420196 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

北京五彩繽紛~Colors of Beijing

北京五彩繽紛~Colors of Beijing

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

xiao-mi

xiao-mi

Headline News

Category

Favorite Blog

だーれんの中国帰国… だーれんさん
じゃんす的北京好日… じゃんすーさん
リーガオブログ 北京リーガオさん
MOTOの東京下町ライ… moto110さん
レジャーサービス研… レジャ研所長さん

Comments

ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
通りすがり@ ■加藤嘉一の南京大虐殺論争における立場 2009年、陸川監督によって製作された中国…

Freepage List

2010.04.11
XML
カテゴリ:中国の日本人
10日の日経新聞の一面を飾った、加藤嘉一さん。

日経新聞http://www.nikkei.com/

個人的には“さん”じゃなくて、留学初期の友人の一人として
習慣的に「加藤くん」と呼びたい気持ちではあるけれど、
この彼へのインタビュー記事への反響がtwitter上でも大きくて、
こうして海外に暮らす日本人の一人として、「よく言ってくれた!」と同時に、
彼に表現の場を与えてくれた日経新聞に感謝したいと思う。

総じて日本人は内省的で、状況が悪くなると思考も行動も一層じっと留まりがちになる。
その中で徐々に外への関心が薄れがちになり、
世界のつながりの中の一部である存在としての日本を意識しなくなる。
それが先日の「日本を降りない若者」の増殖につながる。
これまで先人が世界に示してくれた日本の貢献や礼儀正しさは、
彼の言うように日本人への信頼感や尊敬に通じていて、
海を渡る中国人に比べてはるかに安いリスクを背負っているに
すぎないことを気づいてもらいたいと思う。

加藤くんは自身のことを「出る釘」と例えているけれど、
彼の場合、出ているというより、
打つ場所の面積に比較し釘自身が大きすぎるのだと私は表現したい。
だから普通の新卒者のように日本の企業に就職する必要もないし、
彼の言うよう、適齢になるまで海外を見聞して器を磨き、
大きい視点から日本にアプローチできる人材に育ってもらいたいと願うのである。

その一方で彼が日本に戻るまでに、
多様な価値観や人材を受け入れる土壌を日本が醸成していることも願いたい。

加藤くんが掲載されている記事を読んで思ったのは、人にはそれぞれに役割があり、
与えられた役割をより高い次元で発揮できるよう
それぞれ人生に課題が用意されているのだということ。


多分、彼はサラリーマンには不向きだろうし、
いわゆる世間のお父さんお母さんにとっての「理想的な息子」にも該当しないだろう。
(多分彼のご両親は彼を誇らしく感じているでしょうけれど。
この息子にして度量の狭いご両親はありえないから)
ただし彼にしかできないことがあり、その役割を素直に担おうとしているだけに見える。

こんなことを言うのは、私自身、北京に来てから、
日本では接触できなかったような
人間的にも度量の大きい人たちに出会うことができたと同時に、
ある感情との折り合いが充分つけられなかった経験があるからだ。

私がついていない状態のときに、彼ら彼女らは軽々とステップアップしていき、
それと比較して自分の無能さを嘆いたり焦ったりを繰り返していた。
理想と現実のギャップが苦しかった。
でも今になり、例えば加藤くんがやってきたことと同じことができるのか、とか、
彼と同じように興味を持ってやり続けてこられたのかと問われるとそれは完全にNO!だ。
彼に役割があると同時に、私には別の役割があるのだから。

確かに彼ほど遮二無二やってきたかというとそれははずかしい限りだけれど、
自分の役割のことを考えることが先決で、
比較して焦るのは反応としてムダだろうと時間が経って徐々に気がついた。
そうなっていくと、肩の荷が下りたかのようにすっきりしてしまった。

加藤くんのインタビューを読んで、いろんな考えが頭を過ぎった。
これを一旦文書として整理させてくれた加藤くん、そしてまた日経新聞にも感謝だな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.04.11 11:19:24
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.