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1

猫ホスピス

2018年05月25日
XML
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​Facebook​をされていない方も多いと思いますので、
Facebookにて記録し続けたものを
編集しながら掲載させて頂きました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

​​5/22​​

皮膚ガンの「うらら」は、
進行の早い皮膚ガンでした。

日に日に溶けていく皮膚・・。

気安めなのかどうなのか分からないけど、
毎日痛み止めの注射。





「うらら」が食べれなくなったときが、
決断の時だと覚悟してましたが・・・

とうとうその日が
やってきました。



​うららは、もう何も食べれません。

でも・・・

うららから感じるのは、
「生きたい!」
「生きてるんだよ!」

スタッフが点滴しながら、
ただ、見守るしか出来ない。
それがうららの望みならと。

息苦しいときは、口呼吸しながら
必死で生きている。



右眼球の奥に腫瘍も出てきた。
​進行があまりに早すぎる。​​
手で触らないよう
エリザベスカラーを考えたけど、
うららが不便さを感じないよう
自然な環境で、私達で管理していこうと決めました。

出血しないよう、傷めないよう、
消毒や拭くのは難しい。
皮膚がないから、少しの刺激ですごい出血するから。



私達が出来る事は、
うららが少しでも、快適に過ごせるよう
獣医師さんの手を借りる事。

うららの呼吸が楽になるよう、
酸素室の購入も考えてますが、
酸素室に入る事が、うららの望みなのか、
分からないのです。

誰かと添い寝することが、うららの幸せだから・・。



​​​​​うららには、もう時間がありません。
私が何気に過ごしてる1日、
いいえ、1時間、1分・・
この当たり前な時間の流れは、
うららにとっては、当たり前ではありません。
1分1秒、必死に生きようとしてる時間なんです。

うららは、生き延びる事ができません。
目の前には「死」しか残されていません。

ですが、最期の瞬間まで、
うららを尊重していきたいと思っていました。



この写真を撮った翌日、
私は東京出張の予定を入れていましたが、
出張前日、副代表に告げました。
​出張をキャンセルしたいと…​

「うららを置いて行く出張の意味は
どこにあるんやろか?
目の前の命をないがしろにしてまで行く事が
正しい選択だとは思えないから」

「それは由美さんの判断に任せる」

副代表は、その言葉の後、
一呼吸おいて私を叱りました。



「・・・ねぇ、ゆみさん!
動物愛護法の改正どうなるんだろうね?

由美さんは宮崎を代表して宮崎県の声を届けに、
国の声を聞きに行くんじゃなかったと?

法改正の署名、宮崎で2,650名集めたよね?
2.650人の声は?願いは?

目の前の命、うららは確かに大事!
でも、そのために私らがいるんじゃない?
私達の事を信用してないと?

あなたは、2,650人の想いを背負って行け!
『今』は私達が守る!​
『未来』は由美さんが守れ!」​



・・・私は、うららを置いて
東京出張を選びました。
(この件に関しては後日記事にて)

​​​​​
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

​​5/23​​​

最終便で宮崎に、保護家に戻ってきました。
猫ホスピスルームに入ったとたん、
うららが「おかえり」と言ってくれてるかのように、
何度も何度も鳴いて・・
声を出すのもかなり負担かかるだろうに( ; ; )
ありがとうね。


フラフラしながら、ひざの上に乗って来てくれました。

更に目の中が溶け始めてた・・
腐臭も強くなってきた・・

​~~~~~~~~~~~~~​​​~~~~~~~~~~~~~​​

​​5/23​​

眼球の奥にある腫瘍が破裂しました。
もう目を開く事すら出来ません。
嗅覚、視力、失ったうらら。​
耳は聞こえてる。
しっかり聞こえてる。
声にならない声で、話しかけてくる。
「楽になりたい」
「もう終わりたい」
うららから聞きたい。
うららから感じたい。

痛みから解放させたい。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

​5/24​​
​うららからは、最後まで
「楽になりたい」「終わらせたい」
という感情は伝わってきませんでした。
​​​​​​​
「人間の価値観を犬猫にあてはめない」

「その子が何を求めているか、
大事なのは尊重を尊厳する事」

その信念で、老犬ホスピス、猫ホスピスをつくりました。
その信念で、これまで沢山の子達を介護と看取りしてきました。



自分の思い込みや感情は必要ない。
立場上、自分を捨てなければいけない事も多々あります。
その子その子によって求めているもの、
介護の仕方なども違うので、
いつもそこには学びがありました。
うららもそうでした…。

「楽な方に導く事」それは、尊重から外れてしまう。

だけど…

今回だけは、私の中で「尊重」を捨てました。

うららの寝方、手の位置、足の位置、
痛み止めの注射も効かなくなっている事を知ったから…。



もう痛みから解放させてあげたいと…
うららが望んでいることではなかったけど、
「安楽死」を決断しました。

今、うららな一番必要なのは「安息」だと、
そう感じたから。

もう苦しみから終わろうね…
もう痛みなんて終わりにしようね…





安楽死決行の日、私は誰にも告げませんでした。

「いつ安楽死を決行するか分からんから、
今日が最後の日だと思いながら、
毎日うららと接してね。
後悔が少ないようにしてね」

スタッフにはそう伝えてきました。



でも、私は嘘が下手なようだ…。
なぜか、「今日だな」と、みんなにバレていました。



病院に向かう夕方、スタッフ達が、
うららに陽をあててあげようと、外に連れ出しました。

うららは、とてもご機嫌でした。

開かないはずの左目をパッチリと開けて周りを見渡しました。

うらら…緑色の綺麗な目をしてたんやね…。



病院に向かう40分という時間、
左手でうららの体に触れながら運転。

うららは、終始ご機嫌でした。

人の手が大好きやもんね。うららは…。



血管に針を入れる時、うららは抵抗しました。
タオルを咬んで怒りました。

「うらら、直ぐ終わるからね。
もう痛みがなくなるからね。
もうなんも頑張らんでいいとよ。
もう頑張りすぎたやん…もういいとよ…」

聞こえてるかもしれんと思って、
ずっと耳元で声をかけ続けました。



うららは眠りにつきました。

機械から聞こえてくるうららの心音。

少しずつ音のリズムが不安定になり…
うららは、19時33分、永眠しました。

とても安らかで眠っているかのような最期でした。
​​​



​​​​​​​​保護家に戻り、顔をきれいにしました。
やっと、顔に触れる事ができた…。



もう、痛くないよね?
もう、苦しくないよね?







​~あとがき~​



うららと過ごした時間は、凄く短かったと思う。
でも、うららが猫ホスピスで過ごした時間、
うららが猫ホスピスで感じてたもの、
一番強く伝わってきたものは・・・



「心地良い」という感情でした。



本当は、うららはまだ死にたくなかった。
本当は、うららが自分で最期を決めたかった。
私は、うららが望んでいる事を尊重しなかった。

でも、そこに後悔はありません。



そんなとき、古くからの有志に、
こう言われました。

「安楽死が尊厳死ではないかというと、
線引きがとても難しい。
尊厳て人によって取り方は違う。

死の崖っぷちに動物と一緒に立つ由美さんを見て思うのは、
その子たちに、気高い死を迎えて欲しいという想いを、
全力でその生に傾けているのだということ。
それが正に、尊厳死だと思う。

由美さんの手に託されているのは、
単なる命だけではないからね。
全力でその子に想いを傾けたときに、
出てきた判断だったんだろう。

うららには安息が必要だと、
心の底から思ったんだろうね。
安息もまた気高い最期だと思うよ」



その言葉に、なぜ私は老犬ホスピスを起ち上げたのか、
瀕死の猫達をレスキューするようになったのか、
もっと深い部分にあった答えに気付きました。

「辛さ、孤独、悲しみ、そんな思いを抱えたまま
ガス室で死なせたくない!」

​「尊厳のある最期を迎えさせたい!」​

そんな思いで老犬や瀕死の仔達をレスキュー始めたけど、

​「気高い最期」​

​「安息の最期」​

自分が最も大切にしてたものは、
この二つだったんだと、気付く事ができました。



時に、人間が決断する事も必要なんだと思ったけど、
​その決断の瞬間を、決して間違ってはいけない。​
早くてもダメ、遅くてもダメ、
見逃すなんてことは絶対ダメ!

そのためには、固定観念、先入観、自分の感情を、
一度捨てなければいけない。



だけど、自分の判断が間違っていなかったと、
ハッキリ断言はできない。

数時間後、数日後には、
うらら自身が決めた最期の時が
必ずあったのだろうから。

私が殺したことに間違いはない。
だけど・・・



その子には何が必要なのか、
自分に出来る事は何なのか、
五感、第六感、全てを集中させていきたいと思いました。






お願い事ばかりで申し訳ございません。

医療費のご支援を、呼びかけさせてください。
どうか、よろしくお願い致します…。
​​宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
​口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美​​​



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口座名義:イノチノハウスホゴヤ

〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      いのちのはうす保護家 
090-4484-5165(担当フジイ)

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最終更新日  2018年05月25日 23時06分14秒
2018年05月13日
カテゴリ:猫ホスピス
​​​
4月5日に愛護センターから連れて来た
乳飲み子猫4匹と2匹。
この子達は生後10日位。
目が開くか開かないかの時期でした。



この子達は、生後二日…。
ビニール袋に入れられて、
愛護センターに連れて来られたそうです…
「野良が勝手にうちの敷地内に産んでいった!
母猫は追っ払ってやったよ!
これをどうにかしてくれ!」と。



ビニール袋…
その方にとっては、ゴミなんでしょうね。
動く迷惑なゴミ・・・

でも、放り投げられなくて良かった。
その辺に捨てられなくて良かった。



なぜだろ・・・?

相棒カムカムは、生後10日の二匹には
一切無関心。全く見ようともしない。

生後2日の4匹だけを、穴が開くかのように
ずっと見続ける。



他の猫が「なになに?」
と近づいてくると・・・



唸って威嚇する…。



結局この日の夜は、キャリーの前で、
まるでこの子達を守るかのように、眠りました。

この相棒カムカムの行動を見たときに、
人間の存在を深く考えさせられました。
産まれたばかりの「命」を、
ビニール袋に入れてゴミのように扱う人間。
その「命」を夜通し外部から守ろうとする犬。
人間であることが恥ずかしく感じた出来事でした。
ゴミとして捨てられた子猫達、
ミルクはせいぜい飲んでも2~3ml。
哺乳瓶も咥えられない。
シリンダーであげても吐き出す。
無理矢理飲ませると誤飲もある。

このままでは死んでしまうと思い、
管を胃に届くように入れて、
直接胃に流し込む事にしました。



普通ならば、どんな仔もこの「命の管」で、
スクスクと成長していってたのですが・・・



​なぜか、この子達は成長が遅すぎる。​

飲んで直ぐに軟便。毛が生え揃わない、
お腹ばかりがパンパンになるばかりで、
生後1ヶ月だというのに、生後15日位の体重を行ったり来たり。

獣医師さんに診てもらったところ、
​内臓系が未完成のまま産まれて来た仔達…。​
きっと、お母さん猫は過酷な環境の中で
生きて来たのでしょう…

​この子達の生存率は…わずか1%だと宣告受けました。​

でも、決して0%ではない!

その1%に入る仔だと信じてお世話を続けよう!

1%を2%に引き上げていく事、
これが、私達の使命だと感じたのです。



ですが・・・

1匹が息を引き取りました。

「ちえみ」という女の子でした。

生後わずか37日でした。







​このとき、やっと、
相棒カムカムの行動の意味が分かりました。

この子達が育たない子だと分かっていたんだろうと…

だから、他の乳飲み子には目もくれず、
この子達に執着していたのだろうと…。



写真を見返したときに、
相棒カムカムの「目」に気付きました。

なんて優しい目で見ていたんだろうと…。


生きるのが難しい子達だと知ってたんだ…と。
だからこそ、守るべき存在なんだと…。

​あらためて、
動物たちの能力の高さ、凄さ、思い知らされました。



カムカム・・・
ちえみ、死んじゃったね・・・ごめんね。



なぜ、このような子達がここまで生きて来られたのか…
胃チューブで強制的にミルクを飲ませていたからでした。

本当に「命の管」だったんだな…と感じた半面、
無理矢理生かせているだけなんんじゃないか…?
自分は間違っているんじゃないか…?
そう感じる事もありましたが、
今はそう思いません!

ちえみの姉妹は、まだまだ不安定ですが、
生き延びてるから!



少しずつ内臓系が作られている気がします。
未完成で産まれて来ても、
生きながら内臓系も育っていけるんだと!
不可能じゃないんだという事を知ることが出来ました。

ミルクのご支援、本当にありがとうございました。
今現在、保護家には10匹乳飲み子猫がいます。
内6匹を、ミルクボランティアさんにお願いしました。

愛護センターには、25匹乳飲み子がいます。
愛護センターでも人手が足りなくて、
まだ腸が未熟な子猫達でも、
早めに離乳食に切替させなければ
お世話が出来ない状態のようです。
愛護センターでも、ミルクボランティアさんを
募集しています。




お願い事ばかりで申し訳ございません。
医療費のご支援を、呼びかけさせてください。
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最終更新日  2018年05月13日 12時42分00秒
2018年05月01日
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​​​​
痙攣を起こす回数が、徐々に増えていったトランプ。
その都度、鳥越店長はトランプをベットごと抱えて
外に連れて行きました。

​「太陽の下で最期を迎えて欲しいから…」​

痙攣の時は動かしちゃダメだよ…という言葉を、
私は飲み込みました。
トランプが何を望んでいるのかが、
一番優先すべき大切な部分だと感じたから…。



勤務が終わっても、なかなか帰ろうとしない鳥越店長…。
22時、深夜1時帰宅する日が続きました。

「明日の勤務に支障をきたすといかんから、
もう帰って休みなさい。
トランプは私が責任もって介助するから」

鳥越店長を促して、無理矢理帰らせる日々が続きました。



鳥越店長の匂いのついたエプロン、ジャンパー、
トランプは、大好きな鳥越店長に匂いに包まれ、
ホスピスルームの猫達に寄り添われながら、
朝を迎える日々でした。



トランプを一人で逝かせちゃいけない!
トランプと鳥越店長の想いを背負わせて頂いている…
私もそんな気持ちで、毎晩介助していました。

そんな朝・・・

​​「トランプ、今日も無事朝を迎えられたね!」​​
毎朝恒例になっていた
トランプの無事を伝えるLineを鳥越店長に送信。

ですが、ちょうど9時をまわったとき…
トランプの異変に気付いたのです。

直ぐに鳥越店長に「もう逝くよ」とLine。



​9時7分…​

鳥越店長が到着する直前に、
​トランプは息を引き取りました…。​

とても穏やかで、苦しみも無く、
静かに静かに最期を迎えました。



トランプは、鳥越店長の出勤時間を分かっていたと思います。
きっと、ギリギリまで待っていたのだろうと…。

鳥越店長は、自分を責めました。
自分さえ遅刻しなければ!
ちゃんと9時に出勤していれば、
トランプの最期を看取れたのに!…と。

確かにそうかもしれません。

ですが、私の口から出て来たのは、
「自分を責めるんじゃなくて、
ギリギリまであなたの到着を待った
トランプの頑張りを誉めてあげて欲しい」
鳥越店長にそう伝えました。

その言葉はきっと、
トランプからの言葉だったと思います。

だって、毎日毎日、毎晩毎晩遅くまで
トランプの側に寄り添い、自分の時間全て注ぐかのように、
全力でトランプと向き合っていたのだから…。



トランプにかける言葉は、

「ごめんね」じゃないよね…?

鳥越店長が苦しむ姿は辛いよね?

トランプ…。



2018年4月28日、
トランプは、荼毘に付しました…。





ふと、思い出した事がありました。



2017年4月21日、
初めてトランプと出会ったのは、
愛護センターでした。

検査結果「猫エイズ陽性」が判明し、
譲渡猫に回れなくなっていました。



当時、鳥越店長は「いのちのはうす保護家」を
数ヶ月間休んでいましたが、
鳥越店長の復帰第一弾は愛護センターからの
猫のレスキューでした。

それが・・・
トランプのレスキューだったのです。



トランプが保護家に来た日は、
鳥越店長が保護家に復帰した日でもありました。

トランプと鳥越店長は、同期だったのです。

​それが、2017年4月28日の出来事…。​



トランプが荼毘に付した日が、ちょうど一年。

​2018年4月28日だったのです。​



一年前の今日、
トランプも鳥越店長も、不安な気持ちいっぱいで、
保護家の門を開けた事でしょう…。

「共に歩んだ一年間」…二人を見ていると、
その言葉がしっくりきました。

トランプ、ありがとう…。
鳥越店長、ありがとう…。
​​​​​​​​


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最終更新日  2018年05月01日 15時49分34秒
2018年04月25日
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​​
2月28日の早朝、デパート付近に、
衰弱して倒れている猫がいると、
保健所が通報を受け保護され、
4月に愛護センターへ運ばれた猫がいました。

それが「トランプ」という茶トラの大猫。


トランプ大統領に似てるからと、
愛護センターでそう命名されましたが、
性格はトランプ大統領とは真逆で、
攻撃性も無く、人にも猫にも
穏やかで優しい子でした。



保健所、愛護センターに保護された2ヶ月間、
トランプは、職員さん達からの愛情を受けながら、
新しい飼主さんとの出会いを待っていたのですが…

トランプは、猫エイズ陽性だったため、
バッグヤードからなかなか出て来れず、
「いのちのはうす保護家」でレスキューしました。



施設内では、陽の当らない「エイズルーム」で、
約8ヶ月間過ごすしかできませんでしたが、
今年になり、支援者様のお力添えを頂き、
トランプは、真っ先に窓辺に向かい、
ずっとずーっと、外を眺めていました。



どこか懐かし気な、嬉し気な、
そんな表情をしていました。



外をずっと眺めているトランプの姿を見る度に、
考えさせられていました。

陽に当たる、陽を浴びる・・・
そんな当たり前のようなことすら、
出来ない仔達はまだまだ沢山いるんだと、
もっともっと頑張らなきゃいかんなと。

「満足感」は、私には不要なものだと
そう喝を入れてくれたのがトランプでした。



トランプの凄さ、愛らしさを皆さんにも知って欲しい~!と、
何度カメラを向けても、「えっ?」という顔なのです。
私が肉眼で見ているトランプと、
写真のトランプは明らかに違うのです。



なんでこの子は人間みたいな顔してるんだろう…
神の領域に達している仏様のような…
と言ったら大げさかもしれませんが、
写真で見るトランプに、いつもそう感じていました。



こんな強面の大きな茶トラ「トランプ」でしたが、
穏やかで優しい性格で甘えん坊なトランプ。

スタッフやボランティアさん達からもみんなから愛され、
きっとカフェでも人気者になるだろうね…と話していたのに、



トランプは、日に日に痩せていき、
毛もバサバサになっていきました。

いくら人間が大好きでも、高齢のトランプには、
カフェは厳しい環境かもしれないと、
バックヤードに戻すことにしました。



口内炎を何度も繰り返し、
その度に、動物病院に通い続けました。

体調不良を感じる度に、
血液検査、エコー、レントゲン、
色んな検査を繰り返しましたが、
特に大きな原因は見当たりませんでした。



そんな中・・・
腎不全の進行だけがどんどん進んでいき、
腎不全末期に入ってしまいました。

トランプは、「猫ホスピスルーム」へと移動しました…



誰か欠けても安定した治療が出来るよう、
スタッフ全員が、点滴をマスターしました。

二人がかりだった点滴も、スタッフ全員コツを覚え、
一人で出来るようにもなりました。

スタッフ全員、猫ホスピスルームの子達を
守りたい一心だったと思います。



一日置きに点滴を入れ、
毎日食べるものも変わるので、
みんなが次々と、トランプが食べてくれそうなものを
用意してくれていました。

皆から愛されている子…

もうこれ以上の苦しみは与えたくない。
早く楽になれれば…そう願っていました。
このまま看取りに入る予定だったのですが…



鳥越店長がふと、こう言いました。

「トランプって、街中で生きてた仔だよね?
ずっと外で生き抜いてきた仔だよね?
コンクリートの上を歩かせてみたい!
体全身で外を感じて欲しいから!」

中心になってトランプのお世話をしていた鳥越店長には、
トランプから発するものをキャッチしたのでしょうか…

そう思えるくらい…



外を歩いてるトランプは、
生き生きとしていたのです!



クンクンと外の匂いを嗅ぎながらヨタヨタと歩きまわり、
何も口にできなかったトランプは、
草をむしゃむしゃ食べ始めました。

このトランプの姿を目の当たりにされた私は、
気持ちが変わりました。

看取りに入る前に、もう一度「生」を信じてみたい!

まだ諦めちゃダメだ!

懸命に向き合っている鳥越店長とトランプの絆を、
まだまだ大切にしたい!

そう思えたのです。



トランプをもう一度、病院に連れて行き、
獣医師さんにすがりつきました。
「トランプに出来る医療は、
まだ何か残されてますか?」…と。



最後に試してみる事は、血管への点滴でした。

入院費用は1日10,000円。

今のいのちのはうす保護家の予算からは、
とても出せる金額ではありませんでした…。

保護家の会計も把握している鳥越店長とは
何度も何度も話し合いました。

まだまだ医療費を必要としている犬猫達が
保護家には沢山居るから!



その子達の医療費を抑えてまでも、
トランプに一日10,000円、それが10日入院になったら?

今月の皆のフィラリア薬は?駆虫薬は?
フロントラインは?ワクチン切れる子は?

当たり前にかかる医療費すら、今の予算では厳しいのに、
余命を延ばす事に、トランプ一人に、
私達はここまでかけても良いのだろうかと…。
私達二人の会議は四時間かかりました。



最後に鳥越店長から出た言葉は…
「ねぇ、ゆみさん…やって後悔するよりも、
やらずに後悔する事の方がキツイよね?」



鳥越店長は、必死に涙をこらえながら、
トランプを見つめながら私にそう言いました。

トランプには、もう一度外を感じて欲しい!
それが1日であっても、
トランプがお外を望んでいるなら、
生きている間に、もう一度歩かせてあげたい!



寝たきりのトランプが、
外に出すと四本足で立ちあがり、
生き生きする姿をもう一度・・・



私は、トランプの入院を決断しました。
その選択から降りかかってくるであろう困難は、
そのとき、考えていけば良いや!
這いつくばってでも、乗り越えられる事だと
自分を信じる事にしました。
信じなきゃ、怖くて決断なんてできなかったから。

でも・・・
私は、誰のために決断したんだろう?

トランプを生き生きさせてあげたいため?
鳥越店長が泣くほど辛いことから解放させたいため?

良く分からない・・・

良く分からないけど、おそらく「尊厳」だと思いました。

トランプ…そして、
今までトランプと懸命に向き合ってきた鳥越店長への
尊厳…その二つを守りたいだけ。


ですが・・・

トランプは、2日で退院となりました。

血管への点滴に、効果がみられなかったんです。



腎臓が機能していない事で、
何度もひきつけを起こすようになりました。

その都度、楽になれるよう睡眠薬を入れて
眠りにつかせる…
その繰り返しの日々ですが、
不思議と、私も鳥越店長もスタッフも、
まだトランプに出来る事があるんじゃないかと、
医療面でもストップをかけていません。

また何かあれば、入院させて血管への点滴を
しながら様子を見ていきたいと望んでいます。



トランプは、街中で生きてきました。
外猫として何年生きて来たのでしょうか…
本当はもっと若いのかもしれない。

きっと、近辺のお店の人たちから
残り物を貰っていたのでしょう。
舌はとても肥えていましたから。

近辺のお店の人たちから
可愛がってもらってたのでしょう。
人間を疑う気持ちは、最初からゼロでしたから。

トランプの本心は・・・
きっと、故郷に帰る事だったのでしょう・・・

トランプ、もう少し踏ん張ってみようか!
一緒にあの街を歩きに行こうか!
もう一度だけ…。
​​​もう一度だけ…。




お願い事ばかりで申し訳ございません…
トランプはじめ、保護家の子達への
医療費のご支援を、呼びかけさせてください。
どうか、よろしくお願い致します…。
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最終更新日  2018年04月26日 01時42分34秒
2018年04月19日
カテゴリ:猫ホスピス
​​
​​​​※​「できそこない」​続き記事です※
みんながあらたを想い、
優しい気持ちでお別れを告げる中、
​私の中は「怒り」しかありませんでした。

その「怒り」を、人に向けるようになったのです。



「なんであんたが子猫に授乳しなかったの!
あんたが子猫の側を離れなければ、
私が授乳する事はなかったとに!
そしたら…あらたの元を離れる事なかったのに!
あらたを看取れたのに!
あんたのせい!
そして、あんたを呼び止めたあの人のせい!」



「ゆみさん、その考え方はダメだよ!あらたが悲しむよ!」
「分かってる!そんな事頭では分かってるとよ!」

周りがいくら止めても、私の怒りは、
誰にも止める事ができませんでした。



あんなに一緒に過ごしたのに…

たった20分離れたあの時間になんで?
なんであらた、一人で逝ったと?
なんであの時間を選んだと?



あらたの亡骸にしがみつき、大声で泣いた。

そして・・・

絶対に口にしてはいけない事を発してしまったんです。

「こんなに大事な子だったのに!
なんで私はあらたを一人にして
子猫の授乳してたんや!
子猫なんてどうでも良いとよ!
あらたが一番大事やったとよ!
それやとになんでーーーー!」



そのとき、ふと気付きました。

自分の非を認めるのが怖くて、
自分が楽になりたいばかりに、
人のせいにして、人を責めている自分に…。

やっと我に返りました。
本当の自分の姿を再確認しました。

私は、決して心優しい人間ではありません。
保護活動家になる前の私は、いつも攻撃的でした。
いわゆる「クレーマー」で、いつも自分が正義だと
勘違いしてて、いつも誰かを責めていました。

そんな自分を恥じたのは、
​管理所、殺処分の存在を知り…​



​檻中の子達と向き合い始めてからでした。​



自分に次々に襲い掛かる誹謗中傷、イジメ、攻撃・・・

​「我慢」​を覚えました。

​「プライド」​を捨てる事を覚えました。

この子達のために、1匹でも多くの子達を守るためにと、
それが私の生き方へと変わりました。

人を思い遣る事の大切さ等、
私自身も群れの一員として、
保護家の子達から学びました。



誰かを恨んだり、憎んだりする前に、
自分自身を振り返って考えてみろと…。

だから、今まで何があっても
誰かを憎む事はありませんでした。
誰かのせいにする事もありませんでした。

嫌な事をされても言われても、
全ては自分が生み出したもの。
自分が一番悪いんだと、
いつも自分を憎み、責め続けてきました。
​でもそれは、「保護活動家・山下由美」の姿であり、​
「個人・山下由美」の中にある攻撃性、人のせいにする…という​
根っこ部分は今でも残っている…。
ただ、そのドス黒い部分は封印されていただけ。

​それに気付かせてくれたのが、あらたでした。​



そして・・・
今回、なぜ、私はあらたを看取れなかった事を、
人にせいにして攻撃性が出てしまったのか…

普通の飼主になった事で、
​あらたに関しては、思考全てが「個人・山下由美」に​
​戻っていたからでした。

あらたをプレハブに連れて来たのは私。
授乳しようと決めたのは私。
あらたの最期を看取れなかったのは、
全て私自身で選択した結果。
「保護活動家山下由美」「組織代表山下由美」
に、思考が戻ったときに、気付けたのです。
誰のせいでもない。
自分のせい。
自分が決めた結果。

自分の判断ミスを認めたくなかったばかりに、
苦しみたくなかったがために、
人を責めた最低な「個人・山下由美」でした。



「いのちのはうす保護家」を起ち上げて8年、
私は、これまで誰も山下の姓にしませんでした。
最期も保護家の仔として、
多くの子達を看取ってきました。

それがなぜなのか、
この8年間理由なんて考えた事も無かったけど、
あらたがちゃんと私に教えてくれました。



私は・・・
あくまで保護活動家、組織の代表。
「個人・山下由美」に戻ってはいけない。

レスキューするときも、お世話するときも、
介護や看取りをするときも、
「いのちのはうす保護家」の代表という立場であり、
犬猫達の、施設の母ちゃんからぶれたらいけない。



だから・・・

これまで誰も山下の姓に入れる事はなかったんだと、
あらたから気付かされました。



あらた・・・

それを気付かせるために、
あの時間を選んだんだよね?



​母ちゃんは、一人の母ちゃんになってはいけない。​

​保護活動家山下由美から離れてはいけないよって…。​

​それが、母ちゃんが選んだ道、人生なんだろう?って。​



あらたは、私ではない。

私もあらたではない。



そして・・・



​あらたは、出来損ないの猫なんかじゃない!​

だって・・・、



​こんなにも大事なことを教えてくれた子だから。​

​8年間気付けなかったことを教えてくれた子だから。​

​・・・私に復帰しなさいと背中を押した仔だから…。​



​​あらたは・・・
「出来損ない」じゃない!​



「足長さん基金」​からあらたのご支援を
下さった皆様、あらたの事を思って下さり、
本当にありがとうございました。

目標額には達成できなかった
あらた足長さん基金ですが、
点滴代、薬代、血液検査の費用などの一部に
大切に使わせて頂きました。

ご報告と御礼のポストカードを準備しております。
あらたの遺志を継ぐ気持ちで、
あらたの代筆で書かせて頂きます。
下手な字で恥ずかしいのですが…




「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」
​​http://www.hogoya.nyanta.jp/​​

いのちのはうす保護家」
お問合せ先は、
HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 
 
 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。
 
宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美
 
郵便貯金 17310-434961
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〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      山下 由美

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​​​​​​






最終更新日  2018年04月19日 14時42分48秒
カテゴリ:猫ホスピス
​​​​​​​​​「あらた」という猫は、
2012年6月、兄弟3匹でレスキューした1匹でした。



兄弟3匹…
「パルボ感染症」に感染していました。
生後わずか三週間だというのに…



当時、隔離室もなかった保護家では、
物置にしてたここの駐車場で隔離しました。
​​(現在の保護猫カフェ部分です)​​




まだまだ甘えたい盛りの時期に、
人と接する事も遮断されたケージ生活。
兄弟3匹、この悪環境中本当によく頑張りました!

無事、兄弟3匹パルボから生還し、
あらたの兄弟2匹は、
新しい飼主さんがみつかり、
保護家を卒業していきました。

その一方で・・・
あらたは、次々に色んな病気にかかり、
色んな薬を服用してきました。
そして、「食道拡張症」という食道肥大で
食事の管理も必要になりました。



その他にも、あらたは、
何度も何度も大きな試練(病気)を
与えられ続けてきました。
生まれたときから、ずっと、ずーっと…。



「いのちのはうす保護家」の進歩と共に、
あらた自身もまた、色んな部屋を渡り歩きました。



事務室、



旧・猫部屋​(現在の老犬ホスピス部屋)、​



大部屋​(現在のカフェオレンジルーム)、​



病気療養室​(現在のファーム部屋)、​



プレハブ(現在の老犬デイサービス部屋)、​

きっと、あらたのように全部屋を制覇した猫は
いないんじゃないかな?

「あらた!すごいよ!保護家の記録者じゃん!​​​​​​​​​
​​​​​​​​でもね、あらた…
この部屋にだけは…まだ来ちゃいけなかった。
あらたにはまだ早すぎるよ…
だって、まだ6才やとよ?」

あらたが次に移動した部屋は・・・



​​猫ホスピスルーム​​



あらたは、腎不全になった…。



あんなにコロコロしてて、
ツヤツヤだった毛も…



日に日にやせ細り、
毛もバサバサになっていった…。



夜は、一緒に過ごしました。
私の胸の上で寝るのが、
あらたのお気に入りだったけど、
息苦しくて目が覚めてしまう。

​「あらた!ちっと降りてよ!ママが眠れんがね!」​

あまりに休息が取れず、夜はあらた
ケージに入れて寝るようになったけど、



ある夜、ふと目を覚ましたときに、
あらたが私の胸の上で
スヤスヤ眠っている事に気付きました。

数日前までは、息苦しくて目が覚めてたのに…
もうあらたの重みを感じなくなっていたのです。

その位、あらたは小さくなっていたのです。



「あらた…ごめんね。」
この日の夜、私は初めて
あらたを抱きしめて泣きました。

そして・・・

あらたの物語が、次々と映像や声となり、
フラッシュバックのように出て来たのです。

封印してた扉が、開いてしまったかのように…。



あらたの兄弟2匹は、長毛のキジで
いわゆる「美猫」と言われていました。

あらたはいつも美猫兄弟の
後や隅っこに追いやられていたのですが、
当時はそれがあらたの立ち位置のように
当たり前のようにそう思っていました。

3兄弟、譲渡会にも積極的に参加していたけど、
「キレイな兄弟ね~」
「雑種じゃないでしょう?」
「かわいい~」
兄弟2匹と同じケージに入ってるあらたには、
だれも見向きもしませんでした…。



​「兄弟なのにね~…可哀想にね」​
「引き立て役」
​「残念な子」​

そんな声が、譲渡会の度に聞こえて来てました。

あらたも兄弟のように長毛で、
いわゆる美猫で産まれて来てたら、
譲渡もあっという間に決まるのかな?

猫も人間と同じなんだ…
どんな姿で産まれて来たかによって、
同じ兄妹でもこんなにも運命の差があるのか…



あのときに感じてたあらたへの思いが、
6年後の今になって思い出されたのです。

あの時の感情をなぜ、私は封印していたのか?
なぜ、その必要性があったのか?

​「あらた」は、私だったから…。​

私の姉と弟は、お人形さんのように可愛い人で、
知らない大人やお兄さんお姉さんたちが、
「可愛いね~」「どこの子?」と、
私達姉妹を取り囲む。

でも、私の事は誰も見ていない。

必ず聞かれるのは「もしかして姉妹?」
コクンとうなずくと、笑われたり、
気の毒そうな眼を向けられたり…。

「え~可哀想やね!」という言葉を今でも覚えています。



そう・・・

あらたへと向けられた反応は、
幼少期の私が周囲に向けられてたものと
全く同じだったのです。

自分の人生を重ね合わせて、
あらたを見ていたのかもしれません。

惨めな過去を思い出したくなくて、
6年間、あらたへの感情と一緒に
封印してた事に気付きました。

「あらたは私なんだ!そして、私もあらたなんだ!」



次第に弱っていくあらた…。
一日中、ウロウロ歩き回ったり、
トイレの砂を食べたり、
奇行が続くようになり、病院に連れて行くと…

「あらた君は…腎不全末期に入りました」
獣医師さんからそう告げられました。

「ねぇ、あらた…母ちゃんはね、
いつも姉ちゃんと比べられて、
出来損ないって言われながら育ってきたとよ。
ねぇ…あんたも出来損ないやと?
こんまま死んで良いと?
出来損ないの末路ってこんなんやと?」



あらたの6年という時間は一体…?

子猫の時に、兄弟と容姿を比較され、
何度も何度も病気から這い上がってきた!
…それだけの猫生やったって事?
そのためだけに生まれてきた命やと?

このままこの中の1匹でない猫生…
最後くらい、最期くらい、
あらただけの何かを残したい!
あらたは私だから。
そして、私もあらただから。



その日の夜・・・

保護家のグルーブラインにて、
スタッフ、ボランティアさんにお願いをしました。



2018年4月7日、
生まれて初めて「譲渡書」を書きました。

譲渡書を書き終えたこの日、​​​​​​​​
皆さんの気持ちが初めて分かりました。
譲渡書はただの紙切れではないって事を…。

これが、「家族」になる第一歩となる
大切な約束の証なんだという事を…。



4/7、あらたを抱っこして外をお散歩しました。
​久しぶりの外の空気、太陽の光…

猫ホスピスルームには戻らず、
私のパソコンルームに連れて行き、
あらたを横に寝かせながらの事務作業。

「あらた、直ぐに戻るからちょっと待っててね。」
スタッフに、書類の最終仕上げをしてもらうため、
私は、一旦あらたの元を離れました。



ちょうど二時間置きの授乳が必要な
子猫達もレスキューしていたので、
事務所に来たついでに…と、授乳もしてから
あらたの元に戻りましたが…



あらたは・・・
息絶えていました。

ずっと、ずっと、目を離さずに一緒に居たのに!

なんで、わずか20分離れた時間に!



※後半・「あらたが遺してくれたもの」に続きます…。






「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」
​​http://www.hogoya.nyanta.jp/​​

いのちのはうす保護家」
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最終更新日  2018年04月19日 11時43分01秒
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