2014/04/17(木)12:40
犬を信じる
月曜日、日向管理所にてパグレスキュー。
火曜日、中央管理所にてマーブル柄の仔レスキュー。
スタッフの協力の元、無事に二頭レスキューする事ができました。
仮名・パグ蔵 ♂ 推定10才以上 フィラリア陰性
目は見えていません。乾性角結膜炎で、色素が沈着しています。
斜頚だったので、血液検査をしましたが、
突発性前庭疾患(耳の奥の平衡感覚の異常)の疑いが一番強く、
しばらくステロイド剤で様子を見ていきます。
仮名・ミホ ♀ 推定1才 フィラリア陰性
脚のレントゲンを撮りましたが、おそらく奇形でしょうとの事でした。
手術で治す事もできますが、不自由な生活や痛み…長期間与える事となり、手術は決断しませんでした。
歩いたり飛んだり、今のままでもできるので、
ミホの事を理解して下さる方とのご縁を、待ちたいと思います。
半身不随の「マール」は、保護家デビューとなり、
スタッフみんなが、膀胱絞りもマスターしました。
つくづく思います。
私達は決して助けている側の人間ではない。
犬猫達から、「生きる」という大切な意味を学ばせてもらってる側なんだと、
この子達と携わっている事に、感謝の思いでいっぱいです。
半身不随でも、立ち上がれるかもしれない!歩くかもしれない!
人間の看護師スタッフ三人、骨専門の外科医、
最強のアドバイザーが、マールの奇跡を信じ、
西洋医学とは離れたやり方で、保護家メンバーは動き出しました。
毎日マールのリハビリは続きます。
保護家の作業をしながらのリハビリなので、
とても厳しい状況ですが、スタッフ達交替で、
仕事が終わって、保護家にマールリハビリにかけつけてくれています。
安静期間が終わったこの二週間のリハビリが勝負だと…
正直言うと…
私だけが、マールの奇跡を信じていませんでした。
「毎日保護家に居るゆみさんにかかってるんだよ」
そう言われても、うんとは言えなかった…
「じゃあ、信じなくても良いから、リハビリ続けて」
その言葉にも、うんとは言えなかった…
自分が信じてないと、無意味な事はしないだろうと、
そんな嫌な自分を分かっていたから。
今まで、医学的に証明できない…と言われた奇跡もありました。
目の見えない犬が、ある日突然見える様になったり、
東京の某病院で手術受けない限り、完治しないと言われてた
斜頚の犬も、自然に完治していた。
そんな奇跡を目の当たりにしていながらも、
半身不随の奇跡だけは、信じる事が出来なかった。
それは、半身不随の猫達を抱えているからかもしれない。
犬猫は、「ハンデを受け入れる受け入れない」という物がなく、
ハンデを抱えた時点で、それがその仔にとって「本来の姿」だと
自身を認識するように思うんです…
でも、私の半信半疑を余所に、マールに着実に変化が現れだした。
スタッフの皆が必死にマールのリハビリを続けていると、
麻痺してた脚に痛覚が戻り、筋肉が震えだしたんです。
それをみて、やっと私も立ち上がれた気がします。
インド、タイの保護施設では、多くの半身不随の犬達が、
歩き、走り出した例があり、何度もその動画を見たのですが…
決定的な違いに気付きました。
インド、タイの犬達は、「歩きたい」「走りたい」の意思があるのです。
マールに欠けているのは、その一番大切な部分でした。
マールは、多少の不自由さを感じているものの、
「立つ」「歩く」事を、望んでいないんです。
今の姿のまま、今を生きようとしています。
それが犬猫の強さなのですが…今はそれが欠点となっています。
これが、一番のリハビリ結果につながるだろうと、
ドッグランに出して、他の犬と一緒にしてみたのですが…
ドッグランはコンクリートなので、ひきずる足を傷つけるという事と、
元猟犬だった犬達に、マールの動きは狩猟本能を引き寄せてしまいます。
前々から計画を立てておきながら、
行動に移せなかった空いてる土地のドッグラン建設、
芝生張り…
何故、借金してでも作らなかったのかと、後悔が強く残ります。
そして…
「これを造らなきゃいけない」と思った時点で、
なぜ、そう思ったのか、感じたのか、必ず後々にその意味がある事に、
いつもながら気付かされます…
マール、母ちゃん、直ぐに行動に移せばよかったのにね…
ごめんねマーちゃん…
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