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またまた、かおりんとの話し。
いっしょにやっているボーカルのかおりんは、このたび「エフエムしみず」のパーソナリティーを務めることになった。 そこで当然ながら、まず始めに「放送禁止用語」なるものを覚えなくてはならない。 「放送禁止用語」とは何でしょう。 常識の範囲では、人種、身分、職業、障害者、性といった、「差別用語」、「わいせつな言葉」、「汚い言葉」 といったように、「差別」「卑猥(ひわい)」といった公序良俗に反するものであるということは知っている。 では、具体的にどのような言葉があるのでしょうか。 私の家の近くに「くろんぼ」という喫茶店がある。 看板には、黒人の子供の絵が書いてあり、店のトレードマークになっている。 いつも、かおりんと「これってもろに差別用語だよね、とても放送出来ないね」とはなしていた。 それから、もちろん女性器の俗称「まんこ」、「おまんこ」の類はだめに決まっている。 「キチガイ」、「こじき」、「百姓」、「女中」、「おし」、「めくら」、「つんぼ」、「かたわ」・・・。 この程度ならなんとか常識内で理解できる。 かおりんが私にいった。 「”四つ”は放送禁止用語なんだって」 私は「え~!、ほんとに~」と驚いてしまった。 全く意識していなかった言葉が放送禁止用語ということだ。 「なんでだ~、だだの数じゃないか~」 またまた調べました。 そうしたら、あるはあるは「放送禁止用語」 これは、そのものズバリの言葉以外にも、その言葉を連想させるようなものまでいかんのだ。 これはかなりやばい。 これをネタにしたら、一ヶ月くらいでは語れないぐらいにたくさんある。 『五体不満足』の著者、乙武洋匡が「アッコにおまかせ!」というテレビ番組にゲストで出演したとき、 自分が阪神ファンという話題で「本当、”キチガイ”みたいに」 といってしまって、 すぐ和田アキ子が、「それ放送禁止用語よ。そういう事も勉強しなさいよ」 と和田アキ子にたしなめられたとか、 中村勘九郎も紅白の裏話か何かで、誰かが騒いでる様子を 「本当気が狂ったみたいにね…」と表現して、例によって和田アキ子がすぐ謝罪したとか。 ちょっとテレビを見ていても、ほんとによく謝罪している。 ところで「四つ(よつ)」は、なんでだめなのか? これは、実は身分差別の言葉だった。 昔、「士・農・工・商・えた非人」という身分制度があったが、 「えた非人」はその最下層の身分にあたる「賤民(せんみん)」とされ、 厳しく差別されていた。 そして、その人々の集落は「被差別部落」として、今なおさまざまな形で差別をこおむっている。 被差別部落の人たちは犬狩りや屠殺など 四本足の動物を殺す商売をしていた。 そのため、「四つ」とは、暗に被差別部落の人たちを揶揄(やゆ)する言葉になっていたそうだ。 4本指を示して侮辱(ぶじょく)することも行われていたところから、 テレビでは数を数えたりする時に指を4本にすることも禁止だそうだ。 漫画や絵なども、手の指を4本に省略して書かないように、 「指はちゃんと5本書くこと」とマニュアルに記しているところもあるらしい。 知らないことは本当にたくさんあるものだ。 このことを調べていたら、おもしろくて一日費やしてしまった。 「ちあきなおみ」の「四つのお願い」という曲は放送禁止。 こんな話を聞いたあと、テレビを見ていたら「みのもんた」が、 「四つです、四つあるんです。ちあきなおみの四つのお願い~。”四つのお願い聞いて~♪”」 と「四つ」を連呼して「四つのお願い」の歌まで歌っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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