2018/02/08(木)15:50
美しい最期
ヌーンは、2016年11月18日、
西都市にて、倒れてグッタリしてたところを
管轄保健所にて捕獲されました。
ヌーンの心臓も脳もボロボロの状態で、
レスキュー後も、何度も何度も倒れ、
何度も何度も、これで最期かもしれないと
私達もその都度、覚悟をして介助していましたが、
いつもいつも、見事に復活するのです!
頭のどこかでいつも
「ヌーンならまた復活する」
そう信じていました。
人間に対しては、プライドが高く、勝気なヌーン。
私なんて、何度ヌーンに怒られたか数え切れません。
だけど、それは老犬の特権!
私だって「おいっ!ヌーン!!」と、
負けじと反発しながらも、
「好きに生きなさい、自分を出し切りなさい」
これが本音、ヌーンへの願いでした。
きっと、ヌーンは、こう思っていたでしょう…
「うるさい生意気な小娘だね~しょうがない子だね~」って。
私の目線に下りて接してくれてたヌーンバアチャンでした。
老犬の介護に、時間は関係ありません。
介護者の体力勝負です。
日中は、スタッフに協力をお願いし、
出来るだけ眠る時間を減らすように、
頻繁な体位交換、日中はおむつは着用しないように等、
スタッフ皆、作業の合間に介護を頑張ってくれました。
その結果、夜は多少の夜鳴はあったものの、
深夜担当の介護は、充分すぎる位の仮眠も取れていました。
ヌーンの介護は、あまり大変だったと感じた事がありませんでした。
手のかからないおばあちゃん…
それがヌーンでした。
「保護猫カフェ」オープン前夜…
いつものように、事務所にヌーンを寝かせたまま
カフェの方でオープンの準備をしていました。
忘れ物があり、事務所に取りに戻ると…
ヌーンは、私を呼んでいました。
瞬時に、もうお別れの時間が来たんだなと感じました。
なぜだろう・・・
ヌーンを抱き寄せながら、
「もう楽になってもいいんだよ」
「もう逝っても良いんだよ」
そんな言葉を出す事はありませんでした。
きっと、ヌーンだったから…?
ヌーンのタイミングに任せてたような感じがしました。
ヌーンは、一度も表情を崩す事無く、
まっすぐ前を見据えていました。
「ヌーンの瞳はやっぱきれいやな…」
ヌーンの瞳を冷静に見ていた自分が居ました。
最期の瞬間まで・・・
ヌーンは、眠るようにスーっと息を吐き、
もう動く事はありませんでした。
1月27日 23時2分
ヌーン永眠
…取り乱す事無く、弱さを見せない、
彼女らしい美しい最期でした。
ヌーンのように、カプンカプン歯が出る子は、
いつも思う・・・
抱き上げる事ができるのは、
寝たきりになってからだろうなと…
「逝くときはポックリが良いな~」と言いながらも、
実は、いつもこう思ってる自分がいる・・・
「抱っこして静かな時間を過ごしてみたいな」と…。
だから「ありがとう」…
その言葉しか出なかったのかもしれない。
これが、ヌーンへの最期にかけた言葉でした。
いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
山下 由美
090-4484-5165