カテーテルアブレーション治療を受けました
数年前、自宅で家庭用血圧計を使用しているとき時々脈が飛ぶのに気がつきかかりつけの内科を受診しました。医師の指示でホルター心電図を24時間装着したところ不整脈(期外収縮)が記録されたが、健康な人にもままみられる程度で、特に自覚症状がなければ様子をみましょうといわれ、数年がたちました。昨年の夏頃から期外収縮時に胸部の違和感や痛みを感じるようになったので、循環器内科を受診し再びホルターを装着。通常人間は1日に10万回ほど心拍数がありますが、そのうち二千数百回の不整脈が記録されました。この程度の回数でも自覚症状のない方もおられるそうですが、私はどうも神経質なのか胸の違和感を感じるので、お薬(メインテート)を処方してもらいました。この薬は、確かに不整脈の回数は減るのですが、副作用で心拍数が少なくなります。ひどいときは一分間に40前後まで落ちます。さすがにこのくらいになると体調も悪くなるので、様子を見ながら薬の量を調整しました。 先生のお話では、治療薬ではないので長期にわたって服用することになるといわれたので、手術を希望したところ神戸市立医療センター(中央市民病院)の循環器内科を紹介していただき、今年の2月に受診しました。市民病院では、かかりつけの医師の紹介状の内容および私の話を聞いていただいた結果、手術を決定、3月4日からの二泊三日の入院が決まりました。3月4日(水)午後入院二泊三日なので個室に入りました 入院後早速、コンシェルジェさんの病室の説明、個室なのでテレビは無料インターネットもOKなのです。その後、心電図測定に看護師さんや投薬担当さんが入れ替わり立ち替わり訪問。夕刻には、執刀医師がカテーテルアブレーションの詳細説明をしてくれました。 3月5日(木)六時起床 あまり眠れなかった手術開始時間が早くなって12時30分からになり昼食はほとんど食べずに用意、点滴、心電図、尿道に管を入れられベッドのまま手術室へ手術室では手足が不意に動くと危険なので拘束されほとんど身動きできない状態で手術開始カテーテルを入れる大腿部のみの局部麻酔です。スタッフは執刀医師とほかに数名、意識ははっきりしているのでカテーテルが心臓の中で異常信号を発生している箇所を探しているのか、違和感と痛みがあります。途中には造影剤をいれたりニトロを注入したりしてわざと期外収縮を起こしているようでした。画面を見ているスタッフと執刀医は確認しながら怪しい箇所を焼灼していきます。手術時間は約2時間半、意識がある分結構つらいです。カテーテルを抜いた後は、圧迫での止血をして数時間の安静。主治医の先生から、心電図のパルスの形状を見ながらほぼ此のあたりという所を中心に少し広い範囲を焼灼したとも説明がありました。 手術中に体を固定されていたことと、術後動かないようにとのことで、腰と背中が痛くなった。寝返りを打てば楽になりそうだけど、動かせない。痛みで夕食はのどを通らないので、痛み止めの座薬を入れてもらった。夜九時過ぎにようやく動けるようになると背中の痛みを薄らいだが、今度は気分が悪くなり吐き気がおそってきた。二度もどすが11時過ぎに就寝。3月6日(金) 六時起床、やはり胸に違和感があるが、心電図では期外収縮が発生していないとのこと、執刀医の訪問でも経過は良好なので通常の生活も運動もOKといわれ安心。午前10時に支払いを済ませて退院、驚いたのは請求明細を見ると診療報酬の点数欄に135185点とあります。すなわち治療費総額は1,351,850円、そのまま3割負担とすると405,555円になります。実際の支払いは高額療養費制度を利用して88,000円あまりでしたが、此の差額は、健康保険から支払われるのですね。保険制度に感謝!!手術から一週間がたちましたが、胸の違和感がまだ少しあります。まあ年齢も考えてぼちぼち生きます!!