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2018年12月08日
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テーマ:動物愛護(568)
異なる噂が流れているようなので、
取り急ぎご報告をと思いました。



​私は…カウンセラーへの転身も、​
​​カウンセラー優先の活動もしてないです。​

ただ、履いてる草鞋を

もう一足追加しただけです。



私は、​「いのちのはうす保護家」代表​として、

出張や視察、情報発信、

外回り、講演講師、

活動​改革の勉強(独学ですが)等をしていますが、​

私は以下のまま何も変わらず「現場人」です。



​​​​​①保護施設管理責任​​


​ 

​​②保護猫カフェ責任者




③フリーペーパー総責任者




​​④老犬デイサービス



​私は、多くの犬猫を介護してきた中で、

1匹1匹異なる介護法や、

全てに当てはまる介護技法に

気付きました。

それを役立てていきたいと、

「老犬介護カウンセラー」​


という新しい取り組みも追加しました。


一足の草鞋が年々増えていき、

今年は5足目の草鞋も履いた…

というだけです。


正しく説明すると・・・

​「ボランティアさんのサポート力、

スタッフの判断力、技術力の向上、

それがあるからこそ、

​5足目の草鞋も履けるようになった」​


・・・というわけでしょうね。





来年はまた更に、

6足目の草鞋を履くだろな…

という計画もあります。






「忙しいでしょう?」と、

いつも聞かれますが、

私は全く忙しいと思っていません。

もし私を見て​「忙しい人」​

そう感じたときには、

「山下は時間の使い方が下手だな~」

と苦笑いして下さい(^^)




​「苦労」「努力」​

今の私には無縁の言葉だと思っています。



頑張ってる風に見えるかもしれない、

体をいじめ過ぎだと見えるかもしれない、

でも、私自身には、

そんな気持ちが一切ないんです。



​「今やってる事は、いつか必ず良い​未来に繋がる!」​

明るい未来に向けて動いてるだけなので、

一段一段、階段を登っていき、

どんどん夢(目標達成)に近付いているという

喜びしかありません。



睡眠時間やオフの時間がもったいないから、

その時間を削っているだけで、

​「身を粉にして」「自分を犠牲にして」​

の言葉も、私にはあてはまりません。

もちろん、数年前を振り返ったときに

「あの時は苦労してたんだなぁ~」

「あの頃は相当な努力してたんだなぁ~」

と、後になって気付きますが(^^;


更に正直言ってしまうと・・・

手を差し伸べられない命、

看取る悲しみ、

​外部から襲い掛かる心の暴力、

代表がゆえにかかる責任と重圧感、

でも、この感情は、

私にとって必要な感情だと思います。



自分が悲しみ、傷つき、苦しむことは、

前に進むきっかけとなっているから。





今、発信するべき事も多々あるのですが、

また後ほど、ご報告したいと思います。





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〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      いのちのはうす保護家 
090-4484-5165(担当フジイ)


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最終更新日  2018年12月08日 22時57分51秒
2018年11月15日
カテゴリ:猫ホスピス
​​※前編「リンパ腫と戦う松子を書けなかったのは…」
https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201811150000/




「週一の抗がん剤治療の他に何の治療をしてるの?」

藤井副代表に聞いたときに、

​「エンドキサンという抗がん剤​」​



​​「・・・えっ?!」



シクロホスファミド(エンドキサン)は、

毒ガスをヒントに開発されたといわれている抗がん剤、

「揮発性を持った化学薬品」だと言われています。

ただ、効果の高さがあるからこそ、

エンドキサンに変わる抗がん剤は

なかなか開発されないんでしょうね…。

正直、とてもリスクの高い危険な抗がん剤です。


松子の呼吸と一緒に空気中に拡散し、

​犬猫だけではなく、人間への発がん率も高いのです。​



​​「ねぇ、エンドキサンの危険性知ってると?」​​

私の問いに、返ってきたのは・・・

この写真でした。



「松子に服用させるときは、この格好でやってるよ(笑)」
その写真に写る藤井副代表の顔は、

いつものおちゃらけたものではなく、

真剣さが伝わる表情でした。



藤井家は「松子の奇跡に賭けてみたい」と、

一日置きに、リスクの高い抗がん剤を服用させていたんです。

治療中は必ず換気をするか、外で風向きを考えながら

服用させなければいけません。

薬を飲ませる方も、被爆のリスクを覚悟しての治療なんです。

危険性を知ってて・・・

全てを分かったうえで・・・

藤井家は・・・

腹括ったんだね。




抗がん剤の微量被曝は、何年、何十年後に、

身体に異変が出て来ますが、

何の保証もありません。誰も助けてくれません。

​「自己責任」しかないのです。



「松子の奇跡を信じたい」

藤井家が発したその言葉は、

自分達へのリスクをも覚悟した上での

とても重い言葉でした・・・。

以下は、藤井家を代表しての藤井副代表からの言葉です。

「松子はまだ2才なんです!

2年しか生きていないんです!

抗がん剤の副作用もなく、

笑顔で毎日を過ごしています。

寿命をお金で買っているだけなのかもしれない…

でも、あともう少し…

松子に時間を与えてあげたいんです。

あともう少しだけ…

穏やかな日々を感じて欲しいんです。

山下由美代表は、<命を懸けて守る>

という本当の意味と行動を、

映画のモデルとなったひまわりから

学んだと話していました。

山下代表の言葉の意味を、

今、私は松子を通して


初めて知る事が出来ました。

自分の体のリスクなんてどうでも良い!

松子を守りたい気持ちを抑えられないんです。

どうか、松子に時間を下さい。お願いします。」



松子が、苦しい、辛い・・・そう感じたときに、

抗がん剤治療は終わろうと、藤井家も私も、

同じ考えでした。

それまでは、どうか治療を続けさせてください…

高額な医療陽を、松子一人の延命に遣う事は、

正しいのか間違いなのか、答えは分かりません。

いいえ…答えはそもそもないのかもしれません。

どうか、松子が一日でも穏やかな時間を過ごせますよう、

抗がん剤治療のご支援を宜しくお願い致します。

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​​
※「足長基金」には松子のページがありません。
私が、本当にこれで良いのか迷いが残り、
作っていませんでした。


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最終更新日  2018年11月15日 19時58分42秒
カテゴリ:猫ホスピス
​​
​二年前に保健所に収容されてた「松子」は、​

​人間に怯え、ケージの奥で震えていました…。​



​​顔面を強く咬まれ、

右の眼球は、機能を失っていました。
​​


直ぐに松子をレスキューしたのですが・・・
松子は、「猫白血病」でした。

当時は、猫の部屋数も少なく、

松子にはどこにも行き場がなかったのです。



​リスクが高すぎると分かってはいましたが、​

​半身麻痺猫専用部屋に、松子を入れる事にしました。​

みんな下半身麻痺の猫達だったので、

高い位置に松子のケージを置けば、

白血病の松子とケージ越しの接触も無いと思ったのです。



ちょっとしたミスで、この子達の寿命を

奪う結果になってしまう…

「松子を触らないでください」と、ケージに張り紙をしたり、

スタッフ、ボランティアさん達に何度も声をかけ続けました。



​リスクは大きい・・・​

​保護施設責任者として、私は失格だったかもしれない。​



でも、今の松子に大切なのは、優先すべき事は、

恐怖心を取ってあげる事だと思ったんです。



松子はケージの奥から、毎日毎晩、

私を目で追いながら観察していました。



そして・・・

やっと前に出て来れるようになり、



表情が出せるようになり、



​ケージから手を伸ばして甘えるようになりました。​



うれしかった!

松子から信じてもらえたことが、

​​すごくすごく、うれしかった!



だけど・・・

白血病の松子を、ケージから出してあげる事も、

接する時間も限られていました。

頭を抱えていた私に、

藤井副代表は、こう話を切り出しました。

「うちには、保護家から預かってる

白血病のニコマルがいるやん!

この際、藤井家は白血病専門の預かりになるよ!

白血病の猫達も今後レスキューしていこう?

他の猫達と同様に、白血病の猫達にも

生きる道を作ってあげたいとよ!」

藤井家は、​松子をきっかけに、

「白血病猫生涯預かり」

という役目になる事を、決断してくれたのです。



松子は、藤井家でノビノビとノンストレスの日々を

送ってきました。

松子の側にはいつも、人の温もりがありました。

発症しないまま寿命全うできるかもね♪
その位、松子は病気もせず元気悠々な子だったんです。



そんな松子に異変が起こったのは、

今から1ヶ月前・・・。

​松子は『リンパ腫』​と診断されました…。​​
​​


胸と心臓の周りに水が溜まっている状態でした。

​リンパ腫は、完治がないと言われている癌です。​



松子は白血病のため、抗がん剤治療しても、

効果はほぼない、余命を延ばすことは出来ない…。

それは分かっていました。



仮に、白血病じゃなかった場合も、

リンパ腫の抗がん剤治療は、短くて半年、長くても一年…

あくまでも「延命治療」に過ぎません。


「通院や副作用で苦しめてまでも、

長く生かす意味はどこにあるのか…?」

これが私の考えにありました。
これまで多くのリンパ腫の犬猫達を

介護と看取りをしてきました。

その経験から得た私の考えです。

決して、押しつけでも、きれい事でも、

放棄でも、正論だと思っていない事はご理解ください。


それでも私は、松子の抗がん剤治療を勧めました。

「抗がん剤の副作用がなければ、延命治療は有り!」

というのも、考えのひとつにあったからです。​



松子は、毎週抗がん剤治療を受けています。

なぜならば・・・

​松子の身体には、抗がん剤の副作用が一切出なかったのです。


ですが、喜ばしい結果とは裏腹に、

別の新たな課題が出て来たのです…。



抗がん剤治療には、莫大な費用がかかっています。
二つの方法をとっているため、

松子の抗がん剤治療には、​毎月10万円…​

大きな金額が動きはじめたのです。


​​リンパ腫は完治はしない…。​​

​​松子の寿命を、​​

​​毎月10万円で買ってるだけかもしれない。​​

その大事な10万円という大金は、

松子1人だけの延命治療ではなく、

​​今、生と死の瀬戸際で待っている子達に​​

​​手を差し伸べるべきお金なのかもしれない!​​

そんな想いが、私の中にはありました。


だからこそ、松子の高額な抗がん剤治療がスタートしても、

ブログやFacebookで、松子の状態報告や、

「松子の医療費のご支援をお願いします」

という言葉や文字が出せなかったんです。

​皆さんに「松子を助けて!」と、​

助けを求める事が出来ませんでした。



だけど・・・

今日、こうして動き出したのは、

藤井家の覚悟を目の当たりにしたからでした。



・・・・後編に続きます。
​​


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最終更新日  2018年11月15日 20時13分48秒
2018年11月01日
カテゴリ:猫ホスピス
​​
1月21日に愛護センターで保護され、

二ヶ月弱ずっと檻の中に居た老猫。



センター職員さん達も二ヶ月間、

人に馴れてくれるようにと、

頑張って下さってたようで、

保護当初の激しさは、

徐々になくなってきましたが・・・



人間を拒絶する心は強く、
心を開く事はありませんでした。



そして・・・



​衰弱は進んでいくばかり…との事でした。​




この仔には、もう看取りしか残されていない…



この子らしい最期を迎えさせよう!

3月末、レスキューを決意しました。

​命名「ミト」


ウーウーシャーシャー威嚇はありましたが、

決して咬んだり爪を立てる事はありませんでした。



なんとか、人を好きになって欲しいと、

なんとか、信頼関係を築けたらと、

スタッフは懸命に「ミト」と向き合おうとしましたが…



体を硬直させ怯えるばかり。

ミトは、懸命に自己暗示をかけている事に

気付きました。

​「…この体は私ではない…私ではない…」​と。



それは・・・



恐怖心、痛み、悲しみ、苦しみから、

​自分の心身を守るために自然に働く業、​

間違いなくそれは、「防衛本能」でした。​








ミトは、口の中がボロボロで

口の中が腫れ上がっていました。

歯茎の中に、悪い歯が埋まっている状態で、

切開しての抜歯…

とても大きな手術になりましたが…



抜歯して時間が経過しても、

ミトの痛みはなかなか取れない様子でした。

なぜ?悪い歯を全部取ったのに、

​なんで痛みが続くの…?​



ただでさえ、人間が嫌いなミトに、

通院治療が、どんなに苦痛でどんなに怖かったか…

それでも私達は、痛みを取る事を優先させました。

治療をレーザー治療へと変更しました。

​痛みさえなくなれば、もう無理はさせないからね…​

​ミトとそう約束しながら…。​



​この時すでに手遅れだったことを、​

​知る由もなく…。​





「猫ホスピス部屋」で、

仮眠を取っていた明け方、物音で目が覚めました。

​ミトが、激しい痙攣を起こしていたのです!​



​痙攣は、60分程続きました。​

​​なぜ痙攣が?

​​ミトの身体の中で、
​​一体何が起こってると?​​​




ミトのかかりつけ病院は、休診日でした。

先生に、個人メールでミトの痙攣の動画を送ったら、

直ぐにご連絡を頂きました。

「遠慮しないでミトちゃん連れて来て!
私は保護家さんの力になろうって
決心固まってるんだから!
自分に出来る事をやりたいだけだから!」

先生の優しさと、強い信念に、

魂が震えました。



ミトは、もう時間の問題でした。

細菌が脳に回ってしまったのです。

このまま入院させて、血管からの点滴を続けるか、

今日は点滴を抜いて、翌朝点滴を再開するか…

二つの選択しかありませんでしたが、

今夜は連れて帰ろうと判断しました。





苦しんでいるミト。

いつもミトを気にかけてたスタッフは、

思わずミトを抱きしめましたが…



ミトを下におろすよう、スタッフに告げました。

ミトが望んでいるのは、

人の温もりではなかったんです。

​​「1人にして欲しい…」
​それが、ミトが望む最期の迎え方でした。​



夜が明けるまで、ミトを見守りました。

苦しまない最期を、願いました。



グルグル歩き回り落ち着かないミト…。

​もう意識はなかったと思います。​

​細菌が脳に回り、違う意味で、​

​ミトはミトでなくなってしまったのです。​

私は、ミトを見守る事しか出来ませんでしたが…



「ねぇ、ミト…?」

話しかける度に、耳だけを傾けるミト。

朦朧とした意識の中でもしっかりと…。

それは・・・

​ミトが望んでいた距離感に、
やっと気付けた瞬間でした。​




​ミトにとって「声」は「体」だったのです。​

​「声」との触れ合い・・・​

それは、ミトにとって、
体の触れ合いと同じ意味するものだったのです!



なんで今頃になって気付く?

なんで今まで気付けなかった?

いいえ、

なんでミトを知ろうとしなかった?

・・・悔しい。

ミトに申し訳ない!





夜が明け、病院送迎ボランティアさんが

ミトのお迎えに来てくれました。

夕方まで病院で、血管点滴の予定でしたが…



​「病院に到着してすぐに…息を引き取りました」​

そう先生から連絡が入りました…。



やっぱりミトは、

私の前で逝く事を避けたんだな…

そう感じました。

​​ミト、本当にごめんなさい…。


ミトは、いつも一人ぼっちでした。

そんなミトの側に、黙って寄り添っていたのが、



ニコも、恐怖心や苛立ちを抱えながら、

やっと人間に心を開いた子でした。

きっと、ニコは分かっていたんだと思います。

​ミトが抱えている心の痛み、苦しみを…。​



自分がカムに支えられてきた事を、

今度は自分が、支える側になっていたんだと、

この二人を見てると、

そう感じずにいられませんでした。



そんな支えてくれたニコを追うように、

ニコが亡くなってちょうど二ヶ月後、

ニコが旅立った同じ時間帯に、ミトは旅立ちました。



​ミトの枕元に、ニコの遺骨を添い寝させました。​

私は、ミトの心を開かせることを諦めていました。

レスキューしたときには、もう先が短い事が分かっていました。

だったら、自分の好きなように生きて欲しいと…。



そんなミトに、最期まで寄り添ってくれた

誰かがいた、ニコが居てくれた…

ミトにとって、唯一の心の支えだったのかもしれません。

最後の最期に、ミトが望んでいた

コミュニケーションに、

もっと早く気付いてあげてれば…

​ミト、本当にごめんなさい。​




​​



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最終更新日  2018年11月01日 23時51分09秒
2018年10月30日
カテゴリ:猫ホスピス
​​
ニコとの出会いは、
「愛護センター」が出来る5年前、
2012年の6月でした。



宮崎市保健所の裏にある
物置部屋のような「保護室」で。



このときのニコは、まだ生後三週間位。

本来は、子猫は譲渡の可能性もあったのですが、
ニコは「AIDS陽性」のため、
譲渡の道はほぼ閉ざされていたので、
レスキューを決意しました。



こんな小さな体で、ニコはとても狂暴でした。

シャーシャーと声で威嚇する事は
ありませんでしたが、
手を出すと、思いっきり爪を立て、
両手でグッと腕を掴み、唸り、咬む。

無言の攻撃を繰り返す仔でした。



性格が落ち着くまではと、
私の自宅に連れて帰り、
心のリハビリスタートでした。



半年後、いよいよ「いのちのはうす保護家」へ。

先ずは、私以外の人間にも慣れてもらうため、
色んな段階を経て、やっと「AIDSっ子部屋」に
お引越しする事が出来ました。



成長する度に、貫禄が出てくるニコ。



強面へと成長していきましたが、
性格は穏やかになり、
抱っこしても反撃する事も
なくなっていきました。



ただ、人間とは一定の距離を置くニコ。

私達スタッフもボランティアさん達も
みんなニコの性格を把握し、
尊重するようになりました。



「ニコのペースに合わせる」
みんながそれを守ってくれたからこそ、
ニコから信頼を得る事が出来たのです。



それを忘れると、
大魔神のような形相で怒られますがね(^^;

​ニコが保護家に来て6年目の8月…​
​ニコの異変に気付きました。​

原因が分からず検査入院。
某検査機関にて「​悪性所見なし」
​簡単に言えば「ま、心配する事はないでしょう」の​
検査結果が戻ってきたのです。

「その結果に納得できない…
とことん調べさせてくれないだろうか?」

かかりつけの先生は、
私に相談してきました。

先生は、ご自身の経験と直感を信じていたのです。
​「そんなはずはない!」​
・・・と。



本来ならば、私自身、精密な検査結果を
信じるところでしょう。

だけど、
先生の直感と、先生が抱いてた違和感の方を、
私は迷わず信じました。

連れて帰りたい…
そんな気持ちを抑えて、
ニコを先生に託しました。

更に精密な検査をした結果・・・




​コロナウィルス​(コロナ自体は怖くも珍しくもない)​を持ってて、​
​突然変異でFIPになっていました。
やはり、先生の経験と直感は当たっていたのです!

FIPの診断はとても難しく、
FIPは誤診がとても多いそうです。

「FIPが完治した」とネット上で見る事もありますが、
元々、FIPに似た症状だったという事も考えられます。

生存率1%・・・ほぼ完治はないんです。

FIPと断言できるようになったのも、
医学の進歩なんだな・・・と感じました。



ニコは、看取りに入りました。

日に日に衰弱していくニコ・・・。



それでも、フラフラしながら甘えに来る。

私からひと時も離れたくないかのように。

あんなに「ツンデレ」だったニコが・・・



「母ちゃん、ずっと一緒に居ようね」って…。
体に触れる事で落ち着ける様子でした。



私がニコから感じたのは・・・

「誰にも会いたくない」

というものでした。



「ニコ・・・あんたは残酷な事言うね。
あんたは会いたくなくてもね、
あんたに会いたい人は沢山いるんだよ?」

私は、ボランティアさん達を傷つけると思ったし、
みんなからどんな事思われても良い。
嫌われても良い。

ニコの気持ちを尊重する道を選びました。

そして・・・

毎日書いて、グループLineに流している
業務日誌にこう書きました。



みんなにごめんね・・・
という気持ちでニコの状態と
ニコの気持ちを正直に書きました。



自分が憎まれる覚悟で書いたけど、
うちのボランティアさん誰一人、
そんな人は居ませんでした。

仲間皆がニコの気持ちを尊重してくれたのです。
やはり、保護家メンバーは凄いんだな…と、
ボランティアさん達にありがとう…
という気持ちで胸がいっぱいになりました。

スタッフ藤井、薫、美代子、麻美、私、
ニコ・・・そしてカムカム(私の相棒)、
みんなが一致団結して、ニコを見守り続けました。



日中は、スタッフと交代制でニコの側に寄り添いました。
痙攣の間隔が短くなり、瞳孔が開く事も多くなりました。



私は・・・

眠る事に恐怖心を感じていました。
もし、寝てる間に痙攣起こしたらどうしよう…
もし、寝てる間に死んでたらどうしよう…

自分の最期の時は、自分で選ぶだろうと
分かってはいながらも、
そこだけは、ニコを尊重する事を拒否しました。

「ニコが息を引き取る瞬間一緒に居させて」
・・・と。



夜は、ニコを膝に乗せたまま
座って睡眠をとるようにしました。

少しの異変にも気付けるようにと…。
熟睡するのが怖かったんです。

視力が0.01なので、直ぐに動けるよう
眼鏡もかけたまま。



この数分後・・・
ニコは永眠しました。

スタッフが出勤する時間を待っていたかのように、
スタッフが揃った時に、最期を迎えました。

やはり・・・

ニコは、自分の最期の時を選んだんだね。



亡くなる前日、太陽の陽を浴びました。

ニコは、朦朧とした意識の中、
スタッフ麻美の目をジッと見つめ続けました。

スタッフ麻美にお礼を告げているような、
そんな意味のある目をしていました。



ニコには分かってたんでしょうね。

最後の夕陽だという事を・・・。











ニコは、今年の8月にカムカムと再会した時、
カムカムの目線の先に何度も何度も
移動しながら、懸命に甘えていました。

この二人が再会するのは5年ぶり。
5年間も会っていなかったのに、
ニコは、カムカムを覚えていたんです。


カムカムの方は、ニコの事を忘れている様子で、
あまりにしつこくて、唸ってましたが、
ニコはそれでもお構いなしに、ゴロゴロスリスリ。



ニコが衰弱していくと同時に、
カムカムは、ニコをずっと見守ってくれていました。



二人の間でどんな会話があったのか、
私が知ることは出来ませんでしたが、

「ニコはカムカムに守られてる」
それだけは感じる事が出来ました。



人間が邪魔で、ニコの姿が見えないときには、
覗き込むようにニコの姿を確認していました。



ニコは、最期のあの苦しい期間、
苦しみよりも、見守られてる心地良さの方が
勝っていたのかなと思いました。



レスキューした半年間、
不安や恐怖心や苛立ちを抱えながら
私の自宅で心のケアをしてきたニコ。



生後三週間から半年間、
そんなときに、心の支えになってたのが、
きっとカムカムだったのでしょう…

きっと、子猫の頃の記憶が
ずっと残っていたのでしょう…



ニコは生前、カムカムと同じ仕事を
受け継いでいたのです…。
自分がしてもらった事を、今度は自分が、
「ミト」という猫に・・・。

この続きは後程書きたいと思います。



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最終更新日  2018年10月30日 15時37分37秒
2018年10月28日
テーマ:動物愛護(568)
カテゴリ:宮崎中央犬管理所
2017年4月1日、
「みやざき愛護センター」が設立。
と同時に宮崎市「動物管理所」は
閉鎖となりました。

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そして、
一年前に・・

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民間会社の所有地になりました。
資材置場になるのでしょうね・・。



私は「動物管理所」閉鎖後も、
夜、頻繁に足を運んでいます。

46年間、どれほどの命が、
ガス室で苦しみながら
最期を迎えたか・・

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助けられなかった犬達。
ガス室に向かう最期の姿を、
何度見送ってきたか・・。

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「レスキューします」
私がこの言葉を出しさえすれば、
助かる命。

あまりの殺処分頭数に、
みんなをレスキューするための
資金、場所、人手・・
キャパがなかったのです。

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誰を助けるか、選ばなきゃいけない。
それが、毎週木曜日に体験してきた
「命の選別」でした。

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私に出来ることは、
ガス室に向かう犬達の最期の姿を
見送ること。

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その子が生きていた証を、
一生忘れないために。

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いつも自分を責めてきました。
責め、苦しみ、悲しむことで、
自分の魂が奮い立つから。
「絶対に未来を変えてやる!」・・と。

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今は、新しい道を切り開くため、
辛くキツイ時期に入ってます。

キツイな〜苦しいな〜・・
そんな時の夜は、
必ず閉鎖した「動物管理所」に
向かいます。

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私に霊感はないけど、
ここで殺処分された犬猫に、

「みんなのこと忘れてないよ」

「必ず未来を変えて、
あんた達が生きていた証、
受けた犠牲、無駄にせんからね」

「絶対未来を変えるからね」

色んな想いを伝えに行ってます。
心が折れないように、
諦めないように、
約束を交わしに行ってます。
自分を奮い立たせるためにも。

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台風の影響で「動物管理所」に行く道が
両面から封鎖されたまま。

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ここからは、車を置いて
徒歩で「動物管理所」に向かいます。

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電灯すらない、道路が封鎖され、
人も車も通らなくなってからは、
「動物管理所」で命を奪われた
犬猫達は、ますます淋しいだろうと、
(あ、私は霊感はないですよ)
感じてしまいます。

今は民間会社の所有地なので、
お花やお供え物も置けません。
柵越しに眺め、
五感を集中させ、
慰霊碑に黙祷してます。

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水面下で基盤を固めてる段階なので、
「山下は何やってんだ!」
「なぜ施設にずっとこもってるんだ!」
何をしているか見えないからこそだと
分かっております。

でも、信じて欲しいのです。
私の12年間を。歴史を。
築き残したものを。

完璧ではなかったけど、
いいえ、完璧ではなかったことも、
全てさらけ出して行く方向で、
計画を立てています。

私は、決して聖者ではない。
最低な人間なんです。

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それはまた、ラインブログにて
書き綴りたいと思います。


今、東京出張中です。
副代表藤井と、
来年から現場総監督予定の
スタッフ美代子の3人で。

出発時、宮崎空港で偶然会った
ボランティア奥田さん。

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奥田さんは、セラピー犬猫部門で
頑張ってて、
東京での講習会に向かうとのこと。

保護家の犬猫も、セラピー犬猫として、
人を癒してるだけではなく、
自分達も癒されてる対等な立場。
その道を与えてくれた奥田さん、
セラピーデビューした保護家の子達、
「歩夢」「メイ」「キタロー」、
感謝の気持ちでいっぱいです。

私がキャパ不足で出来ない部門を、
「いのちのはうす保護家」の皆んなが
道を切り開いてくれてます。

「なぜ、保護家のメンバーは、
ここまで出来るのか?」
噂や憶測が、一人歩きしてる事を知り、
またこれも、ラインブログにて
書きたいと思います。

実は、スマホからブログを
書いてるので、システムがよく分からず、
なかなかうまく書けないのです( ; ; )

なので、ラインブログと
リンクしながら書き綴ります。








最終更新日  2018年10月28日 15時11分00秒
2018年10月18日
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​​
※前半「5年という年月を退く」

私以上に、優雨の遺りの時間を大切に思ってたのが、
スタッフ麻美でした。



猫カフェ閉店後、いつもホスピスルームに来て、
一生懸命介助をしていました。

食べないとき、水を摂れないとき、
そんなときに、何か口にできる物がないかと、
色んな食事を試していく。

水を飲ませる容器、角度、五感を集中して
優雨と向き合い続けたのが、スタッフ麻美。

スタッフ麻美は、保護家に来てまだ2年位。
その短い期間に、
多くの猫達の介護と看取りを経験してきました。

自ら、介護と看取りを志願して・・・。



​「優雨を連れて帰っていい?​
優雨と一緒に通勤する形をとっても良い?」

スタッフ麻美も気付いていました。
「ホスピスで死にたくない」という優雨の気持ちに。

そんなスタッフ麻美だったからこそ、
優雨を託すことを決めました。

5年間の、私と優雨の時間に、
ピリオドを打ちました。

今度は、二人を見守っていく側、
第三者のような立場になろうと決めたんです。

自分をその立場に置かなきゃ、
見逃してしまう大切な事があるように感じたから…。



スタッフ麻美と優雨、
二人の時間が始まりました。

優雨は、口の中に腫瘍があり、
レーザー治療も行ってきました。



ヒョウヒョウとしてるスタッフ麻美の天然ぶりは、
どんどん優雨にも移ってきていました。



腫瘍が破裂して、口の中が血だらけになった事もありましたが、
やはりヒョウヒョウとしていました。

どんどん二人が似てくるのです。







優雨の目は…
瞳孔が開きっぱなしになりました。

腎不全の症状でもありますが、
こうなったときに、もう遺された時間は
あと僅かなんです・・・。



スタッフ麻美は、私にこう言いました。

「毎日通勤のあの車の移動が、優雨の身体に
負担だったんじゃないかな?

進行が進んだのはそのせいかな?

私のせいかな?

やっぱり、連れて帰るべきじゃなかったのかも。

足長基金で優雨に支援してくれた皆さんに
申し訳ない事をしてしまった…」

・・・と。



私は、スタッフ麻美にこう告げました。

「確かに、車の移動は優雨の身体に
負担じゃないとは私も言い切れない部分。

でも、優雨は何を望んでた?

1分でも1時間でも1日でも長く生きる事じゃないよね?

遺りの時間を優雨がどう過ごしたいのか、
もうわかってるよね?

生きる長さじゃないよ。
その時間をどう過ごしたかだよね?」



​​・・・そうだよね?優雨。



この日から、スタッフ麻美は自信持って
優雨との出勤を継続する事を決意しました。

平日は、カフェにお客様がいないとき、
営業時間が終わったとき、
優雨は、いつもスタッフ麻美の側に居ました。



座り作業の時は、いつもスタッフ麻美の膝の上で、
一緒に仕事をしていました。



毎日毎日、ここでスタッフ麻美の横顔を見ながら、
一緒に帰宅する時間まで待っていました。



優雨は、私と過ごした5年という年月よりも、
心が繋がり合ったスタッフ麻美を、
深く愛していました。

10月13日。
この日は、土曜日だったこともあり、
スタッフ麻美は、保護家敷地内にある
保護猫カフェ店長として、優雨の元を離れました。

パソコン部屋で作業していた私に、
「優雨を見てて」と、
私に託しカフェの仕事に戻りました。

しばらくすると・・・

​​「母ちゃん!麻美を呼んで!」​​

優雨がそう言ってる気がして、
スタッフ麻美を直ぐに呼び戻しました。



スタッフ麻美がかけつけた3分後…

優雨は、苦しむことなく眠るように
息を引き取りました。

なぜ、あの時間だったのか…

それは・・・

人前で決して弱音を吐いたり泣いたりできない
スタッフ麻美の性格を、
優雨は知っていたからだと思います。

彼女は決して強くはない。
だからこそ、優雨はあの時間を選んだんです。

「私が最期を迎える瞬間は、
母ちゃん必ず、
麻美の側に居てあげてね。
麻美をちゃんと泣かせてあげてね。
支えてあげてね」

それが、優雨の遺言だったのでは…?
そう感じました。



翌日の葬儀・・・

スタッフ麻美は、涙を少しでも隠そうと
マスクを着用していました。



「優雨たん…優雨たん…」

最期に小さな声で話しかけていました。



火葬の中に入っていく優雨・・・

ゴーッという音と共に、微かに聞こえてくる
スタッフ麻美の泣き声…。



泣くのを我慢しなくて良いんだよ…

いつも涙を必死に堪えて、
ずっと苦しみを溜め込んでしまう…

そんなスタッフ麻美の性格を心配してた
優雨から私への遺言のような気がしてなりませんでした。

思いっきり泣かせてあげて欲しい…って。



振り返ると、愛おしそうに優雨の骨壺を抱く
スタッフ麻美がいました。

「それで良いんだよ…」
心の中で呟きました。



5年間という私と優雨の歴史なんて
とても小さいものでした。

この二人の深い絆には、
とうてい敵わない・・・



​​おやすみなさい…優雨たん。​​





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宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
​口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美​​​

郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ

〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      いのちのはうす保護家 
090-4484-5165(担当フジイ)


「いのちのはうす保護家」HP
http://pawstamp.com/hogoya/

「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HP

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最終更新日  2018年10月18日 11時57分02秒
2018年10月17日
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​
車のエンジンルームで
暖を取っていた1匹の猫。



人の気配を感じたとき、
いつもなら逃げれたはず。

上手に逃げれていたはず。

きっと、この日は疲れて
深い眠りについていたのでしょうか…

ばれないようエンジンルームで
身を潜めていたそのとき、
大きな音と共に、

​​右腕が飛ばされてしまったのです。​​



保健所からレスキュー要請があり、
保護家に連れて帰ったのは、
生粋の野良猫さんでした。

レスキューした日に振っていた冷たい雨。



この子は、何度冷たい雨に打たれて来たんだろう。

いつかこの子にとって、優しい雨に変われたら…

穏やかで優しい時間を過ごせますように…

そんな色んな願いを込めて
​​「優雨」(ゆう)と名付けました。​



威嚇が激しいのはもちろんの事、
近付くだけで、飛びかかる体勢に入る「優雨」。

「シャーッ!」を通り越した
「ガッ!」という力強い声。

なんとか人間に慣れて欲しい・・・
好きになってくれなんて、
そんな贅沢は言わないから!

三段ケージの中で過ごす日々。
とうとう1年が超えてしまいました。
飢える事も暑さ寒さもない。
体は確かに守られている。
身の安全から守られている。

でも・・・

優雨の尊重と尊厳は​
「いのちのはうす保護家」にはなかった‥。

​​​飼い殺し​​​
​​生き地獄​​

自分のしている事に、罪悪感を抱き続けましたが…



ボランティアさん達は、決して諦めませんでした。
少しずつ少しずつ、優雨に伝えてくれました。

​「大丈夫。人間は怖くないんだよ」​

ボランティアさん達は、
手を傷だらけにしながら、
優雨との距離を縮めていきました。



レスキューから1年半。

特定の人間には心を開いてくれるようになり、
優雨のケージ生活は、
終わりを迎える事が出来ました。



猫も苦手な優雨だったけど、
特定の仔には心を許せるようになりました。



猫と戯れる優雨。

キャットタワーの上を陣取る優雨。



やっと…やっと!

​​冷たい雨が、優しい雨へと変わったのです!​​

良かった・・・

1年半、ボランティアさん達も、
優雨も本当に頑張りました!

2018年1月末に完成する
​「ハンデのある猫達の保護猫カフェ」​
​​HOGOYA​​
いよいよopenできる!

まだ人見知りさんの優雨は、様子を見てから
カフェデビューも有りだなと、
楽しみにしていた矢先・・・



​​「腎不全末期」​​
​余命半年・・・そう宣告を受けました。​

こんなに元気なのに?
こんなに毛がツヤツヤなのに?

優雨は、大部屋(現・オレンジルーム)に
二度と帰れなくなりました。



最期を迎える部屋…
「猫ホスピスルーム」の住猫になりました。

優雨をレスキューした5年前、
体に触れさせてくれる日が来るなんて、
想像することすら私には出来なかった。



5年前、私はこう願いました。
​「恐怖心だけでもなくなって欲しい。​
好きになってくれなんて、
​そこまでの贅沢は言わないから!」​​


優雨が生きて来た長い猫生の中で、
人間からどんなに怖い目に合わされてきたのか、
優雨の心が物語っていたから…。

だからこその願いでした。

好きになって欲しいなんて、
高望みだと諦めていたのに・・・



喉をゴロゴロ鳴らしながら、
甘えに寄ってくる優雨。



ブラッシングが大好きで、
​「母ちゃん、あたまあたま!あたまをして!」​
いつも頭を差し出してくる優雨。



優雨は、1日置きに点滴をしていました。

点滴針を刺すときも、動揺することなく
ケロッとしてる優雨。

逆に、この点滴の時間が、
優雨はとても好きだったのです。

​そこには、胸が痛む切ない理由がありました。​



「いのちのはうす保護家」は、慢性人手不足。
なのに、介助が必要な犬猫が沢山居ます。
バタバタと作業に追われてる日々なので、
なかなか優雨だけに時間を取る事が出来ないんです。

点滴を入れ終わるまで、
優雨を安静にさせてないといけないので、
スタッフがずっと優雨の身体に集中しながら、
体を優しく触れながら、声をかけながら・・・
優雨だけを見つめる。

それが点滴の時間なんです。



スタッフ薫にお尻をスリスリ寄せて甘える優雨。

​「薫しゃん、私の事見てる?私頑張ってるでしょう?」​
何度もスタッフ薫の顔を確認します。



​「ねぇ…本当に死んじゃうと?
優雨、居なくなると?」​
私の中では、優雨との別れすら想像できませんでした。

だって・・・

レスキューした日から1年半後に、
やっと優雨に触れても良いよって許可を貰えて、
1年半後にやっと聴けた優雨の喉の音。

あの1年半の葛藤の日々。

その後、
​優雨からもらった3年半という優しい時間。​

その思い出が強すぎて、
「別れ」まで想像できんよ・・・

​​無理だよ・・・
優雨は、いつも守ってくれてたよね?

末期だと言われた子達に、
いつも優しく寄り添ってくれてたよね?



コッシーの時も・・・



ニコの時も・・・
いつも一緒にホスピスの仕事してくれてたもんね?



だけど・・・



ここで、この日を境に、
私は、自ら退く道を選びました。

​私の役目はもう終わったのです。​

​次に私が進むべき道は・・・​

​​※後半に続きます。



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最終更新日  2018年10月17日 14時54分33秒
2018年10月08日
テーマ:動物愛護(568)
カテゴリ:老犬ホスピス
​​いのちのはうす​保護家には
「介護と看取りへの理念」
というマニュアルがあります。​

スタッフ、ボランティアさんにも、
お渡ししている冊子です。


​​​​​「かわいそう」​・・・その感情は、​​​

かわいそう」と感じ見ている苦しくて悲しい…
そんな自分が「かわいそう」という意味なのか・・・

「かわいそう」という感情の正体に、
自分自身で気付く事は、

「介護と看取り」に携わっていく事への
最初の入口だと感じたから…。
​​​​
その中の一つだけですが、
当会のマニュアルから抜粋して下記に綴ります。




犬猫から同意を得られない強制的介護は、
『拷問介護』と捉えております。​

 「清潔・給餌・排泄・傷の手当」を、
介助する側のペースで行う事は、
「介助」とは言えないと思います。



​抑えつけての介助からは、
良いものは生まれません。​

「この人嫌い」「粗末に扱われてる」
拒絶する心が強くなるばかりです。



​ 拒絶反応が出たら、
一回退く!待つ!時間を置く!

その子のタイミングが必ず来るはずです。
その後、介助を抵抗なくさせてくれた時は、​

直ぐにその子から離れないでください。



目を見て、手で優しく触れながら声をかけて下さい。
​この行為が意味するものは、
​「感情の記憶固定」​です。​

 私達に感じた「安心感」という感情を、
記憶として残すためです。



 これを繰り返すことにより、
徐々に介助に協力的になり、
介助する私達自身も助かる…
という
良い結果へと繋がっています。



当会の「介護」は、その都度、
介護の概念を捨てる事から始まります。



なぜならば、個々によって
「見る・話す・触れる」
求めているものは違います。

五感を集中させる事により、
その子が求めている
「見る・話す・触れる」の
細かい部分に
初めて気付けます。



その子の体と心の変化を見落とさないよう、

介助中は人間同士の世間話と、
今やってる介助以外、私語は禁止。
五感全てを、介助中の子に集中して下さい。



それは、「頭」で学ぶ技術ではなく、
目の前の「命」から教えてもらってる
「心」「身体」で感じ学ぶ、介護技術です。

​「動いている機能を活かす」​
出来るだけ寝たきりにさせないよう、
補助しながら立たせたり、歩かせています。



筋力が落ちたり、気力がない場合には、
関節と肉球を刺激して、
本人が「立ちたい」という気持ちを
取り戻せるためにリハビリをしています。



​​「犬らしくあれ!」
甘やかさない事も、​
私たちの介護への理念にあります。



​「かわいそうだから」
「つらそうだから」​

それは、先入観なのかもしれません。
一度感情を封印する事も必要です。



その子が何を求めているのか、
​誰のための介護なのか、​​
それは決して…忘れてはいけません。

過度な介護は、その子が本来持っている
「能力」を奪う事にもなります。​



薬や治療だけに頼らず、
免疫力がどれ程あるのかを見極めて、
​自然治癒力を信じる事も必要です。​



介助や介護の中で、一番優先する事は、
​「見て・話して・触れて」​

​​相手を尊重する事。​​


介護と看取りの経験を重ねて行く程、
知識の引き出しが増え、
このパターンの答えはこれだと、
見極める力が出てきます。

それは・・・



これまで看取った仔達が、
私達に残してくれた知識。
「財産」という
大切な宝物なのです。
 


 
「いのちのはうす保護家」25P冊子。
​​そんな中からの一部なので、
省略してる部分が大半ですが、
マニュアルの中には、
​「見る・話す・触れる」の細かい説明や、​
​なぜそれが必要なのか等、書いてあります。​

数えた事が無いので分かりませんが、
老犬ホスピスをスタートさせた4年間で、
看取った仔達が100匹程だと思いますので、
単純計算すると、200匹位でしょうか…



最近気付いた事がありました。
その子が求めている事や、
色んなパターンの介助知識等の引き出しが、
自然と増えていた事に。



その話を有志としていた時に、
「じゃあ、次は人間ですね?」
そう言われたときに思ったんです。
苦しんでいる飼主さんの力になっていく事を。
カウンセラーとしても動き出す…
そんな時期に入ったのかな…って。

もちろん、これまで通りのやり方、
事業ではなく、ボランティアの一環として。



​200匹の仔達が私に遺してくれた​

​「知識」「経験」​
​決してお金には代えられない「財産」​

このまま、自分一人の宝箱に、
大事にしまっておくのではなく、
一人でも多くの方にその「財産」を
分けていけたら…そう思い、
「介護看取り士カウンセラー」として、
動き始めました。

​​

藤井副代表、一家総出で、
エアコン取付から、諸々手続き等、
テーブルやイスの組み立て作業など、
頑張ってくれています。

この場所は、犬猫譲渡面談、
チャリティーグッズ販売、
カウンセリング等に使用する場所です。

そして・・・

奥の部屋は、某展示室として計画中。
​悲しい時代があった事、絶対に忘れてはいけない歴史。​
​二度と逆戻りしないために…​



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最終更新日  2018年10月08日 23時09分13秒
カテゴリ:老犬ホスピス
日中は、スタッフが90分毎に体位交換してくれるので、
夜~朝の介助は、3~4時間毎の体位交換と、
給水と圧迫排尿のみ。

1人で24時間体制の介護なんて、
本当に体も心も壊れますよ・・・

私の場合、日中はスタッフのサポートがあるからこそ、
夜勤と介護が無理なく出来てるんだろうな…

犬猫の介護には、人間の介護同様、
1人で抱えない事。
1人に抱えさせない事。
サポートは絶対に必要です。



まだもう少し、サンバァ頑張れる気がして…



クッションで支えをして、
毛布でバランスを取れるようにして…

​「ほら!サンバァ、いつもの景色になったやろ?(笑)」​



「おぉ~っ♪♪♪」
サンバァ心の声が、​表情から出ています。



出来るだけ座らせた自然の体勢にして、
お水とご飯を摂るサンバァ。

これまで200匹?数えた事ないから分かりませんが、
介護と看取りをしてきて、その都度思います。

1匹1匹、望んでいる事や、
寝たきりの原因が違う事に…。

私の頭と体にある介護法は、
本やネットにはありませんでした。

​200匹の犬猫達が「介護の講師」です。​
みんなが私の先生でした。

​その都度、その子から学ばせてもらっていたのです。​​

​​私にとっての「財産」です。​​

サンバァの介助しながら、
右腕の関節の動きが悪いことに気付きました。

左腕で支えようとするから、
今度は左腕の関節が悪くなり、
本当の寝たきりになってしまうんだろうな…と。



ご支援で頂いた物を引っ張り出してきて、
あれこれ試行錯誤して・・・



滑り止めも二重にしてみました。



ただ、サンバァの「やる気スイッチ」は、
タイミングを間違うと、
その日一日、何も出来ません(涙)


リハビリを続けてたら、
右腕でも体を支えられるように回復しました。
やはり、多少の支えは要りますが、
支えている事を悟られないように
ごまかしながらしています。

今後は、食事療法の変更と、
サプリを取り入れていこうと思っています。


​​​​​サンバァ、まだまだ頑張りたい子だと思います。​​​​​
​​サンバァの足長さん基金のページを更新しました。​​
​​サンバァを…どうかよろしくお願い致します。​​

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最終更新日  2018年10月08日 15時57分34秒
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