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テーマ:動物愛護(608)
カテゴリ:介護と看取り
夢に抱いてた。 ずっとずっと… ![]() 「いのちのはうす保護家」は、 ホスピス部屋はあるものの 最期をゆっくりと過ごせる 看取る部屋がありませんでした。 犬の看取り部屋は 狭い廊下に作るしかありませんでした。 ![]() 犬の看取り部屋も、 猫の看取り部屋も、 陽が入らないような暗い場所でした。 ![]() 明るい看取りのお家があれば…と、 夢を抱いてきました。 「宝くじが当たればね~」のノリと同じように 全く現実のものとして考えていませんでした。 そんなある日… 支援者の加藤さんから聞かれました。 「山下さんご自宅には帰れてるの?」 「いつ寝てるの?どこで寝てるの?」 全て正直にお答えしたら 驚きの提案をされたんです。 ![]() 「少しでも休まんといかん! よし!山下さんの家を建てます!」 こんなありがたいお話は こんな私にはもったいない!と 「お気持ちだけで嬉しいです」と お断りしましたが… 頑固な加藤さんには通じませんでした。 それならばと、夢物語にあった 犬猫の看取り用のお家にしたい旨をお伝えし、 夢物語が現実に向けて動き始めました。 ![]() 「これは現実なのだろうか…?」 工事が進んでもあいかわらず 夢を見てるようでした。 ![]() 私達も犬猫も「最期」は必ずきます。 健康で長生きして欲しいの前に その子がどう生きたか… 幸せな時を過ごせたか… 病気でも老衰でも 必ず介護期→看取り期がやってきます。 ![]() この「看取りの家」は、 静かに最期を迎えられるための 看取り期に入った犬猫のお家です。 いつも思っていました。 保護犬、保護猫ではなく、 家庭の子と同じような環境で 最期を迎えられたら…と。 ![]() 「家族ごっこ」なのかもしれない。 でも、それでも良い! この門をくぐったら 「最期」…? ではありません! 決して悲観的なことでもありません。 ![]() ゆったりとした その子が望んでいた その子らしい 新しい時間がスタートするだけ… 余命二ヶ月の宣告を受けてた「ビク」は、 「看取りの家」完成に間に合わないと 半ばあきらめていました。 https://www.facebook.com/100003345797203/videos/1207581023093192/ ![]() 陽も新鮮な空気も入らない 湿気だらけの部屋で 最期を迎えるしかないのだと… ![]() 自分で血を作れない体になり、 死ぬまで輸血をくり返すしか 生きるすべはないのだと… 免疫抑制剤も逆に体に負担になりかけていたため どこで治療を終わらせるのか… ビクの体はその位、 限界が近づいていたのに… ![]() 「看取りの家」に移動してから 日に日に元気になっていきました。 部屋中を走り回ったり、 ![]() 窓の外から保護家の犬たちが 遊ぶ姿をながめて楽しんだり 日向ぼっこしてお昼したり… 余命二ヶ月と言われたビクは、 自分で血液を作れる体に回復しました。 もうすぐ四ヶ月目に入ります。 奇跡のような回復力だと 獣医師さんも驚いていました。 ![]() でも・・・ 完治したわけではありません。 完治することのない病気ですが、 今のビクは元気に「看取りの家」で 自分らしい時間を過ごしています。 環境でここまで回復力があがるなんて… だから・・・ ![]() 「プリッツ」!あんたもだよっ! もう頑張る必要なんてない! 「猫ホスピス」から「看取りの家」に お引越ししてきたプリッツは、 7月に愛護センターからレスキューし、 このときすでに延命治療しか 生きる道は残されていませんでした。 毎日毎日、骨と皮の体で 点滴しながら頑張ってきたプリッツ… この五ヶ月間、プリッツは 本当に頑張ってきたと思う。 明るい「看取りの家」で 自分らしい生き方で… 自分が望む時間を過ごしてね。 ![]() わたしは… プリッツの願いを尊重するだけ。 「看取りの家」は、 いのちのはうす保護家の 敷地内にあります。 ![]() 犬たちのドッグランの隣にあるので 犬たちも私も安心して過ごせます。 ![]() 「看取りの家」からは、 老犬ホスピスも、ご隠居猫部屋も、母屋も、 全部見渡せる場所にあります。 それだけではありません。 ![]() お風呂の窓を開けると 今まで看取った子達が眠る 慰霊碑があります。 正直…今、生きてる子を優先して動いてるので、 亡くなった子を想う時間は あまりなかったような気がします。 ![]() それが今では、 お風呂に入ってるとき必ず窓を開け、 慰霊碑で眠る子達のことだけを想う… そんな時間が取れるようになったんです。 今生きてる子達には申し訳ないけど、 この時間が一日の中で 一番幸せに感じてる自分がいます。 ![]() 最愛の娘… モモもここで見送りたかったな… ![]() この「看取りの家」は、 熊本県の加藤様 「匿名」様 「保護家の皆さんに幸あれ」様 三名の支援者様が寄贈下さった 犬猫達の大切なお家です。 熊本県宇城市の 「あっぷハウジング」さんが 時間と労力をかけて 宮崎県のいのちのはうす保護家に通いながら 建ててくださいました。 「施設」「保護」から離れた 普通の家っぽいデザインにこだわりました。 家族ごっこ…かもしれないけど、 「家庭の犬猫」を経験させたい…と。 最期くらいは… ![]() ご支援ご協力を どうかよろしくお願い致します ▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美 ▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ ▼〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ) ▼「いのちのはうす保護家」HP ▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HP ▼「いのちのはうす保護家」公式ブログ ▼「いのちのはうす保護家」Facebook ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebook ▼山下由美代表Facebook ▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagram ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagram
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最終更新日
2021年12月07日 16時21分21秒
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