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テーマ:お勧めの本(7204)
カテゴリ:読書
何が利益なのか(立山裕二氏の新著)
★親友の立山裕二(いいこと探検家)さんの新刊である。 ・これからの環境経営についてわかりやすく書いている。 利益を生み出す「環境経営」のすすめ
環境配慮が企業にとってプラスになる。特に収益性についても 改善に導くことを説明している。環境に関わることが単なる「コスト増大」 になるという観念が全く間違っていることを述べている。 立山裕二『利益を生み出す「環境経営」のすすめ』(総合法令) (注)本書では「環境経営」を、 ・地球上のあらゆる生態系および社会の持続性を確保するために、 ・循環の視点に立ち、 ・資源量・廃棄場所・自浄能力という地球の有限性を考慮し、 ・企業収益と環境保全とを両立させながら、 ・自社にとっての持続性を確保するために行う経営の諸活動である。 としている。(アマゾンでの内容紹介より) ★ここで、利益について述べておきたい。 一時期(というか今でも)反環境本が本屋に山積みされていた ことがあった。 これらの内容は取り上げるほどのことはないのである。 しかし、 その手の本が売れる理由を、環境活動家は気がついているだろうか。 「全ては地球環境のために」なとどいいつつ、エコ偽装をしている 会社があるからである。 環境といいながら、新しい利権を求めようとしている官僚と財界に 対する不信感の現われなのである。 従って、どうすれば会社の信用が得られるかを考えない限り、 環境経営が軌道に乗ることはないと考える。 つまり、 会社の利益とは、まず第一に信用のことである。 これを得るには通常長年の実績を必要とする。 しかし、環境に配慮するということになれば、、 100年の信用を3年で得ることができるだろう。 本書を企業に関わる多くの人にお奨めする。 ところで、 ものを大切にしようというのは、昔からの日本人の発想である。 日本の伝統文化を軽視し、海外の思想をことさらに取り上げ、これを ありがたがるという昨今の雰囲気には違和感を感じているのは 私だけではないようだ。 著者はこのことを取り上げ、むしろドイツの環境問題のへの取り組みは 日本から学んだものであるいうドイツ人の話しを書いている。
出版キャンペーン 立山裕二さんはアースデイin平城京2009で26日に講演をするそうです。 (誰でも参加可能・無料) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月24日 09時43分09秒
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