2006/07/06(木)07:31
短期留学、雑考。
今年のGWで短期留学12回目と、もはや「短期留学中毒」なワタクシですが、
他の参加メンバーにも、「短期留学リピーター」という方も少なからずいらっしゃいました。
ワタクシの短期留学略歴
予算的にも(目安として約20万円~)、時間的にも(少なくとも1週間は必要)、
そんなに容易なものではないはずですが、何がそれほどまでに魅了するのか、
つらつらと考えてみました。
きっかけは様々ながら、仕事ではなく趣味で語学を学ばれる方は意外と多い。
「留学」に対して漠然とした憧れを抱きながらも、現実の生活を考えると諦めてしまっていた。
「留学」といえばそれは一般には1年以上の長期留学を指し、すなわちその間、
日本での生活を中断することになる。社会人であれば会社を辞めねばならず、
学生であっても、交換留学や単位振替制度を除き、休学しなければその実現は困難である。
そんな中、短期留学であれば、GWやお盆休み、年末年始を利用して参加することができる。
学生であれば、夏休み、冬休み、春休みに、3週間~6週間といった、短期留学ながらも、
それなりにまとまった時間を確保することもできる。長期留学のように日本での生活を
中断するといったハードルやリスクはなく、駅前留学とは全く訳が違う。
観光旅行の延長で、留学気分が味わえる。
参加者は日本各地から老若男女問わず集まってくる。まれに友人同士で参加される方も
いらっしゃるが、基本的には1人で参加、すなわち現地には知人は誰もいない。
参加者は現地で初顔合わせ、気が合えば帰国後も連絡するし、そうでなければその場限り。
長期留学であれば人間関係を重視し気を遣う必要もあるが、短期留学であればそれもなし。
参加者の語学レベルもまちまち。長期留学であれば結果を出さないと留学終了後に
自分自身が大変な目に遭うが、短期留学であれば自己満足できればそれで十分であり、
客観的な結果は必要ない。非常に気楽なものである。
また、時間的にも、中だるみする前に帰国の日が来る。ハイなまま駆け抜けられる
という意味では長期滞在より刺激的であり、濃い時間が過ごせるかもしれない。
学費を含めた旅行代金は、決して安くはないものの、目的のある海外旅行と考えれば、
十分に支払う価値があるのではないか。
現実生活は維持(=基本生活でのリスク回避、安心確保、新規義務なし)しつつも、
「海外生活の特別感」「海外生活を知っている感」「言葉が通じて努力が報われた感」
「単なる観光旅行ではない感」「遠すぎず近すぎない、ゆるやかな人間関係」など、
日常離れした刺激と、自尊心の充足によって、中毒性を発揮しているのか。
短期留学では、共通の関心事がある人が全国から集まってくるわけで、
そこで知り合った人たちはその後も仲良くなりやすいのではないでしょうか。
短期留学仲間は、いまのワタクシには欠くことのできない、貴重で大切な存在です。
留学に行こう、という意思のあるみなさんですから、帰国後もそれぞれに
自分の目標を目指して頑張ったり、または目標そのものを模索してみたりと、
とにかく前向きに頑張っている人たちで、会って話すとこちらが満たされる感じがします。
留学時代の思い出話に花を咲かすもよし、留学時代の独特の空気を思い出して浸るもよし。
彼ら彼女らとの交流は今後とも、死ぬまで(?)、続けたいと思っています。^^
世代的にも同世代は同世代でもちろん楽しいのですが、
ちょっと上の世代やちょっと下の世代というのもまた楽しいです。
また、日常生活では味わいにくく、短期留学では味わえるのが、
両親の世代、または、それ以上の世代の方々との交流です。
大学の先生や会社の上司であれば、世代の違いの他に、上下関係が生じてしまいますが、
短期留学であれば、ある意味対等な、個人同士の付き合いができます。(無礼者にて失礼!)
でも当然、人生の大先輩であるわけで、そんなところで拝聴するお話というのもまた
大変に価値があるものと感じる次第です。
・・・かくしてワタクシは13回目の短期留学へ!? ^^
註 : ワタクシには長期留学の経験がありません。
誤解や偏見などもあるかと思いますがご容赦下さい。