カテゴリ:旅行
先週いってきたフィレンツェ。イタリアは二度目。
一度目はヴァチカンで、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』映画を見て、 やっぱヴァチカン行かんとね!?というのでいったんでした。 そして今回、ダン・ブラウンの『インフェルノ』を見て、 やっぱフィレンツェ行かんとね!?影響されすぎですw インフェルノはダンテがメインで、神曲の『地獄編』は読んでましたが、 やはり映像で見せられるとクるものがありました。 それからマンガで『チェーザレ』を読んでいて、ちょうどルネサンス時期なんですよ。 チェーザレは悪名高きボルジア家の息子の話。 でも、チェーザレお兄様は、私は大好きでね。。。破滅の王。 まあ今回は、こっちのボルジアの方はあまり関係なく。 キリスト教プロテスタントの幼稚園に通っていました。 宗教がどうのじゃなくてただ単に近いからw (うちの実家は浄土真宗…) 『大きなお部屋』(礼拝堂)に掲げられていた数枚の絵が私の中にずっとあって。 その絵が『受胎告知』というテーマの絵で、誰それという画家が描いた、 なんてのを知るのはもっとずっと後の話。中学校くらいですかね。 女の人のもとに天使が舞い降りてきてお話してる、なんて、 幼稚園児にはもう溜まらんと思いません?(笑) 憧れでしたね、私のとこにも来ないかなって、思いますよそりゃ。 偶然美術の本で見つけて、うわあ!あの絵だ!って。 そっから私のこの…ビョウキが始まったといっても過言ではない絵です。 その絵は修道院の壁に描かれたフレスコ画で、 日本に来る、なんてのはまず物理的に無理な絵でした。 現地に行かないと現物は見られない。 その絵はフィレンツェにあって、ずうううっと行きたいなぁ… 見たいなぁ…と思い続けていた絵でした。 でも海外、行きたいところも見たいものもいっぱいあるわけですよ; なかなか行けずにいましたが、今回まあ、 映画見たりマンガ読んだりで家族もその気になり、 ようやく夢が叶ってあの街へと飛んだわけです。 サン・マルコ修道院 フラ・アンジェリコ『受胎告知』 ![]() もおおおおこの演出!!やばいと思いません!? 二階の僧坊へ登る階段の先にありました。 ![]() この天使が本当に好きで好きで… マリア様になりたいとかじゃなくてこの天使になりたかったかもしれない。 修道士らしく女の描き方はなってませんがw天使のこの翼の表現がねー! すごいんですよ… フラ・アンジェリコは何枚も受胎告知描いてますし、 もうちょっと豪華な絵もあるんだけど、 この絵が一番静かで品があってドラマもあって好きだなあと… 時々うちの作品の背景に写ってるので見た方も入ると思いますv ![]() こんな風にv 今は美術館となっているサン・マルコ修道院。 この絵のすぐそばで職員のおばちゃんがめっちゃ楽しげに大声で長電話しててw そのそばでうわあああ;;;って私号泣してるのにねぇほんと…空気読んでw イタリアの公務員さんは(ローマとフィレンツェしか知らないけど)、 自分の話最優先ですね~電話もしてるしスマホ見っぱなしだし; 与えられた仕事をこなしてればお客さんに向き合ってなくても大丈夫な文化でしたw お店もそう。ずううっと友達と話してて、 お会計して店出るまで私に対しては一言の言葉もないとか、まあ普通でしたw 今回の旅で見たかった絵、彫刻、芸術品や建物はこの他たくさんあって。 フィレンツェ…というか、イタリア主要都市は徹底的なんですよほんと。 コンパクトな30分徒歩圏内にものすごい芸術が詰まってるの。 実質三日間の滞在でしたが、日々二万歩以上歩き回ってね。 ほぼ引き篭もりの運動不足人間がよく頑張りました; 『ここまで来たら見たい!』ただその一念です。 もう一枚、礼拝堂に飾られていた受胎告知、 見たかった絵がこちら。 ![]() シモーネ・マルティーニの受胎告知。 この二枚の絵、どちらも大きくて、天使が優美で高貴で… ほんと好き… しかしこちらも、余計な水を注されるのであった; この絵はウフィツィ美術館にあるのですが、この絵のまん前でね、 日本人ガイド(個人ガイドと思われる)とお客お二人が陣取って延々説明ですよ。 天使の名前から説明って遠すぎるだろ!! その背後で海外のお客さん、みんな写真撮りたくてうずうずしてるのに、 全く意に介せずで説明…日本人としてちょっとどうかと思いましたよ; 日本人の美徳って、見ましょう、じゃあ、ちょっと脇に寄って説明しますね、 みたいな気の利かせ方にあると思うんだけども; この絵もすごく見たかった絵だけになんだかなぁ;という気分で、 長い説明が終わるのを待ち…声かければよかったかねぇ… ![]() フィリッポ・リッピの聖母子像。 イエス君がもうよいではないかよいではないかのお代官様のようにいやらしいw しかしこのマリア様は清楚で美しいですわ~~v リッピは修道士でしたが、見かけた尼さんがあまりに可愛かったんで駆け落ちしてねw その尼さんがこのマリア様のモデルですよ。 まあこれなら駆け落ちもするわ~~ってくらい可愛いv フラ・アンジェリコは修道士の鏡のような人で真面目、 女なんか見向きもしなかったんであんな(あんな)胸もないマリア様なんですが。 リッピは生臭坊主でそんな感じなのでこんなリアルなマリア様v なかなか面白い対比ですよね(笑) リッピは息子のフィリッピーノ・リッピも好きで。 偶然潜りこんだ教会で生絵を見て、あれ?これはもしや…と売店に駆け込み、 絵葉書を買いました。 そしたら売店の尼さんが『フィリッピーノ・リッピの絵ですよ』って教えてくれて! ふごおおおおお!!やっぱり!!!パパの絵も好きだし息子の絵も好きなのよv あれはオリジナルの絵なの?そうよ!って、ちょっとだけお話したりv 歩けば芸術品に当たるw マリア絵画ってのはその画家の好みの女のタイプの極地だと思うんですよね。 みんな自分の奥さんとか、理想の『清楚』な女を描いてる。 だからみんな若くて綺麗で…特にフィレンツェではルネサンスが起こって、 形式的じゃない絵画、人間味のある人間を描く、そんな文化が花開いた地。 そんな中浴びるほど美しいものを見てきました。 念願も叶って、大満足な旅でした。 ひとつ残念だったのは、ヴァチカンの公式グッズ。 公式十字架が教皇が代替わりすると変わるみたいなんですがね。 私はヨハネ・パウロ二世のクラシカルででかい十字架が好きで、 以前ドイツを旅行した際買いまして。サイン入りブロマイド入りw 前回のヴァチカン訪問の際はその次のベネディクト16世の時で、 このときも公式十字架めっちゃ楽しみにいったんですが、 この方の十字架は前衛的でなんかねー違ったんだよねー; そんで今回、フランシスコ教皇に代わってて、さてどんな十字架かな~と。 ちょっとでかい博物館や美術館には、 スーヴェニールコーナーにヴァチカングッズが置いてあるので、わくわく覗きましたw でも行く前からなんか、この教皇さんのは素朴で、小さくて、 下手したら木製だったりしてwなんて予想してたらねー やっぱ小さくてかわいい十字架でしたw まあ、生きてるうちに三代も教皇変わるなんてそうそうないだろうから、 貴重な体験でしたけども。(信仰心は全くないので悪しからずw) ![]() あとはダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェッリ、 って書くだけでそうそうたるメンバーじゃないですか; ドナテッロ、カラヴァッジョ、ブルネッレスキ、ヴァザーリ…もう大変ですよw メディチの権勢、フィレンツェという街の歴史とパワーを吸収してきました。 写真がいっぱいありすぎてもう編集が追いつかないので; 少ない枚数でしたがだらだらとお話してみました。 ちょこっとインスタの方にもUPしてありますので、もしよかったら覗いて下さい^^ さてさてそんなryoさんは、時差ボケでボケボケしながらサッカー見て睡眠不足w それでも来月の八翼祭へ向けじりじり準備を進めています; 牛歩ですけど;;なかなか進まないよー;; がんばってます; 八翼祭は10日くらいには決めたい!と思ってますがどうなることやら; 8月のイベント準備にも響いてくるのでちょっと思案中です; 色々決めましたらまた改めて告知いたしますのでもう少々お待ち下さい~~ ![]() ≪minne SHOP開店中!≫ ![]() http://minne.com/bxm 上記から【minne】のお店に飛びます~是非覗いてくださいv ≪当SHOPツイッター≫ 【@shop_B_M_ryo】にて随時作品情報を呟いております。 最新情報はツイッターが早い! アカウントがなくても見るだけでもどうぞv 1日数ツイートなので煩くないかと^^; 是非フォローミーv Etsy SHOP はこちら!(まだお休み中…) https://www.etsy.com/shop/xBalsamicxMoonx ![]() レジン レジンアクセサリー ハンドメイド ハンドメイドアクセサリー 手作りアクセサリー 手作り レジンパーツ UVレジン ニ液レジン ハンドメイド雑貨 手作り雑貨 ゴスロリ ロリータ ゴシック&ロリータ ハロウィン ハロパ hyde Gackt 翼 天使 悪魔 吸血鬼 堕天使 天然石 パワーストーン ヴィンテージビーズ ジャパンヴィンテージ パール ガラスビーズ ビーズ ガラスパール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.29 21:38:53
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