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テーマ:猫の病気と治療日記(296)
カテゴリ:猫ホスピス
ブログでの告知が間に合わず申し訳ございません… 先日放送された「坂上どうぶつ王国」(フジテレビ系列)。
密着取材中に息を引き取った「タマ」… 今日はタマのことを書かせてください。 番組の中でも紹介されましたが、 これが、3年前に出会った頃のタマでした。 ![]() レスキュー直後の様子です↓ ケージのすみっこで 必死に身を潜めてました。 ![]() 愛護センターが保護するまで タマの左腕は皮一枚でぶら下げた状態で 左腕はすでに腐っていたそうです。 どんな思いで左腕を引きずっていたのか… どのくらいの期間痛みと戦っていたのか… タマが怯えるのは当然ですよね。 ![]() タマをレスキューして一週間位でしょうか? いつもケージの奥に隠れてたタマが… 扉の真ん前まで来て逃げないんです! ![]() 「…もしかして?」 ドキドキしながら扉を開け手を出してみると… ![]() 「スリスリっ!」 タマが初めて甘えてくれたときの1枚です。 ![]() このときの感動は今でもハッキリと 体が記憶してます。 ただただ、「信じてくれてありがとう!」 そんな気持ちと同時に 恐怖心に打ち勝ったタマの頑張りに 「敬意」という思いもありました。 ![]() いのちのはうす保護家に隣接する 「保護猫カフェ」エイズ専用っ子ルームに デビューしたタマは 他の猫にも優しい立派な青年でした。 ![]() あんなに人間を怖がってたのに 誰よりも人間が大好きな甘えん坊になりました。 ![]() 三本足でも普通の猫と何ら変わらない。 ただ、エイズ陽性・・・それだけ。 性格も良すぎるくらい良い子なので 「いつか必ずご縁がある!」 私たち全員そう信じていました。 ![]() いつか必ず… 良縁に巡り合い いつか必ず… この部屋から出られる日がくるだろうと… ![]() 「違うよ…そんな意味じゃないとよ…」 タマは、違う理由でこの部屋を卒業しました。 急性腎不全… タマの異変に気付いたときは、 すでにステージ3でした…。 タマは、保護猫カフェを卒業して 「猫ホスピスルーム」に移動してきました。 ![]() ここから下り坂だろう… そう覚悟していたのですが… ![]() 「猫ホスピスルーム」にお引越ししたとたん タマは日に日に元気になっていきました。 ![]() この「猫ホスピスルーム」は、 私が事務作業をする部屋であり、 私の仮眠室でもあります。 夕方~明け方にかけて常に私が居るお部屋。 ボランティアさん達が 日中このお部屋に入ると ボランティアさんの愛情を独り占めできる… 猫ホスピスルームとは そんなお部屋なんです。 タマは、そんな日々を満喫してました。 免疫力がどんどん上がっているように感じました。 ですが・・・ ![]() 腎不全ステージ4… やはり腎不全に勝てませんでした…。 舌をペロッと出してたタマに 「ベロが出てるがね~」 笑いながら舌先にチョンと触れると 舌をお口の中にしまったタマ。 それと同時でしょうか… タマの呼吸が静かに止まりました。 本来の亡くなり方というものは、 陸にあがった魚のように、 大きく口を開けて何度も喘ぐ呼吸を繰り返すものですが、 「安らかで静かな最期」 この言葉がぴったりの最期でした。 まるで普通に眠りにつくような… ![]() タマらしい 優しい最期でした…。 ![]() 最後の最期まで… タマでした。 ![]() ご支援ご協力を どうかよろしくお願い致します ▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美 ▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ ▼〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ) ▼「いのちのはうす保護家」HP ▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HP ▼「いのちのはうす保護家」公式ブログ ▼「いのちのはうす保護家」Facebook ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebook ▼山下由美代表Facebook ▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagram ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagram お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月21日 12時41分23秒
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