最終的決断です。
28日が致死処分日となっている母子犬・・・沢山の方が心配してくださいました。前にも書いたように、母犬の性格も年齢も病気の有無も何も分からなく・・・ただ・・・人馴れしていない、我が子を守ろうとしてなのか激しい威嚇・・・私は、「里親になってくれる方を探してみます」と言ってくださった方々に「お願いします」と言えませんでした。それでは、私はどうしたかったのか?身勝手な願いですが、母犬の全てを理解した上で受け入れられる方を探そうとしていました。でも、当然それは間違いです。頭では分かっていました。自分は保護活動してる一員として間違った方向に向かおうとしている・・・完全に個人的な感情のみで動いていました。私は、保護活動をしている側として(私個人の考えかも)自分で責任もてないなら、保護はするべきではない・・・と、ずっと頭では分かっていました。分かっていながら、今までの発言を振り返って読んでいくと、私の精神状態はおかしくなってたのかもしれません。冷静に判断する事もできない状態になっていました。私は、過去の日記で「崖っぷち犬」にむらがった方々を批判していました。でも、冷静に考えてみると、私もあの人達と同じじゃないか?と思いました。管理所に足を運ぶようになり、命の期限のつけられた仔達をたくさんみてきました。なぜ母子犬だけ必死で助けたい・・・助けよう・・・としてるのか・・・みんな同じ命のはずなのに・・・それは、母犬の捕獲されたときのいきさつ・・・管理所でも我が子を守ろうとする姿・・・母性に胸を打たれたからです。母犬のドラマを知ってしまったからです。管理所の職員さんも私と同じ気持ちだったようです・・・私は、保護活動している者として間違った事をしようとしていました。私は、冷静に伝える側にならなきゃいけなかったのに・・・「かわいそう」という個人的な感情だけで、母犬をどうすれば助けられるのか・・・そればかり考えていました。自分で保護もできないくせに・・・そんなときにうちのパパが「うちで保護しよう・・・」と言ってくれました。でも・・・野犬だった仔、心に傷を持った仔、ましてや人なれしてない仔を私が訓練できるはずがない・・・訓練所に通うには、月5万~の費用がかかります。病気を持っていたら、治療費もかかるかもしれません・・・恥ずかしながら我が家の家計から、とても出せる金額ではありませんでした。そんなときに、いつも私を支えてくれてる方から、ひとつの提案を頂きました。「ブログで寄付を呼びかけてみたら?」皆さんの善意の気持ちに甘えさせて頂けないか・・・少しでも寄付金が集まれば、我が家で保護できるかもしれない・・・でも・・・私の感情だけでこんな事していいのかどうか・・・他人様を巻き込んでいいのかどうか・・・私は、愛護センター設立のために・・・飼育放棄された犬猫が・・・迷子になった仔達が・・・どんな最期を迎えることになるのか、どんな目で訴えているのか・・・悲惨な現状を伝えたくてはじめた活動です。今までも、野良犬が産んだ仔だと捕獲された仔犬を何匹もみてきましたが、仔犬と一緒に捕獲された母犬は、管理所に通いはじめて初めてのことでした。きっと母犬は、危険を察して泣く泣く仔犬から離れていって捕獲の手をすり抜けてきてたと思うんです。でも、あの母犬は仔犬を守ろうと逃げずにいた結果が捕獲なんです。私の個人的な感情移入のせいで、沢山の方々に迷惑をかけてきました。後で聞いたのですが、会の代表OさんとWさんが心配してくれて、今日、保健所に相談に行ってくれたそうです・・・結果は・・・母犬は危ないので普通の方には引き渡しはできない・・・との事だったそうです。当然といえば当然な結果です・・・職員さんのおっしゃる事は最もです。その言葉を聞いて諦めがつきました・・・私には、できる事とできない事があります。できない事のほうが多いのですが、できる事を全力で頑張っていかなきゃ・・母犬が命を張って守ろうとした仔犬は、絶対里親さんを探します!里親さんには、母犬が自らの命を犠牲にして守った仔だという事・・・寒さに耐え切れず亡くなった兄弟の事・・・全部全部お話して、里子に出したいと思っています。私のブログは、内容的に悲惨な現状ばかりで読む方は辛いと思います。特に、同じ志を持っている方々が多くアクセスしてくださっているので、私と同じ様に心を痛めてると思います。愛護センターも沢山の犬猫が致死処分されていますが、私は、管理所よりもひとつ上の施設だと思っています。まずは、愛護センターを宮崎県にも・・・と願っています。私も一年前までは、何も知りませんでした。一年前の私と同じ方々に、沢山の方に、悲惨な現状を知って頂きたいんです。こんな事書くと語弊があるかもしれませんが、人間ってそのときは「かわいそう」と涙しても、時が経つとともに忘れていってしまいます・・・私は、風化させてしまいたくないんです。だから、次々に悲惨な現状を更新して伝えてきています。「かわいそう」という気持ちを・・・涙したときの気持ちを、ずっと忘れないでいて欲しいんです。「こげんたちゃん」事件が風化されないのは、今も尚訴え続けている方々がネット上にたくさんいるからです。残念ながら、まだ同じ様な動物虐待もあるのですが、たくさんの方が、「こげんたちゃん」を忘れていません。動物虐待をした人間を野放しにしないようにと、一生懸命動いています。私の所属している「みやざき動物のいのちを守る会」には、前向きな考えのスタッフさんがたくさんいます。常に先を見て行動しています。私の活動とは逆ですよね(^^;;) だからこそ、私は今の活動がしやすいんです♪私のブログで悲惨な現状を知って頂き、現状をかえるのにはどうすればいいか・・・それを教えてくれるのが、ヒントを与えてくれるのが、前向きに活動しているみやざき動物のいのちを守る会なんです。今の会に出会えて、沢山の事を学びました。正確には学んでる段階ですが(^^;;)我が家で母子犬を保護したときに三匹で狭くないように・・・と昨日知人から譲り受けた大型犬用の犬小屋です(^^;;) 完全に先走った行動でしたね・・・命の期限まで残り6日・・・せめて美味しいものをお腹いっぱい食べさせに行きたいと思います。