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テーマ:猫の病気と治療日記(273)
カテゴリ:猫ホスピス
※前編「リンパ腫と戦う松子を書けなかったのは…」
https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201811150000/ 「週一の抗がん剤治療の他に何の治療をしてるの?」 藤井副代表に聞いたときに、 「エンドキサンという抗がん剤」 「・・・えっ?!」 シクロホスファミド(エンドキサン)は、 毒ガスをヒントに開発されたといわれている抗がん剤、 「揮発性を持った化学薬品」だと言われています。 ただ、効果の高さがあるからこそ、 エンドキサンに変わる抗がん剤は なかなか開発されないんでしょうね…。 正直、とてもリスクの高い危険な抗がん剤です。 松子の呼吸と一緒に空気中に拡散し、 犬猫だけではなく、人間への発がん率も高いのです。 「ねぇ、エンドキサンの危険性知ってると?」 私の問いに、返ってきたのは・・・ この写真でした。 「松子に服用させるときは、この格好でやってるよ(笑)」 その写真に写る藤井副代表の顔は、 いつものおちゃらけたものではなく、 真剣さが伝わる表情でした。 藤井家は「松子の奇跡に賭けてみたい」と、 一日置きに、リスクの高い抗がん剤を服用させていたんです。 治療中は必ず換気をするか、外で風向きを考えながら 服用させなければいけません。 薬を飲ませる方も、被爆のリスクを覚悟しての治療なんです。 危険性を知ってて・・・ 全てを分かったうえで・・・ 藤井家は・・・ 腹括ったんだね。 抗がん剤の微量被曝は、何年、何十年後に、 身体に異変が出て来ますが、 何の保証もありません。誰も助けてくれません。 「自己責任」しかないのです。 「松子の奇跡を信じたい」 藤井家が発したその言葉は、 自分達へのリスクをも覚悟した上での とても重い言葉でした・・・。 以下は、藤井家を代表しての藤井副代表からの言葉です。 「松子はまだ2才なんです! 2年しか生きていないんです! 抗がん剤の副作用もなく、 笑顔で毎日を過ごしています。 寿命をお金で買っているだけなのかもしれない… でも、あともう少し… 松子に時間を与えてあげたいんです。 あともう少しだけ… 穏やかな日々を感じて欲しいんです。 山下由美代表は、<命を懸けて守る> という本当の意味と行動を、 映画のモデルとなったひまわりから 学んだと話していました。 山下代表の言葉の意味を、 今、私は松子を通して 初めて知る事が出来ました。 自分の体のリスクなんてどうでも良い! 松子を守りたい気持ちを抑えられないんです。 どうか、松子に時間を下さい。お願いします。」 松子が、苦しい、辛い・・・そう感じたときに、 抗がん剤治療は終わろうと、藤井家も私も、 同じ考えでした。 それまでは、どうか治療を続けさせてください… 高額な医療陽を、松子一人の延命に遣う事は、 正しいのか間違いなのか、答えは分かりません。 いいえ…答えはそもそもないのかもしれません。 どうか、松子が一日でも穏やかな時間を過ごせますよう、 抗がん剤治療のご支援を宜しくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 ※「足長基金」には松子のページがありません。 私が、本当にこれで良いのか迷いが残り、 作っていませんでした。 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)
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最終更新日
2018年11月15日 19時58分42秒
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