2010/05/23(日)11:49
スクール・ハラスメント!?≪3:義侠心≫
≪ 連載3回目です ≫ 野球部は、中心となる3年生が修学旅行の規則違反で抜けてしまい2回の県外遠征試合では、大敗を喫しました。 野球部の父兄達は、たとえ自分の子が出場しなくてもいつも朝早くから送迎や荷物持ちで駆り出されているのでやがて、この顧問の対応に不満が出てきました。 そこで、野球部員のお母さんたちは、子どもたちも交え有志で話し合いを持ちました。カズ君は、他の級友や部員達が、規則違反をしていたのを知っていましたが告げ口するどころか、その子たちの名前をどんなに聞かれても「 僕の立場では言えません。」 の一点張りでした。 そんな話し合いの中から、事の 真実 を知った一人のお母さんが教頭先生のところへ話しに行き、ようやく事が公になりました。 そして、修学旅行での 規則違反 と、野球部の顧問が独断で決めた 処罰 が、校内の問題として取り上げられることとなりました。 カズ君が 処罰 を受けていた頃、同じ野球部員でもある 生徒会長 はカズ君に向かって、会長らしく「 役員なんだから、ちゃんとやってくれよな!」 と、苦言を呈していましたが、実は彼もお菓子や、規定以上のお小遣いを持って行っていたのでした。 それが 発覚 すると、生徒会長 君は「 お菓子は京都駅で拾った。 お金は、知らないうちにバッグに入っていた。」 などと白々しい 嘘 を言い、その 母親 は学校へ乗り込んで行って
「 うちの子が 無実の罪 を着せられた!」
と、野球部員達の見ている前で、顧問の名前を呼び捨てにして口汚く罵ったのだそうな。 ( 次回、最終回です m(_ _)m )