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テーマ:中国&台湾(3304)
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中国語(北京語)を学ばれている方で、「歌詞カードノート」を作られている方は
少なからずいらっしゃることと思います。 ワタクシもその一人で、気に入った曲は歌詞をノートに書き写し、読めない漢字に ピンインをふったり、意味のわからない単語の意味を書き添えたりしております。 楽しみながら語学上達、というわけで、なかなかお気に入りの学習方法です。 言語学的な専門用語でいうところの「シャドウイング」にも該当するのではないかと、 個人的には思っております。 さて、今回の課題曲(?)は、蔡依林の「就是愛」でした。^^ 歌詞の中に「驟」という単語がありました。「突然、にわかに」という意味だそうです。 日本の辞書(=大陸の発音)には「zhou4」と載っていましたが、CDでは「zou」に聴こえたので、 「國語日報辞典」を確認してみたところ、「zou4」と載っていました。 今回に限らず、大陸と台湾の中国語(北京語)においては、その歴史的背景を受けて、 少なからず相違があります。 何を言っているのかわからない、というレベルでは決してありませんが、 自分がどちらの中国語(北京語)を学習したいのか、にあわせて、 教材選びから考えていくのが適切ではないか、と思います。 大陸の普通話を学びたい人が、台湾ドラマや台湾ポップスを教材として北京語の学習を 進めていくと、大陸では通じない発音や言い回しを自分に刷り込むことが必然的に発生します。 従って、初めからそのような学習方法は採用しないか、または、そのようなリスクがあることを 気にしながら利用していくのが適切かと思います。 一般に市販されている、「中国語」の音楽やドラマ、映画はその多くが台湾のもので、 そこで話されていたり歌われている言語は台湾の北京語(台湾華語)であり、 大陸の普通話とは異なっています。 とはいえ、「普通話」の学習に音楽やドラマ、映画が利用できないというわけではなく、 那英などの大陸歌手の歌や還珠格格などの大陸ドラマ、張芸謀監督作品などの大陸映画、 ということであれば、このような問題は気にせずに採用できることと思います。 ワタクシがこれまでに触れてきた台湾の北京語と大陸の普通話の違いについて、 フリーページに簡単にまとめておりますのでよろしければこちらもご覧下さい。 ■ 前書き 台湾華語と大陸漢語について ■ 発音違い編 ■ 単語違い編 ■ 茶の中国語編 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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