動物たちの未来のために

2017/03/25(土)13:50

みやざき動物愛護センターに行きました

みやざき動物愛護センター(66)

オープン前の「みやざき動物愛護センター」見学に行きました。 工事も引っ越しも間に合うの?と、勝手に心配してたけど、無事間に合ったようです。 ギリギリだったのか、職員さん達は引っ越し作業にバタバタで、見てて気の毒でした。 嬉しい・・・ここまでの道のりは本当に長かった。「愛護センターさえあれば」何度悔し涙を流してきたか…それはもちろん私だけではない。この愛護センターは、その悔しさがバネとなり出来上がったものだと思います。 悔し涙は、決して無駄にはならない。無駄にしないために必死で頑張ってきた現場の職員さん達の結果だと思いました。 宮崎市と宮崎県は、判定基準等もそうですが、保護する部屋も完全に分けられています。 「保護犬室」今でいう管理所の部分になります。この部屋にて、1週間~飼い主のお迎えを待つ期間があります。 水はけの良い床、冷暖房付き。 一定期間置いても、飼主さんのお迎えが無かった犬は、「譲渡犬観察室」に移動します。ここは、今まで管理所になかった「検疫」です。ワクチン接種等をして、 更に一定期間ここに置いて観察します。 このように運動できる中庭もあります。もちろんこの期間は、他の犬との接触はありません。 ここは、保護猫室。 猫の場合、「捕獲」は無いので、ココに来る猫のほとんどの子が、がケガや病気で衰弱しているところを「保護」という形で愛護センターに来ます。 母子猫が収容される事も多いので、そのためのケージも用意されていました。消毒しやすいように、ステンレスの錆びないケージですが、 譲渡室には、保健所の係長の案で少しでも快適に過ごせるよう、工夫を凝らしたケージになっています。 ここは入口から入って直ぐの「多目的ホール」。奥に見える大きな窓の中は、もうひとつの「譲渡猫部屋」になります。 これ↓が、部屋の中から見える風景。猫達にストレスがかからないよう、ロールスクリーンで目隠しも出来るようになっています。 キャットタワーもあります。実は、この部屋に入れる猫をどうしようかとまだ考え中だそうです。エイズの子にも譲渡のチャンスを積極的に与えたいと、エイズの猫専用にの案も出ているそうです。個人的に私はその案が通れば良いな…と願っています。 ここは、判定に合格した「譲渡犬」スペースです。 このスペースには、一般の見学者の方も入れるようです。ここもまた、宮崎市と宮崎県の犬舎は別々になっています。各保健所14部屋あります。個室になっていて、小さいですがパドックもありました。 この部屋が常に空きがあれば、県北西の管理所で判定合格した犬達も、愛護センターに移動することが出来ます。 この「譲渡犬」の部屋を、満杯にしない事、常に空きがある状態にする事、これが、私達県民に出来る大事な役目だと思いました。 「譲渡犬」スペースには、トリミング室もありました。嘱託でトリマーさんを探しているとの事でしたが、なかなか難しいようでした・・・。 ボランティアでトリミングに来て下さるトリマーさんを募集しているそうです。 ただ、ボランティアといえど、そこには「責任」も出て来るので、お約束した日時に必ず行けます!という覚悟をもってボランティアに来て下さる方…どうかよろしくお願い致します。 レントゲン室、手術室・・・これまで、管理所や保健所で不可能だったことが、愛護センターでは出来るようになりました。 前に、宮崎市の獣医師さんがボソッと言われていた言葉…「殺すために獣医師になったわけではない」あまりに過酷で辛い現実に、一時期7人もの獣医師さんが保健所を去った事もありました。このとき、全国から叩かれました。「逃げるのか」と・・・。 なぜ、責められなければいいけないの…?保健所の獣医師さん達の苦悩や葛藤を知っていた私は、獣医師さん達に申し訳ない気持ちになったあの時の悔しさ、悲しいという感情を今でも心がはっきりと覚えています。 宮崎市保健所は、こんな小さなスペースで限界まで頑張ってきてくださいました。 設備も整ってない中で、出来る限りの治療… 愛護センターを見たときに、犬猫もそうですが、「職員さん達本当に良かった」真っ先にそう思いました。それだけ、宮崎市保健所の職員さん達は、全力で頑張っていたから… ひとつ誤解のないよう言いたいのは… 「愛護センターにはガス室はありませんし、 殺処分もありません」 はい。確かにその通りです。 でも、他の場所に移動して殺処分は行われます。 都城管理所には、ガス室があります。 そこに移動して殺処分になるのです。 ただ、殺処分の場所が変わるだけ。 私達は、これを伝えるために、 フリーペーパー「もふもふ」の特別号発行を決めました。 来週は、京都と神戸、取材に向かいます。 急がなきゃ・・・ 嬉しいのが・・・ 「パルボ」に感染している子でも、 殺処分はしないとの事でした。 感染症の子達の隔離室は外側にありました。 私自身、レスキューした子がパルボだった事は 何度もありましたが、 パルボを一切外に出さなかった事、 施設で二次感染を起こした事もなかった事、 そして何よりも、パルボから生還した子の方が はるかに多いんです。 お世話する側に知識と経験があれば、生き延びる子もいます。 そういう子達にも、生きるチャンスを与えてくれる… その判断をした宮崎市保健所の職員皆さんに 感謝の気持ちでいっぱいです。 さぁっ!!いよいよ4/1が開所式です! A5サイズ、72P、1,600円(送料無料) ↓ご注文はこちらです↓ http://freepapermofmof.cart.fc2.com/ ありがとうございます。今回も完売とになりましたが、 「再入荷のお知らせ」を選択して頂けますと、 再入荷した際にメールにてお知らせする機能を追加しました。 7日後にご入金がご確認出来なかった場合、 キャンセル処理された本が再度upとなります。 いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。     皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美  郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581       山下 由美 090-4484-5165

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