|
テーマ:動物愛護(608)
カテゴリ:みやざき動物愛護センター
この前まで、「いのちのはうす保護家」老犬ホスピスには、 多くの老犬や、ハンデのある子達で溢れかえり、 Maxの時期は、ケージを二段重ねたり、 真ん中の通路にもケージを置いたりもありました。 介助、介護に疲れ果て、 いつの間にか行き倒れのように、 このお部屋で眠ってしまう事も多々ありました。 この写真に写っている子達、 しろじぃも、チャージも、トミーも、ハクも… もういません。 介護をしたのち看取りました。 この子達の匂い、重み、手の平から感じた体温や毛ヅヤ、 今でも鮮明に体が覚えています。 どんなに時間が経過しても、一緒に過ごした時間は、 ついこの間のように感じます。 現在、ケンジの24時間介護の真っ最中で、 三時間置きの授乳中の子猫達も居ます。 私自身も、立て続けに介護と看取りが続き、 精神面でも、これ以上の事をしてはいけない… いいえ、現実的に考えると、 キャパはこれが限界だろうなと分かってはいるのですが、 どうしても頭から離れない子がいるんです。 愛護センターに収容されている「ギンジィ」という老犬です。 ギンジィとの出会いは、昨年の7月23日。 ギンジィは、その後無事判定に合格し、 愛護センターの「譲渡犬室」に移動出来ました。 ギンジィが譲渡犬室に移動し、 新しい飼主さんとの出会いを待つだけとなった日以降、 私とギンジィは、ほとんど顔を合わせなくなりました。 私の役目は、その前の段階の子達、 バックヤードから出れない仔達と向き合う事だから。 職員さんと一緒に、 愛護センターの芝生の上、陽を浴びながら 楽しそうにお散歩しているギンジィにバッタリ会うと、 微笑ましさしかありませんでした。 早くお家が決まると良いね…って。 だけど・・・ ギンジィの後から「譲渡犬室」に来た犬達には、 次々に新しいお家が決まっていく中、 一年近く経っても、ギンジィにだけはお声がかかりません。 やはり、老犬を家族に迎え入れたいという方は、 なかなかいらっしゃらない…というのが現実です。 去年の夏に初めて会ったギンジィよりも、 足取り、顔つき、背骨の角度、斜頸… 老化は確実に進んでいました。 譲渡犬室で老いたギンジィを見たときに、 ギンジィがバックヤードに居た頃を思い出しました。 いいえ・・・ 正確には、あのときの自分の判断と行動を思い出したのです。 ギンジィではなく、緊急性を感じた他の子達を 優先的にレスキューしてた自分を…。 ミヤマン(7月レスキュー後永眠しました) キューちゃん(8月レスキュー後永眠しました) コッシー(7月レスキュー後永眠しました) サラ(8月レスキュー後譲渡しました) くぅ(8月レスキュー後保護猫カフェ在籍) バトン(8月レスキュー後譲渡) あの時、ギンジィもレスキューしてたら! あと1匹だと頑張っていたら! いいえ、なぜ私はあのとき頑張らなかったのか… 老いが進行したギンジィとの再会で、 そんな後悔が出て来るようになりました。 ギンジィを、室内で体温調整に気を付けながら、 大切に飼って下さる方はいるのか…? 不安はどんどん膨らむ一方でしたが、 冷暖房完備の愛護センターで最期の時まで過ごすのが ギンジィの身体にも負担はかからないんじゃないか…? 頭の中は、論理的に向かせようと 必死で動いてたようでしたが、 いつまでたっても、心が納得する日は訪れませんでした。 保護家に来ることが「幸せ」だと、 自信もっては言えない…。 だけど、昼はドッグランでギンジィの好きなように 自由に過ごしてもらい、 夜は冷暖房完備の室内で、ゆっくりして欲しい…。 もし可能であれば、私に、保護家に、ギンジィに、 レスキューするお力を貸して頂けないでしょうか… 日中は、スタッフとボランティアさんの力を借りながら、 24時間体制でギンジィも看ていきたい… お願い事ばかりで申し訳ございません… 医療費のご支援を、呼びかけさせてください。 どうか、よろしくお願い致します…。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ) いのちのはうす保護家」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月02日 04時08分31秒
[みやざき動物愛護センター] カテゴリの最新記事
|