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April 6, 2005
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カテゴリ:カテゴリ未分類
またまた、かおりんとの話し。

いっしょにやっているボーカルのかおりんは、このたび「エフエムしみず」のパーソナリティーを務めることになった。
そこで当然ながら、まず始めに「放送禁止用語」なるものを覚えなくてはならない。

「放送禁止用語」とは何でしょう。
常識の範囲では、人種、身分、職業、障害者、性といった、「差別用語」、「わいせつな言葉」、「汚い言葉」
といったように、「差別」「卑猥(ひわい)」といった公序良俗に反するものであるということは知っている。
では、具体的にどのような言葉があるのでしょうか。

私の家の近くに「くろんぼ」という喫茶店がある。
看板には、黒人の子供の絵が書いてあり、店のトレードマークになっている。
いつも、かおりんと「これってもろに差別用語だよね、とても放送出来ないね」とはなしていた。
それから、もちろん女性器の俗称「まんこ」、「おまんこ」の類はだめに決まっている。
「キチガイ」、「こじき」、「百姓」、「女中」、「おし」、「めくら」、「つんぼ」、「かたわ」・・・。
この程度ならなんとか常識内で理解できる。

かおりんが私にいった。
「”四つ”は放送禁止用語なんだって」
私は「え~!、ほんとに~」と驚いてしまった。
全く意識していなかった言葉が放送禁止用語ということだ。
「なんでだ~、だだの数じゃないか~」

またまた調べました。
そうしたら、あるはあるは「放送禁止用語」
これは、そのものズバリの言葉以外にも、その言葉を連想させるようなものまでいかんのだ。
これはかなりやばい。
これをネタにしたら、一ヶ月くらいでは語れないぐらいにたくさんある。

『五体不満足』の著者、乙武洋匡が「アッコにおまかせ!」というテレビ番組にゲストで出演したとき、
自分が阪神ファンという話題で「本当、”キチガイ”みたいに」 といってしまって、
すぐ和田アキ子が、「それ放送禁止用語よ。そういう事も勉強しなさいよ」
と和田アキ子にたしなめられたとか、
中村勘九郎も紅白の裏話か何かで、誰かが騒いでる様子を
「本当気が狂ったみたいにね…」と表現して、例によって和田アキ子がすぐ謝罪したとか。
ちょっとテレビを見ていても、ほんとによく謝罪している。

ところで「四つ(よつ)」は、なんでだめなのか?
これは、実は身分差別の言葉だった。

昔、「士・農・工・商・えた非人」という身分制度があったが、
「えた非人」はその最下層の身分にあたる「賤民(せんみん)」とされ、
厳しく差別されていた。
そして、その人々の集落は「被差別部落」として、今なおさまざまな形で差別をこおむっている。
被差別部落の人たちは犬狩りや屠殺など 四本足の動物を殺す商売をしていた。
そのため、「四つ」とは、暗に被差別部落の人たちを揶揄(やゆ)する言葉になっていたそうだ。
4本指を示して侮辱(ぶじょく)することも行われていたところから、
テレビでは数を数えたりする時に指を4本にすることも禁止だそうだ。
漫画や絵なども、手の指を4本に省略して書かないように、
「指はちゃんと5本書くこと」とマニュアルに記しているところもあるらしい。

知らないことは本当にたくさんあるものだ。
このことを調べていたら、おもしろくて一日費やしてしまった。

「ちあきなおみ」の「四つのお願い」という曲は放送禁止。

こんな話を聞いたあと、テレビを見ていたら「みのもんた」が、
「四つです、四つあるんです。ちあきなおみの四つのお願い~。”四つのお願い聞いて~♪”」
と「四つ」を連呼して「四つのお願い」の歌まで歌っていた。





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Last updated  April 6, 2005 07:51:45 PM
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