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テーマ:台湾へ、通おう。(324)
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2008年8月5日(火)のこと。
日本時代に作られた台湾南部のダム、烏山頭水庫を訪れました。 1920年開工、1930年完工。 従来は旱魃と水害に悩まされ、農業に適さなかった嘉南平野一帯が このダムによって見違えるように豊かな穀倉地域に生まれ変わったそうです。 ▼烏山頭水庫 設計及び建設の中心人物であった八田與一氏は今なお 地元の人々に敬われ慕われているそうです。 ▼八田與一銅像 後ろに見えるのは、奥様の外代樹さんとともに眠る日本風のお墓です。 今も湖畔に腰を下ろす銅像は、生前に作られてものだそうです。 「ダム建設は皆の力によるものであって個人の実績ではない」と、 嫌がる本人を地元の人々が説得し、1931年に作られたのだそうです。 太平洋戦争の戦況が悪化する中、金属供出の指示が下りましたが、 地元有志により隠されて難を逃れ、戦後、ダムの事務所前に戻されたそうです。 が、それもつかの間、國民黨の時代に入り、地元有志により再び隠され難を逃れ、 1981年に再び、ダム湖を眺められる場所に戻されたのだそうです。 ▼八田與一氏の銅像の前に広がるダム湖 これほどの偉人の前に、偉人と凡人の差は何から来るのやらと ぼんやり考えるのが精一杯でした。 ただ、夢や目標を具体的に描くことは、重要なポイントの一つかな、とも思いました。 ・・・かくして少しばかり敬虔な心持になったワタクシですが、 この銅像周辺はむちゃくちゃ蚊が多く、 応戦して5~6匹はやっつけたものの、14個所もかまれました。(> <) というわけで、蚊で気持ちが乱される程度に、ワタクシは小さい人間のようです。^^; ▼八田與一紀念館 小さい展示室ではありますが、彼にまつわる展示が大変充実しています。 烏山頭水庫や八田與一氏に関するビデオを見せてくれます。 何も言っていないのに日本語版を用意されてしまいました。^^; このビデオのさらに詳しいバージョンのDVDが売られています。 500元/枚で、國語版、台語版、日文版の3種類があります。 國語版を買いましたが、台詞は全て字幕つきで内容は理解できるので、 台語版を買えばよかったと少し後悔。^^; ▼八田與一氏の年譜 館内の八田氏の年表は日本語しかありません。 なぜ日本語のみ?、と聞いたところ、日本人観光客が多いし、 台湾人も漢字を見ればだいたい意味はわかるから問題ないとのことでした。 ・・・そういう問題!?^^; また、31歳の時に16歳の女性と結婚とは、なんとも羨ましい~。 ・・・こうした本質的でないところについ着目してしまうあたり、 ワタクシの凡人ぶりが滲み出ておりお恥ずかしい限りです。^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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