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2020年04月20日
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カテゴリ:老犬ホスピス
​​​​昨年の夏に出会った1匹の老犬は、

動物愛護センター収容犬でした。

「飼い主の持ち込み」



飼主さんが、癌で入院したとのことでした。

それ以上は聞きませんでしたが、

大切に可愛がっていた事だけは

充分に伝わりました。



愛護センターに収容中、

徐々に老化が進行しました。

立ち上がる力もなくなっていき、

昨年の9月にレスキューしました。



​「ラン」​おばぁちやん!

多頭でオンボロ保護施設という環境は、

室内で大切にされてたランにとって、

決して良い環境とは言えないでしょう…。

スタッフ皆、分かっていたからこそ、

ランが理想とする環境に少しでも近付きたいと、

みんなで試行錯誤のくり返しでした。



ランは、自信に満ち溢た仔でした。

何があっても気持ちが揺るがない

どっしりとしたオーラを持っていました。

決して人間に甘えない…

いいえ!甘えないのではなく、

甘えさせる立場であるような…

気位の高さを感じる仔でした。



そんな「肝っ玉ラン」だったのに…

老いが進むにつれ、

徐々に変わっていきました。

赤ちゃんでいう「夕暮れ泣き」のように

みんなが帰宅する夕方から

夜鳴きが始まるのです。



「ヒッ!ヒッ!ヒャンヒャン!」

夕方、かん高い第一声が始まると、

私の中では、ただただ恐怖でした。

体勢を変えたり、

立たせたり、

補助して歩かせたり等々…

朝までエンドレスの介助がはじまるよ~の

合図でしたから…。



介護疲れで日に日に弱っていく私を

スタッフやボランティアさん達が

一丸となってサポートしてくれました。

日中の介護を頑張ってくれました。


(中学一年生のスーパーボランティアななこちゃん。
ランの介護も完ぺきにマスターしてました)

私も自分の体を優先させなければと、

体力の限界を感じたときは

耳栓して仮眠を取ったり、

介護に手を抜くようにしましたが…

今度は、

そんな手抜き介護をしている自分に

罪悪感を抱くようになり、

心まで堕ちていきました。
​​​​
​​​​​

​​私が堕ちると同時に、

ランも衰弱していくのが分かりました。

次第に声を出す事も少なくなり

とうとう寝たきりになりました。

介護する側が元気じゃないと、

介護される側はどんなに辛いか…

​ラン、ごめん…​



「今の私では…この精神状態では、
ランは穏やかな最期を迎えられない!」

保護家から3~4日離れる決意をしました。

本来の自分を取り戻す方法が

これしか思いつかなかったんです。

ランを置いて離れることへの

不安はありませんでした。

私が元気になって帰ってくるまで

ランは待ってくれるはず!

なぜか…そう信じていました。


3月6日、3日ぶりに帰宅した私は、

自分自身への疑心暗鬼も消え去り、

冷静さを取り戻していました。

看取り側としての自信も

取り戻していました。

​「ラン、ただいま!」​

元気になって帰ってきた姿を

ランに見てもらいました。

「だから…いつ逝っても大丈夫やからね!」

記憶は定かではありませんが、

多分そんな感じの言葉を

ランにかけたような気がします。

言葉に反応するかのように

ランのまぶたがビクッと動いたことだけは

はっきりと覚えていますから。

そのわずか一時間後…3月7日 深夜0時



ランの下顎呼吸がはじまりました。
​​​​(魚が口をパクパクするような呼吸)​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​
​下顎呼吸は苦しそうに見えるけど、​
エンドルフィン(モルヒネよりも強い鎮痛効果)が
脳から分泌されるので苦しくありません。

冷静に声をかけ続ける自分がいました。

「自分のタイミングでいいんだからね」

「安心して逝っていいからね」



多分、私は、笑顔だったと思います。

それは…

ここまで頑張って生きたランへの
敬愛​


飼主さんと離れても気位くあり続けたランへの
敬意​


…だったのかもしれません。



​~3月7日 ​0時33分 ラン永眠​~​

穏やかで優しい表情でした。

気位の高いランにふさわしい

美しい最期でした。



ランに伝えられなかった言葉があります。

「私が元気になるまで

待っててくれてありがとう」

ランを置いてでも

保護家から逃げた3日間は、

私だけではなく

ランにとっても

必要な時間だったのかもしれません。

今になってそう思えるのです。


~ランが遺した物~​​​


介護で苦しんでる飼主さんを
サポートしていく側でもある私が、
たかだか5匹前後の老犬介護が
半年間続いたからといって
ストレスと疲労の限界なんて…
本当に恥ずかしい!情けない!
自分を責め続けましたが、
ランの介護で感じたストレスと疲労は、
私にとって受けるべき
必要な経験だったのかもしれません。

ランの元を離れたあの三日間がなければ
私だけではなく、ランにとっても
悲しい最期を迎えていたでしょう…。
私は、介護で苦しんでいる飼主さんを
サポートしている立場ではありますが、
飼主さんの気持ちに寄り添うには、
まだまだ足りてない部分が
私自身にあったのだと思います。

介護サポートをする側の人間には
理屈なんて必要ありません。
色んな介護パターンがあります。
それは、自分で経験を積みながら、
体で学んでいくしかないのだと、
ランが教えてくれたような…
そんな気がしてなりません。

最後に…
献身的にランの介護をしてくれた
スタッフとボランティアさんに
「ありがとう」「お疲れ様でした」







レスキューした子達、​​
今、レスキューを待ってる子達を、
​私たちと共に、
守っていただけないでしょうか…。​​​

​▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601​
  ​動物たちの未来のために代表山下 由美​

​▼郵便貯金 17310-434961​
 ​ 口座名義:イノチノハウスホゴヤ​

▼〒880-1222
宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
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最終更新日  2020年04月20日 18時56分09秒
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