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テーマ:動物愛護(608)
カテゴリ:みやざき動物愛護センター
愛護センターには、 猫だけで120匹収容されています。 どの部屋もいっぱいになり、 隔離室、手術室にも、 簡易ケージを置いている状態でした。 「限界ギリギリまで殺処分はしたくない!」 という職員さん達の想いなのだと感じました。 「劣悪な環境」一言で言えばそうなのかもしれません。 コクシ、 カビの仔、 健康な子、 風邪の仔、 病状の違う子ごとに部屋を分ける余裕すら 今の愛護センターでは不可能です。 通常服薬とトライキル消毒セットであれば、 三日で落ちるコクシも、 一ヶ月で完治するカビも、 風邪ひきさんも、 ピンポン感染が続いているようです。 コクシの仔の隣ケージ、下段には、 健康な子や異なる病気の仔… 止まないピンポン感染。 でも、場所が無いんです! 本来ならば、コクシだけの子達を全員預かり、 一気に3日で仕上げて、センターにお返ししたい。 それが理想なのですが、当施設も空き部屋がありません…。 今、なんとか出来ないか…協力できないか… それを考えているところです。 狭い猫舎にギュウギュウに詰められた子達… 職員さん達も、温度調整や湿度を 一生懸命、頑張って管理されておりましたが、 部屋の大きさに対して、あまりに多い猫の数で、 なかなかうまくいかない様子でした。 早く病気を完治して、 譲渡猫室に移動させてあげたい… 早く飼主さんとの出会いの場を作ってあげたい… 職員さん達の想いが、痛いくらい伝わります。 先の見えない仔、譲渡猫に回れない仔… この子達を中心にレスキューすることを決めました。 1つでもケージが空けば… 1匹でも治療や管理の職員さんの手が空けば… スタッフに申し出ました。 会計担当スタッフに、スッと印刷された用紙を渡されました… 「今の保護家の現状だよ」…と。
銀行口座には、残金184,404円、 ゆうちょ口座には、残金68,753円、 これが、「いのちのはうす保護家」の現状でした。 「今月の施設維持費の支払い、医療費その他諸々、 7月1日…会の資金はゼロになります。 それでも・・・?」 「うん…それでも行く。行かせてください」 数年前、主人と大喧嘩した事を思い出しました。 キツイ、辛い、資金がない、そう弱音を吐いたときに 「頑張りが足りてない! 好きな事をしてるんだから、 睡眠時間を削ってでも頑張れ」 そう言われたときに、私はキレました。 「はぁ?睡眠時間4時間やとよ? それでも頑張りが足りんってや! 私に死ねって事や!」 でも、今になって主人の言葉は 正論だと気付きました。 ひとつの命を守るためには、 何か一つ捨てなきゃいけない。 ひとつ犠牲にしなきゃいけない。 死ぬ気で守れなきゃ、 死ぬ覚悟で守らなきゃ、 命を背負う資格なんかないんだと…。 愛護センターに向かう道中、 涙しか出てきませんでしたが、 センターに到着して、 この子達の姿を見たときに、 モタモタ、メソメソ、堕ちていた自分を すっかり忘れていました。 エイズと白血病の成猫。 左目は見えていません。 交通事故でしょうか… あごの骨が口の中に飛び出ていました。 事故の衝撃で骨盤辺りの骨折もあり、 真っ直ぐ歩行する事ができません。 この仔をレスキューしました…。 白血病預かり専門の藤井副代表自宅にて、 預かりをお願いしました。 副代表の自宅も、預かり犬猫だけで キャパを超えております…。 この仔も、エイズ白血病の成猫です。 身体中毛玉だらけで、ボロボロでした…。 そして・・・ 腎不全末期・・・ 残された時間は僅かしかありません。 この仔には、介護と看取りしか残されていません。 外猫として、エサやりさんから 命を繋いでもらっていたのでしょうか… 身体中の傷跡…過酷な年月だったと思います。 残りの時間、何かに怯える事無く、 穏やかで優しい時間を過ごせればと、 レスキューしました。 白血病なので、この子のお世話や点滴等、 触れる人間もスタッフのみと決めて、 私のパソコン部屋に連れてきました。 この子は、体の大きな成猫。 かなり脱水症状が出てて、 フラフラとしか歩けない状態だったので、 レスキューしました。 即入院となり、点滴を250入れても、 直ぐに吸収してしまう位との事でした…。 この子も腎不全末期です…。 「猫ホスピスルーム」にて、 この子の居場所を確保しました。 残りの時間を大切にして、 向き合っていきたいと思いました。 1日でも長く生きれますように… この子は、まだ子猫ですが、 下半身麻痺でした。 ビビりさんですが、麻痺が無ければ 確実に譲渡猫に回れた仔なのに… 自力でトイレができません。 圧迫排尿が必要なため、 レスキューしました。 この子も、下半身麻痺でした。 こんなに小さいのに… 生後1ヶ月位だと思います。 この子も、圧迫排尿で人間の手が要るので、 レスキューしました。 完全な麻痺ではなく、 多少の痛覚は残っているようなので、 もしかしたら、自力で立ち上がり、 トイレも出来るようになるかもしれません。 最近、骨には異常が無く神経から来る下半身麻痺の仔が ※長くなるので次記事にて・・・多いように思いますが・・・ 毒性の物を口にしてしまったとか…? 会の資金が一週間で底をつく状態だと分かっていながら、 5匹レスキューした判断は、 間違っていたのかもしれませんが・・・ お願い事ばかりで申し訳ございません。 医療費のご支援を、呼びかけさせてください。 どうか、よろしくお願い致します…。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美
いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ) いのちのはうす保護家」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月22日 15時02分07秒
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