複雑に見えるプログラミング、実は簡単なのです!
プログラミングがとても難しいと思っているみなさんへ。前もってお断りしておきますが、これを読んだからといって、プログラミングの操作ができるようになる訳ではありません。プログラムの仕組みが簡単だと分かるということです。プログラムの仕組みについて僕なりに簡単な例を考えてみました。※例文の下にプログラムのソースコードのが続いています。<例文>==================================================================複雑に見えるプログラミング、実は簡単なのです。プログラミングを例えていうなら料理に似ています。料理は、具材を入れ、塩・砂糖・コショウ・しょうゆ・みそ・酢などの調味料で味をつけていきます。プログラミングもこうした作業に似ているのです。具体的に説明しましょう。Aという料理を作るのに、具材はニンジン・ピーマン・レンコンを使い、塩・コショウをかけて2分炒めて、砂糖・しょうゆをいれて10分煮込んで完成する料理があったとします。最終的には、「Aという料理を作る関数(手順)」を定義します。「Aという料理を作る関数」というのは、料理の手順を示したものと考えることができます。まず、ニンジン・ピーマン・レンコンの数値を決めます。1がニンジン、2がピーマン、4がレンコンとします。次に塩・コショウ・砂糖・しょうゆの数値を決めます。8が塩、16がコショウ、32が砂糖、64がしょうゆということにします。プログラミング上で料理をします。まず、鍋という変数(プログラミング上の入れ物)を用意します。そこに、ニンジン・ピーマン・レンコンを入れます。ニンジンの数値とピーマンの数値、レンコンの数値を、鍋に足した値のことを「具材を入れた状態(7)」とします。そして、塩、コショウを鍋に入れます。具材の合計値に、塩の数値とコショウの数値を、鍋に足した値のことを「調味料1を入れた状態(31)」とします。次に、2分炒めます。この行為を、鍋に2をかけるということにします。この値のことを「炒めた状態(62)」とします。あと、砂糖・しょうゆを鍋に入れます。砂糖の数値としょうゆの数値を、鍋に足した値のことを「調味料2を入れた状態(158)」とします。最後に10分煮込みます。この行為を、鍋に4をかけるということにします。この値を「料理完成の状態(632)」とします。これでAという料理の出来上がりです。最終的な値は632となり、これがAという料理になります。具材を全部入れる「具材を入れた状態」のとき7、具材に塩とコショウを入れる「調味料1を入れた状態」のとき31、これを2分炒めた「炒めた状態」のとき62、砂糖としょうゆを入れた「調味料2を入れた状態」のとき158、10分煮込んだ「料理完成の状態」のとき632です。それぞれの状態ごとに数値が違うことが分かると思います。これらの数値のときにパソコンに表示される絵を変えてやれば、料理を作っている映像の出来上がりです。そして、「Aという料理を作る関数」はひとくくりにして、現在書いているところとは、別のところに書くことができるのです。プログラミングではこんな数値のやりとりを、ただやっているだけなのです。複雑に見えるプログラミング、実は簡単なのです。==================================================================僕は、プログラミングを料理に例えてみました。みなさん、どう思いましたか?※ このプログラムは上から順に実行されていきます!※ //より後ろはコメントです!※ /* */の中はコメントです!----<料理を作ろうプログラミング(ソースコード)>---------------#include < stdio.h>//具材数値定義#define NINJIN/*ニンジン*/ 1 // ニンジンを数値の1とする#define PIMAN/*ピーマン*/ 2 // ピーマンを数値の2とする #define RENCON/*レンコン*/ 4 // レンコンを数値の4とする//調味量数値定義#define SIO/*塩*/ 8 // 塩を数値の8とする#define KOSYO/*コショウ*/ 16 // コショウを数値の16とする#define SATO/*砂糖*/ 32 // 砂糖を数値の32とする#define SYOYU/*しょうゆ*/ 64 // しょうゆを数値の64とするmain(){ // ここからプログラミングが始まる // なべという変数(入れ物)を用意して値を0とする int Nabe/*なべ*/ = 0; // なべ変数にニンジン・ピーマン・レンコンを入れる Nabe = NINJIN + PIMAN + RENCON; // 具材を入れた状態の値を表示 printf("具材を入れた状態の値は%dです!\n",Nabe); Nabe += SIO + KOSYO; // なべ変数に塩とコショウを入れる // 調味料1を入れた状態の値を表示 printf("調味料1を入れた状態の値は%dです!\n",Nabe); Nabe *= 2; // 2分炒める // 炒めた状態の値を表示 printf("炒めた状態の値は%dです!\n",Nabe); Nabe += SATO + SYOYU; // なべ変数に砂糖としょうゆを入れる // 調味量2を入れた状態の値を表示 printf("調味量2を入れた状態の値は%dです!\n",Nabe); Nabe *= 4; // 10分煮込む // 料理完成の状態の値を表示 printf("料理完成の状態の値は%dです!\n",Nabe); scanf("%x",&Nabe);} // プログラミングの終了-----------------------------------------------------------------このプログラミングを実行すると以下の結果が表示されます具材を入れた状態の値は7です! 調味料1を入れた状態の値は31です!炒めた状態の値は62です! 調味量2を入れた状態の値は158です!料理完成の状態の値は632です!