ある海で小学低学年――― 青森の西津軽の町にいた。といっても、集落100件たらず。お店やも3件しかない。 ○○町の字△という地名だ。 海が近いのでよく、仲間と遊びに行った。 冬はぶりが流れてきた。生でも食べられたし、ゆでても食べた。たまに”なまこ” や”ほや”もあがってた。 あと、海の水でじゃがいもを煮て食べたりした。 おいしかった。 砂浜に大きな穴を掘って、入り込んでそこに秘密基地も作れた。 たまたま、かっぷくのいい大人が来ていてそれを見ていた。 次の日から赴任した新しい校長だった。 「この△小学校の子は砂をかぶって遊ぶのが好きらしいね?」と、 全校児童の前で話をした。 自然としか遊べない田舎の子にとって、ショッキングな出来事だった。 ジャンル別一覧
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