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テーマ:猫の病気と治療日記(296)
カテゴリ:猫ホスピス
※前編「リンパ腫と戦う松子を書けなかったのは…」
https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201811150000/ 「週一の抗がん剤治療の他に何の治療をしてるの?」 藤井副代表に聞いたときに、 「エンドキサンという抗がん剤」 「・・・えっ?!」 シクロホスファミド(エンドキサン)は、 毒ガスをヒントに開発されたといわれている抗がん剤、 「揮発性を持った化学薬品」だと言われています。 ただ、効果の高さがあるからこそ、 エンドキサンに変わる抗がん剤は なかなか開発されないんでしょうね…。 正直、とてもリスクの高い危険な抗がん剤です。 松子の呼吸と一緒に空気中に拡散し、 犬猫だけではなく、人間への発がん率も高いのです。 「ねぇ、エンドキサンの危険性知ってると?」 私の問いに、返ってきたのは・・・ この写真でした。 ![]() 「松子に服用させるときは、この格好でやってるよ(笑)」 その写真に写る藤井副代表の顔は、 いつものおちゃらけたものではなく、 真剣さが伝わる表情でした。 藤井家は「松子の奇跡に賭けてみたい」と、 一日置きに、リスクの高い抗がん剤を服用させていたんです。 治療中は必ず換気をするか、外で風向きを考えながら 服用させなければいけません。 薬を飲ませる方も、被爆のリスクを覚悟しての治療なんです。 ![]() 危険性を知ってて・・・ 全てを分かったうえで・・・ 藤井家は・・・ 腹括ったんだね。 抗がん剤の微量被曝は、何年、何十年後に、 身体に異変が出て来ますが、 何の保証もありません。誰も助けてくれません。 「自己責任」しかないのです。 ![]() 「松子の奇跡を信じたい」 藤井家が発したその言葉は、 自分達へのリスクをも覚悟した上での とても重い言葉でした・・・。 ![]() 以下は、藤井家を代表しての藤井副代表からの言葉です。 「松子はまだ2才なんです! 2年しか生きていないんです! 抗がん剤の副作用もなく、 笑顔で毎日を過ごしています。 寿命をお金で買っているだけなのかもしれない… でも、あともう少し… 松子に時間を与えてあげたいんです。 あともう少しだけ… 穏やかな日々を感じて欲しいんです。 山下由美代表は、<命を懸けて守る> という本当の意味と行動を、 映画のモデルとなったひまわりから 学んだと話していました。 山下代表の言葉の意味を、 今、私は松子を通して 初めて知る事が出来ました。 自分の体のリスクなんてどうでも良い! 松子を守りたい気持ちを抑えられないんです。 どうか、松子に時間を下さい。お願いします。」 ![]() 松子が、苦しい、辛い・・・そう感じたときに、 抗がん剤治療は終わろうと、藤井家も私も、 同じ考えでした。 それまでは、どうか治療を続けさせてください… 高額な医療陽を、松子一人の延命に遣う事は、 正しいのか間違いなのか、答えは分かりません。 いいえ…答えはそもそもないのかもしれません。 どうか、松子が一日でも穏やかな時間を過ごせますよう、 抗がん剤治療のご支援を宜しくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 ![]() ※「足長基金」には松子のページがありません。 私が、本当にこれで良いのか迷いが残り、 作っていませんでした。 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)
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最終更新日
2018年11月15日 19時58分42秒
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