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2020年07月04日
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カテゴリ:老犬ホスピス
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​2018年12月…

福島県からやってきた老犬「ピン子」



空港に迎えに行くと…

いのちのはうす保護家までの

60分間の帰路

ずーーーーっと「怒り」Max!

到着してもずーっと「怒り」続けるピン子を

長時間ご機嫌取り続ける…。



私の場合は…ですが、

信頼関係が築けてない犬は観察から入るので、

その子が気が済むまで

落ち着くまで待ち続けます。

「鳴くまで待とうホトトギス」なのです。



この日…ピン子が寝床につくまで

何時間待ち続けただろう…(:_;)

ここまでの頑固バアチャン

久々でしたね!



写真を撮られるのが大嫌いなピン子は、

カメラを向けると表情が一変。

​「撮るんじゃねーよ!」​

咬む勢いでガウガウ怒ります。



ピン子は頭の良い子だから、

カメラを向けてる人間の心を

読みとっていたのです。

「記録に残さなきゃ」

「報告しなきゃ」

という気持ちだと、

ピン子は撮影NGなのです。



「ピン子素敵だな~」

「ピン子カッコいいな~」

という気持ちでカメラを向けると

「…よしよし!」

ピン子の撮影許可が下りるのです。



だけど…それでもイヤそうなピン子…

妥協してくれてることに気付いてからは、

私がカメラを向けるのは

最小限に抑えるようにしました。



「ジロジロ見てんじゃねーよ!」

観察してるだけで怒られ続けた日々でしたが、

カメラを向けなくなった日を境に

ピン子ひとつひとつの反応から

信頼関係が徐々に築けている事を確信しました。



いつしかピン子は、

ホスピスルームを

仕切る存在になっていたのですが、

その勇ましい姿を

私に見せているかのように

私の顔をチラチラ確認しながら

老犬達を仕切り続けるピン子。



「ピン子カッコいいね~(笑)」

私が笑顔でホメると

ドヤ顔で嬉しそうに立ち続けるピン子。



ですが…

このときすでにピン子の体は…





6月3日正午…

ホスピスルームのドアノブに

手をかけると同時に

「バタンっ!」

中から大きな音がしました。



ピン子が倒れた音でした。

長時間続く激しい痙攣…

このときは「突発性の前庭疾患」だと思い、

いつものように
(老犬で多々経験してきたので)

坐薬で眠らせる処置を取りました。

この日は朝までピン子を看ていましたが…

突発性の前庭疾患には思えず、

かかりつけの獣医師さんに

発作の動画をLINEしました。



中枢性の前庭疾患脳梗塞

だろうとのことでした…。

ピン子に意識はない。

苦しみは感じていない…

との事だったので、

発作による体力の消耗だけでも

抑えていく方向を選択しました。

目の前にあるのが「死」だけであっても、

ピン子の魂が体内にあり続けるまで

ピン子を尊重していこうと…。



ピン子の坐薬を病院に

取り向かおうとしたそのとき、

「私はピン子から離れちゃダメだ!」

第六感でした。

「ごめん…代わりに坐薬を取りに行ってもらえる?」

スタッフに丸投げしてしまった数分後…

ピン子は最期を告げようとしました。



気高いピン子は

静かに逝くことを望んでいると

そう気付きましたが、

「ピン子、みんなを呼ぶからね!」

私は、ピン子の声を払い除けました。



それは…

ピン子のお世話をしたのは、

ピン子を想い続けたのは、

ピン子を愛し続けたのは、

私じゃなかったから…。



【ありがとう?さようなら?
それを伝える相手は
母ちゃんじゃないやろ?

感謝を伝える相手を間違えるな!】

こんな頑固バァちゃんを

無条件に愛し続けてくれた人たちを

当たり前だと思うな!と…

私からピン子へ

最後の最期に入れた「喝」でした。



中心になってピン子を支え続けたスタッフが

ピン子を抱きしめながら

声をあげて泣いてる姿を見ながら

温かい安心感に包まれる感覚でした。

私には「悲しみ」という感情はありませんでした。

一生懸命ピン子と向き合ってきたスタッフの姿を

私はずっと見てきたから…。

全部全部、わかってたから…。



ピン子は…

自分が一番お世話になった

スタッフの腕の中で

最期の眠りにつきました…。



昔の私は…

看取る最期の瞬間まで

その子を抱きしめてる存在でした。

感情を抑えることなく

声をあげて泣いてましたが、

いつからでしょうか…

私は涙を隠すようになりました。

みんなが後悔のないお別れができるよう…

感情に蓋をすることなく、

涙を流せるように…

大声で泣けるようにと…

冷静に一人一人観察しながら

看取りに立ち合うようになりました。



ビデオを回しながら

「耳はまだ聴こえてるから声をかけ続けて!」

「体に触れてあげてね」

「〇〇さん、顔の所に来てあげて!」



ビデオに残された私の声は

まるで「看取りプロデューサー」

淡々とみんなの感情を読み取りながら

動いているのです…。

「私…何者やと?」

ここ数年、

自分が何者かも分からない状態でした。



ピン子火葬の日…

私はいつものように

周りを見渡していました。

「最期のお別れはもう大丈夫?」

「ピン子に会いたい人はみんな来れた?」

「火葬は何時に連れて行く?」

そんな私を見て副代表が言いました。

「はいっ!由美さんの喪主の時間は終わり!」

副代表から強引に手を引かれ

ピン子のサークルに入れられました…。



「由美さんはこの子達の母ちゃんだもんね。
喪主は悲しむ暇ないもんね。
でも、もう泣いて良いとよ?」

という副代表の言葉で

私は素に戻った感覚がしました。



このとき、ピン子になんて声かけたのか

全く記憶にありません。

ただ、やっと泣くことができたと

胸がギュッと痛くなったことだけは覚えています。



副代表がソッと扉を閉める音と同時に

ピン子と過ごした何気ない時間が

脳裏に次々と現れてきました。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​



ピン子は私に甘える子ではありませんでしたが、

私から褒められるのを

ニコニコしながら待つ姿が

真っ先に思い出されました。

それはいつも誰かに向かって吠えてるとき…



ホメられるどころか

「ピン子!なんでワカコを怒るとけ!」

逆に私に叱られることも多々あり、

そのガッカリした気持ちを

長時間引きずるピン子…。



「すごいね~!」

ホメられると自信満々のドヤ顔。



今振り返って思うと…

私からホメられることが

ピン子の生きがいだったのかもしれません。

頑固なバァちゃんだからと

ピン子のパーソナルエリアは

ここまでだろうと決めていた範囲が

間違っていたのかもしれません…。



本当はもっともっと

小さなエリアだったのかもしれません。

ピン子が倒れたときに、

ピン子が最期を迎える瞬間に

はじめてそう感じたのです。



今頃…



今になってやっと…








レスキューした子達、
今、レスキューを待ってる子達を、
私たちと共に、
守っていただけないでしょうか…。

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  動物たちの未来のために代表山下 由美

▼郵便貯金 17310-434961
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最終更新日  2020年07月04日 07時00分06秒
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