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カテゴリ:猫ホスピス
4月5日に愛護センターから連れて来た 乳飲み子猫4匹と2匹。 この子達は生後10日位。 目が開くか開かないかの時期でした。 ![]() この子達は、生後二日…。 ビニール袋に入れられて、 愛護センターに連れて来られたそうです… 「野良が勝手にうちの敷地内に産んでいった! 母猫は追っ払ってやったよ! これをどうにかしてくれ!」と。 ![]() ビニール袋… その方にとっては、ゴミなんでしょうね。 動く迷惑なゴミ・・・ でも、放り投げられなくて良かった。 その辺に捨てられなくて良かった。 ![]() なぜだろ・・・? 相棒カムカムは、生後10日の二匹には 一切無関心。全く見ようともしない。 生後2日の4匹だけを、穴が開くかのように ずっと見続ける。 ![]() 他の猫が「なになに?」 と近づいてくると・・・ ![]() 唸って威嚇する…。 ![]() 結局この日の夜は、キャリーの前で、 まるでこの子達を守るかのように、眠りました。 この相棒カムカムの行動を見たときに、 人間の存在を深く考えさせられました。 産まれたばかりの「命」を、 ビニール袋に入れてゴミのように扱う人間。 その「命」を夜通し外部から守ろうとする犬。 人間であることが恥ずかしく感じた出来事でした。 ゴミとして捨てられた子猫達、 ミルクはせいぜい飲んでも2~3ml。 哺乳瓶も咥えられない。 シリンダーであげても吐き出す。 無理矢理飲ませると誤飲もある。 このままでは死んでしまうと思い、 管を胃に届くように入れて、 直接胃に流し込む事にしました。 ![]() 普通ならば、どんな仔もこの「命の管」で、 スクスクと成長していってたのですが・・・ ![]() なぜか、この子達は成長が遅すぎる。 飲んで直ぐに軟便。毛が生え揃わない、 お腹ばかりがパンパンになるばかりで、 生後1ヶ月だというのに、生後15日位の体重を行ったり来たり。 獣医師さんに診てもらったところ、 内臓系が未完成のまま産まれて来た仔達…。 きっと、お母さん猫は過酷な環境の中で 生きて来たのでしょう… この子達の生存率は…わずか1%だと宣告受けました。 でも、決して0%ではない! その1%に入る仔だと信じてお世話を続けよう! 1%を2%に引き上げていく事、 これが、私達の使命だと感じたのです。 ![]() ですが・・・ 1匹が息を引き取りました。 「ちえみ」という女の子でした。 生後わずか37日でした。 ![]() このとき、やっと、 相棒カムカムの行動の意味が分かりました。 この子達が育たない子だと分かっていたんだろうと… だから、他の乳飲み子には目もくれず、 この子達に執着していたのだろうと…。 ![]() 写真を見返したときに、 相棒カムカムの「目」に気付きました。 なんて優しい目で見ていたんだろうと…。 ![]() 生きるのが難しい子達だと知ってたんだ…と。 だからこそ、守るべき存在なんだと…。 あらためて、 動物たちの能力の高さ、凄さ、思い知らされました。 ![]() カムカム・・・ ちえみ、死んじゃったね・・・ごめんね。 なぜ、このような子達がここまで生きて来られたのか… 胃チューブで強制的にミルクを飲ませていたからでした。 本当に「命の管」だったんだな…と感じた半面、 無理矢理生かせているだけなんんじゃないか…? 自分は間違っているんじゃないか…? そう感じる事もありましたが、 今はそう思いません! ちえみの姉妹は、まだまだ不安定ですが、 生き延びてるから! ![]() 少しずつ内臓系が作られている気がします。 未完成で産まれて来ても、 生きながら内臓系も育っていけるんだと! 不可能じゃないんだという事を知ることが出来ました。 ミルクのご支援、本当にありがとうございました。 今現在、保護家には10匹乳飲み子猫がいます。 内6匹を、ミルクボランティアさんにお願いしました。 愛護センターには、25匹乳飲み子がいます。 愛護センターでも人手が足りなくて、 まだ腸が未熟な子猫達でも、 早めに離乳食に切替させなければ お世話が出来ない状態のようです。 愛護センターでも、ミルクボランティアさんを 募集しています。 お願い事ばかりで申し訳ございません。 医療費のご支援を、呼びかけさせてください。 どうか、よろしくお願い致します…。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ) いのちのはうす保護家」 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月13日 12時42分00秒
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