言われていましたが、その辺をどう見せるのか?・・・・・スタッフさんたちの苦労がかいま見えるビジュアルでしたね。←元々が、野暮ったいとは正反対のお方だからさw その分、最後のイメチェンシーンで弾けたような美しさを見せてくれて。 伸も、買い物のシーンは、『マイ・フェア・レディ』か『プリティ・ウーマン』の気分だったんじゃないかなw いろいろ着替えさせてファッションショーばりのことやらせて、「いいやん」とか「かわいい」とか「似合ってる」とか・・・・・褒めまくっていましたよね。 まぁ、気持ちは解る。 実際、みんな似合ってたし可愛かったからさ。(*^.^*)えへっ だけど、伸の言いたいことを素直に言えるキャラからしたら、もっといろんな意見を言わせても良かったように思いました。 お話は、主役の二人がディスコミュニケーションや相手を思いやるあまりに、知らず知らずに相手を傷つけてしまうシーンが何度も出てきます。 これは、やっぱし原作の文章だけで読むのとはインパクトが違いますね。 役者さんの表情とかに出てくるから。 結構ヘビーだった。 結末知っていて、大丈夫だとわかっていても「痛い」ものは「痛い!」のですよ。(>_<") それでも、お互いが言いたいことを言って、伸の言うところの「ケンカ」をしながらも少しずつ理解しあっていくのは、なんとも・・・・・・いい感じでしたわ。 映画全体としては、言葉を大切にしている感じがよく出ていました。 メールにしても、LINEのようなメッセージツールにしても、モノローグで語らせるだけでなく、通信内容を字幕のように見せる演出とか・・・・・聴覚障害のある方が登場しているからというだけでなく、それぞれが言いたい言葉をしっかり丁寧に伝えようという意図が感じさせられる演出だったように思います。 メッセージツール使っている点は原作とは違いますけど、今の時勢に合わせるとマッチしていましたよ。 伸がスマホやタブレットを使いこなしているのも、原作の頃から考えると今風になっていましたね。 それでも、紙飛行機のアイコンだけは変わらない。 原作の表紙を見た時も、ネットやメールで繋がる恋を紙飛行機のアイコンで表現するとか。 表紙をデザインした人はうまいなぁ・・・・・と思ったものです。 これが、もう何年も経ったら、あの表紙の紙飛行機の意味が判らなくなってしまうかもしれませんね。←今って、最新のスマホでメール送信するときに紙飛行機のアイコンで「送信中」って出てくるのかね?古いガラケー使いとしてはいまだに現役なんだけどさw あと、作中で一箇所だけ音が聞こえにくくなる演出があって、そこは唸った。 ひとみにとっては、あんな風にしか聞こえないってことが解るようにしてあったのは、良い演出だなあと関心しましたよ。 脇を固める俳優さんたちも、名のある方々が出ていらっしゃって。 ひとみの髪を切るのは、原作とは違って伸の母親役の高畑淳子さん。 実際に演者である西内さんの髪を切ったわけだから、相当な緊張を強いられたと思いますが、本当に自然に本物の美容師さんのようにハサミを扱っていらっしゃったのは流石ですね。 そして、有川作品ではお馴染みの阿部丈二さん。 今回は、伸の会社の先輩という立ち位置でしたが、 その、コミックリリーフっぷりがもう・・・・・・・最高でしたw 有川作品については、もうカメオ出演と言っても良いくらいの出方をしている阿部さんですけど、今までで一番好きかもw 二人の掛け合い、良かったなぁ。 笑わせてもらいましたよ。 そしてラストシーン。 ひとみにとって、自分の想いを素直に綴る事ができる唯一の場所であったブログ――「レインツリーの国」 『「レインツリーの国」は「こころときめく国」なんや』と言う台詞がありますけど、 ひとみは伸と「レインツリーの国」を通じて繋がることで、本当に「こころときめく国」を見つけることができたんだろう。 そんな終わり方でしたね。 ハッピーエンド。 原作では、もっとこれからだよ・・・・・・って終わり方だったんだけど、映画だしね。 ハッピーエンド、好きよ。 でも、原作を描き切っているわけじゃないんだよな。 もし、映画を見ただけの人がいたら、是非原作も読んで欲しい。 単なるハッピーエンドではない、未来があるような終わり方。 原作は原作で、素晴らしいからさ。 <追記> 原作だけでなく、この作品のキーとなっている「フェアリーゲーム」にも一言。 実は、この「フェアリーゲーム」にも元ネタがあるんですよ。 「ミニスカ宇宙海賊」(アニメでは「モーレツ宇宙海賊」)を書いている、笹本祐一さんのデビュー作である「妖精作戦」シリーズ。←怪鳥は、この作品のファンでもあるのです! これまた、できれば読んでほしい作品。 コレを読めば、より一層「レインツリーの国」を理解することができるから。 オススメなのです。 「フェアリーゲーム」が、どう映画内で表現されるかも気になっていたんだよね。 ラノベっぽいイラストが表紙の文庫でした。 ストーリーもイラストで表現するする演出がありましたね。 雰囲気出てたけど、もっとこう・・・・・・元ネタに近づけられなかったのかな?←まぁ、逆に近づけ過ぎるとマズいのかもしれんけどさ。 両作品のファンなので、この辺は微妙な気持ちになっちゃいました。 でも、有川さんは「レインツリーの国」の参考文献として、「妖精作戦シリーズ」をちゃんと挙げてくれているんですよね。 好きな作者さんが自分の好きな作品を読んでいたというのを知ると、やっぱり嬉しいものです。 (^^) 【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】妖精作戦【電子書籍】[ 笹本祐一 ] 人気ブログランキングへ 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 ・楽天ブログでは、トラックバックの受付機能が、運営により廃止されました。 当ブログにおいては、コメント欄に記事のURLを記入していただければ、トラックバックのお返しさせていただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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白い怪鳥さん、おはようございます(^^)。
甘酸っぱい、ド直球な恋愛映画でした! 阿部丈二さんの出番はどれも楽しくて、笑っちゃいましたね。 『妖精作戦』、『レインツリーの国』を読んだときは住んでる市の図書館になかったのですが、引っ越して別の図書館になったら、おいてることがわかりました。読んでみようかなあと思っています。読みたい本リストは長くなるばかりですが、楽しみです(*^^)v。 (2015/12/07 05:23:52 AM)
水無月・Rさん
毎度、コメントありがとうございます。<(_ _)> >阿部丈二さんの出番はどれも楽しくて、笑っちゃいましたね。 今回は、なかなかコミカルな役でw 笑わせてもらいました。(^o^)はは 『妖精作戦』はおすすめな作品なので、機会があれば、是非読んでみてくださいね。 (2015/12/10 09:00:55 PM) |
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