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2005/06/09
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 前回までの活用のお話に今日は付け加えです。以下の4つの動詞にまつわる知識を活用と一緒に覚えておきましょう。中学校でも用言の活用とともに教わるはずです。中学受験の方もあとに出てくる『ら抜き言葉』だけは知っておかれたほうがよい話題だと思います。

1 音便
2 可能動詞(「ら抜き言葉」との関連で)
3 自動詞・他動詞
4 補助用言

それでは順に見ていきましょう。

1 音便

 音便(おんびん)とは、五段活用の動詞の連用形や形容詞の連用形で起こる音の変化のことを言います。動詞には3種類の音便があります。いずれも『五段活用動詞の連用形』でしか見られません。「て、で、た、だ」に続く連用形のときに音の変化が起こります。下記の例は「て」をつけて取り上げています。

a)イ音便  「い」の音に変わるので「イ音便」という。
   
   書く  書きて → 書いて 
   泳ぐ  泳ぎて → 泳いで

b)促音便  小さい「っ」(促音:「そくおん」という)の音になる。 
   
   知る  知りて → 知って
   買う  買いて → 買って

c)撥音便  「ん」(撥音:「はつおん」という)の音になる。
   
   飛ぶ  飛びて → 飛んで
   遊ぶ  遊びて → 遊んで


◎ ポイント 三つの音便の区別ができるようにしよう!

2 可能動詞

「可能動詞」とは、五段活用動詞に「できる」という意味が加わって「下一段活用動詞」になったものです。もともとは五段動詞であったことがポイントです。

五段 → 下一段(可能動詞化)
泳ぐ → 泳げる
書く → 書ける
飲む → 飲める

【可能動詞と「ら抜き言葉」】

助動詞「れる・られる」を使ったものは可能動詞とは言いません。また五段活用動詞以外から作ったものも可能動詞ではありません。

例)すぐ見られる  
  外に出られる
  三十分で来られる

 上記の「見られる」「出られる」「来られる」は、「れる・られる」という助動詞を使っていますから可能動詞とは言いません。さらに、もともと「見る」は「上一段」、「出る」は「下一段」、「来る」は「カ変」ですから、可能動詞とは言わないわけです。

ちなみに、次のようなものはどうでしょうか。

見れる
出れる
来れる

 先に挙げた例から「ら」が消えているのは分かりますか。こういう「られる」の「ら」を取って使う使い方をと、 『ら抜き言葉』といいます。こういう使い方をする傾向が若年層を中心にあると言われています。もともと、五段活用・サ変には「れる」を、それ以外の上一段・下一段・カ変には「られる」を使うのが正しい使い方ということになっていますが、 『ら抜き言葉』として広く使われています。

 少し、立ち入ったお話をします。実際には「られる」をつけるときは「尊敬」の意味で、「れる」を使う「ら抜き言葉」は「可能」の意味で使い分けされています。例えば、「走れる」は可能動詞なのですが、五段動詞の「走る」に「れる」がついたのではありません。「走る」の未然形は「走ら-ない」ですから、助動詞「れる」をつけたなら「走ら-れる」です。「走られる」だと「尊敬」の意味に感じられませんか。「走れる」は「走られる」の「ら」を取ったものと受け取られたのでしょう。こういう動詞があるために「られる」をつけるときは「尊敬」の意味で、「れる」を使うときは「可能」の意味で使うと誤解され広まったと考えられます。この話題は中学入試・高校入試を問わず、あちこちの入試問題で取り上げられていますので知らなかった人はこの機会にぜひ理解しておいて下さい。

3 自動詞と他動詞

 動詞の動作・作用が主体(自分)にとどまるものを『自動詞』といい、動詞の動作・作用が他の対象(他のもの)に及ぶものを『他動詞』といいます。

もう少し分かりやすくしましょう。

「~が」(主語)と一緒に使うのが『自動詞』。
「~を・に」(対象)と一緒に使うものが『他動詞』。

例)ゴミが集まる(自動詞) ゴミを集める(他動詞)
  水が流れる (自動詞) 水を流す  (他動詞)

4 補助用言
 
 動詞と形容詞のうち、本来の意味は薄れて形式的、補助的に使われるものをそれぞれ補助動詞、補助形容詞といいます。補助動詞と補助形容詞をあわせて補助用言と言います。 補助形容動詞は存在しません。一つ一つ見て行きましょう。

a)補助動詞

例)テレビをみる。 目・視力でみるという本来の意味。
  食べてみる。  目・視力でみるという本来の意味ではない。

 同じ「みる」をわざとひらがなにしてみました。どちらが補助動詞か分かりますか?後の例文が補助動詞です。まさか口に入れて食べたものを「オエッ!」と吐き出して見るという意味ではありませんね。これは「試しにやる」という意味で本来の用法とは違います。中1のころ文節の関係で「補助の関係」というのをすでに学んでいると思いますが、「て・で」の後に使う「みる・いる・くる・ある」などの言葉が補助動詞だったのです。補助動詞は普通、「~て・で」+「補助動詞」の形で使います。

b)補助形容詞

例)本がない。   「存在しない」という本来の意味。
  楽しくない。  前の文節のただの打ち消し(否定)

 どちらの「ない」が補助形容詞なのか見分けがつきますか?補助動詞の場合のように目印となる「て・で」がないので厄介ですが、形容詞「ない」の本来の意味は「存在の否定」です。したがって、後の例文が補助形容詞です。他に「静かで(は)ない。本で(は)ない。」と使われたりしても、その「ない」は補助形容詞です。補助形容詞まで問われる問題はそんなに見かけることはないのですが学校の定期テストで範囲が決まっているときは出題されることが多いようです。

 最後に、このブログのフリーページの欄に4回にわたってお話してきた『用言の活用の整理問題』を掲げておきますのでやってみてください。私書箱に解答を投函していただければ正解を返信いたします。今日はここまで。

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Last updated  2005/06/11 08:17:29 AM
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