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June 15, 2005
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:カテゴリ未分類
『So In Love』 (ソー・イン・ラブ)

コールポーター最大のヒット・ミュージカル、「キス・ミー・ケイト」の中の曲で、
主演のアルフレッド・ドレイクが歌いました。
1948年のこの作品は、1070回という、1940年代では4番目の上演回数を記録しました。
1953年に映画化され、そこではキャスリン・グレイソンとハワード・キールが歌いました。
日本でも、日曜洋画劇場のエンディングテーマに使われていたので、聴き覚えのある人も多いと思います。

この曲は、ミュージカルの曲としてはめずらしくヴァースがありませんが、
やはり、コール・ポーター独特の不思議な曲で、長調と短調の入り混じった作りになっています。
始めは短調(マイナー)の曲なのに、途中の区切りで長調(メジャー)になり、
サビは長調で、また短調になり、最後は長調で終わります。
そういうところが、人々の心の琴線にふれるところなのでしょう。

「私を傷つけて捨てようとも、私は死ぬまであなたのものよ。
こんなにも、こんなにも、私はとても深く、あなたを愛している」

胸が張り裂けるような、恋する気持ちを歌った曲です。

映画「五線譜のラブレター」では、この曲を、病が重く、
コール・ポーターのミュージカル初演を劇場に見に行くことができない妻のリンダに、
彼がピアノを弾き語りで聴かせるというシーンがあり、ジーンときました。
この6年後に、リンダは他界します。

*****

●ソー・イン・ラブ
So In Love

作詞:コール・ポーター
作曲:コール・ポーター
1948年

不思議なんだけれど、でも本当なの
あなたのそばにいると
たくさんの星が空に満ちてきて
あなたを、ものすごく愛しく思ってしまうの

あなたがいないときでさえ
私の腕は、あなたをだきしめている
なぜだかわかるかしら?
私はこんなにも、あなたを愛してしまったの

あなたと初めて出会った夜は
その神秘的な夜に恋してしまい
あなたも私を愛してくれていると知ったときには
狂おしいほどの歓びに恋してしまった

だから、あなたが私をあざけり苦しめても
私を傷つけて捨てようとも
私は死ぬまであなたのものよ
こんなにも、こんなにも
私はとても深く、あなたを愛している

愛しき人、あなたを深く激しく愛してしまっているの





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Last updated  June 15, 2005 05:14:59 PM
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