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カテゴリ:みやざき動物愛護センター
みやざき愛護センターに「キュウリ」という成犬が居ます。 キュウリは約2年前に「旧・動物保護管理所」の 厳しい判定に合格し、 「旧・ひまわりの家」に入所出来たのですが、 ご縁が無く、ひまわりの家閉鎖後、 愛護センターに戻された形になりました。 もちろん、委託を受けていた愛護団体が 残された仔達を引き継ぐことも出来たのですが、 その愛護団体は、委託事業終了と同時に解散されたようなので、 仕方のない選択だったのかもしれませんね…。 ![]() 成犬、中型犬、雑種…譲渡はとても厳しいです。 その中でも、キュウリは特に譲渡が厳しいのです。 愛護センターの開所式でキュウリに会った時、 キュウリの眼球に違和感を感じました。 保護家に居る全盲の「ジロ」と、同じ眼球をしていた事と、 両目だったので、網膜変性かな…と思いました。 ![]() ただ、この時はまだ視力は少し残っているようでした。 これからどんどん視力を失い、全盲になってしまう。 目が見えているうちに、新しい環境に行き、 人と場所を把握できれば…と、願っていましたが、 キュウリは、バックヤードから出れない仔… 譲渡犬エリアにまわせないので、 一般の方に会ってもらえるチャンスがないのです。 少しでも目が見えるうちに! 目が見えるうちに… ですが・・・ 5/21久しぶりに会った時のキュウリは… ![]() すでに全盲になっていました…。 ![]() 匂いと音を手繰りながら歩くキュウリ。 私の体にメス犬の匂いが沢山ついているので、 強く反応がありました。 あえて気配を消してみると、嗅覚を頼りに必死に探すキュウリ。 目の前に居る私の姿に全く気付かない…。 少し音を出してあげると、「ここだっ!」 嬉しそうに、私にドーンっと勢いよく頭からぶつかってきた。 全盲になってまだ間もないのかもしれません。 見えない事に慣れてきたら、ぶつかる事もなくなります。 ![]() 旧・ひまわりの家では、積極的に不妊去勢手術を 行っていなかったので、発情のメスが居る事も多々ありました。 もちろん、判定合格後入所して直ぐに発情が来てしまい タイミングで不妊手術出来なかった場合もあったと思います。 旧・ひまわりの家は場所が狭く、 お散歩以外は柵に係留するしか方法がなかったので、 オス同士のケンカもあり、私も止めに入った記憶があります。 発情のメスが目の前に居るのに、交尾が出来ない… そのストレス環境の中に、キュウリは約2年もいました。 そして、キュウリ自身も、去勢手術されないまま センターに戻ってきていました。 センターには、もちろんメス犬も入ってきます。 全盲になった今、 常に嗅覚を頼りにするようになったキュウリにとって、 目の見えるオス犬よりも そのストレスは多大なものなのです。 本来ならば、バックヤードに居る子達は、 不妊去勢手術の対象外となる子達です。 キュウリの場合、去勢をした方が面談の時に 性格も少し落ち着きが出て譲渡に繋がりやすくなるかもと、 無理を承知でキュウリの去勢手術の検討を 愛護センターにお願いしてみましたが、 そこは飼主さんとなる方に責任もって手術して頂きたいとの ご返答があり、センターでの去勢手術は出来ないそうです。 キュウリは、バックヤードに居る子なので、 お散歩することが出来ません。 ![]() 壁に囲まれたこの小さなコンクリートの上、 壁の間から見える小さな空が、 今のキュウリにとって全ての世界です。 愛護センターのふかふかな芝生を歩く事も、 木々の匂いを嗅ぐことも、触れる事も… ![]() キュウリには出来ないのです…。 でも、今のキュウリは、決して不幸ではないと思います。 ![]() 旧ひまわりの家のボランティアさん達が、 センターに訪問してくれている時間が、 キュウリの喜びです。 職員さんと、中庭でトレーニングしている時間が、 キュウリの喜びです。 だって、こんなに明るい表情をしてるから! でも・・・ それが本当の幸せでしょうか・・・? うちの施設、いのちのはうす保護家に居る子達にも、 常々言っている言葉があります。 「あんたは、上の生活を知らないだけだよ。 こんな所よりも、もっともっと楽しい世界があるんだよ。 今の幸せより、もっともっと大きな幸せの世界があるんだよ。 外の世界は、もっともっと広くて無限大なんだよ。」 キュウリ、貴方もだよ! ![]() キュウリに本当の喜び、楽しさ、嬉しさ、心地良さを 教えて下さる飼主さんとの出会いを待っています。 この小さな世界、愛護センターから出してあげたい… センターの職員さん、旧ひまわりの家ボランティアさん、 みんなが同じ気持ちで、キュウリの幸せを願っています。 まだ目が見えるうちにと…結果間に合わず、 キュウリは全盲になってしまったけど、 新しい環境に移ったとときに、 最初はぶつかったり、壁や段を覚える時間は必要ですが、 そう時間はかかりません。 キュウリはとても賢い子ですから。 もちろん、お散歩も喜んで行けると思います。 キュウリはバックヤードに居る子なので、 センター職員さんにキュウリに会いたい旨をお伝えすれば、 中庭まで連れてきてくれると思います。 ただ、興味本位での面会のみはご遠慮下さいm(__)m 遠方の方の場合、出来る限りのサポートはさせて頂きますので、 キュウリの事を、どうか、どうか、よろしくお願い致します。 キュウリのお問合せは、会の携帯までお願いします。 留守電になった場合には、ショートメールにて 履歴を残して下さると助かります。 090-4484-5165(担当・フジイ) いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 メールアドレスも変更となりました。 新しいお問合せ先は、 HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美
最終更新日
2017年05月23日 14時53分28秒
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