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2018年05月13日
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カテゴリ:猫ホスピス
​​​
4月5日に愛護センターから連れて来た
乳飲み子猫4匹と2匹。
この子達は生後10日位。
目が開くか開かないかの時期でした。



この子達は、生後二日…。
ビニール袋に入れられて、
愛護センターに連れて来られたそうです…
「野良が勝手にうちの敷地内に産んでいった!
母猫は追っ払ってやったよ!
これをどうにかしてくれ!」と。



ビニール袋…
その方にとっては、ゴミなんでしょうね。
動く迷惑なゴミ・・・

でも、放り投げられなくて良かった。
その辺に捨てられなくて良かった。



なぜだろ・・・?

相棒カムカムは、生後10日の二匹には
一切無関心。全く見ようともしない。

生後2日の4匹だけを、穴が開くかのように
ずっと見続ける。



他の猫が「なになに?」
と近づいてくると・・・



唸って威嚇する…。



結局この日の夜は、キャリーの前で、
まるでこの子達を守るかのように、眠りました。

この相棒カムカムの行動を見たときに、
人間の存在を深く考えさせられました。
産まれたばかりの「命」を、
ビニール袋に入れてゴミのように扱う人間。
その「命」を夜通し外部から守ろうとする犬。
人間であることが恥ずかしく感じた出来事でした。
ゴミとして捨てられた子猫達、
ミルクはせいぜい飲んでも2~3ml。
哺乳瓶も咥えられない。
シリンダーであげても吐き出す。
無理矢理飲ませると誤飲もある。

このままでは死んでしまうと思い、
管を胃に届くように入れて、
直接胃に流し込む事にしました。



普通ならば、どんな仔もこの「命の管」で、
スクスクと成長していってたのですが・・・



​なぜか、この子達は成長が遅すぎる。​

飲んで直ぐに軟便。毛が生え揃わない、
お腹ばかりがパンパンになるばかりで、
生後1ヶ月だというのに、生後15日位の体重を行ったり来たり。

獣医師さんに診てもらったところ、
​内臓系が未完成のまま産まれて来た仔達…。​
きっと、お母さん猫は過酷な環境の中で
生きて来たのでしょう…

​この子達の生存率は…わずか1%だと宣告受けました。​

でも、決して0%ではない!

その1%に入る仔だと信じてお世話を続けよう!

1%を2%に引き上げていく事、
これが、私達の使命だと感じたのです。



ですが・・・

1匹が息を引き取りました。

「ちえみ」という女の子でした。

生後わずか37日でした。







​このとき、やっと、
相棒カムカムの行動の意味が分かりました。

この子達が育たない子だと分かっていたんだろうと…

だから、他の乳飲み子には目もくれず、
この子達に執着していたのだろうと…。



写真を見返したときに、
相棒カムカムの「目」に気付きました。

なんて優しい目で見ていたんだろうと…。


生きるのが難しい子達だと知ってたんだ…と。
だからこそ、守るべき存在なんだと…。

​あらためて、
動物たちの能力の高さ、凄さ、思い知らされました。



カムカム・・・
ちえみ、死んじゃったね・・・ごめんね。



なぜ、このような子達がここまで生きて来られたのか…
胃チューブで強制的にミルクを飲ませていたからでした。

本当に「命の管」だったんだな…と感じた半面、
無理矢理生かせているだけなんんじゃないか…?
自分は間違っているんじゃないか…?
そう感じる事もありましたが、
今はそう思いません!

ちえみの姉妹は、まだまだ不安定ですが、
生き延びてるから!



少しずつ内臓系が作られている気がします。
未完成で産まれて来ても、
生きながら内臓系も育っていけるんだと!
不可能じゃないんだという事を知ることが出来ました。

ミルクのご支援、本当にありがとうございました。
今現在、保護家には10匹乳飲み子猫がいます。
内6匹を、ミルクボランティアさんにお願いしました。

愛護センターには、25匹乳飲み子がいます。
愛護センターでも人手が足りなくて、
まだ腸が未熟な子猫達でも、
早めに離乳食に切替させなければ
お世話が出来ない状態のようです。
愛護センターでも、ミルクボランティアさんを
募集しています。




お願い事ばかりで申し訳ございません。
医療費のご支援を、呼びかけさせてください。
どうか、よろしくお願い致します…。
​​宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
​口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美​​​


郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ

〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      いのちのはうす保護家 
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最終更新日  2018年05月13日 12時42分00秒
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