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All The Things You Are

August 26, 2006
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ロックが大ブームになっていった1960年代後半には、数多くの巨大な野外ロック・フェスティバルが行われた。
有名なものは1968年のアメリカで行われた「ウッドストック・フェスティバル」で、3日間で50万人を動員した。
これは「ラブ&ピース」を合い言葉とする若者たちのメッセージとしてのロックが、その頂点を刻んだ瞬間ということで、
伝説化している。
しかし、大失敗だったロック・フェスが、イギリス海峡沖の小さな島、ワイト島で1970年の今日、行われたものだった。

1970年で第3回を迎えるワイト島ロック・フェスティバルは、過去最大の60万人を動員するべく、
出演者にはザ・フー、ドアーズ、ELP、ムーディー・ブルース、テン・イヤーズ・アフター、フリー、ボブ・ディラン、
ジェスロ・タル、マイルス・デイヴィス、ジミ・ヘンドリックスら、豪華絢爛なアーティストたちが名を連ねた。
そして主催者側も、ウッドストックのように愛と平和の一大イベントとするべく、
「採算が取れた時点で無料コンサートとする」と宣言し、期待は大いに高まった。

ところがフタを開けてみると、やってきた観客たちは金を払わず次々とフェンスを乗り越え、
思ったほど費用が回収できない状態になってしまった。
そうこうしているうちに、無料コンサートだと思ってやってきた観客たちは、有料と知ったとたん頭にきて暴徒化し、
フェンスをなぎ倒し、警備員と小競り合いを繰り返した。
さらには、きちんとギャラがもらえるか疑わしい、そんな空気を察知したアーティストが
「今すぐギャラを払わなければ演奏せずに帰る」とゴネはじめ、
しかもその楽屋裏の事情をステージで暴露するアーティストも出るといった始末。
また、ライブの目玉だったドアーズのジム・モリソンとジミ・ヘンドリックスは、まさに死の直前でドラッグでボロボロの状態。
もちろんザ・フーやフリー、これがお披露目となったEL&Pのパフォーマンスなど、
個々での名演や見どころはあったのに、全体としては完全なる失敗というものになった。

結局、根負けした主催者は無料コンサートにすることを宣言。
最後にステージに立って挨拶をした主催者は、憔悴(しょうすい)しきった表情で、
「みんな、ありがとう。おれはこれで破産だ」。
そうつぶやいて大きく両手を広げてピース・サインをしたという。

結局、このフェスティバルは、共同幻想としてのロックの終焉と、来るべき商業主義を予感させる、
実に苦い後味を残すことになったということです。

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●グリーングラスフェスティバル in 日本平

ところで、地元の話題。
今日、『第3回 グリーングラスフェスティバル in 日本平』というイベントが、
静岡市の日本平ホテル野外庭園(雨天時:館内)で行われるということだ。

主催は「グリーングラス実行委員会」。

テレビ、ラジオで盛んに告知しているので、テレビを見ていれば必ず目にしていたはずだ。

それは、「カントリーからポップス、フォーク、ジャズまで幅広い音楽を、
一般アマチュアバンドの演奏でお楽しみください。」というもの。

午後1時から8時までは、アマチュア・バンドの演奏で、
夜6:30からはスペシャルライヴとして、
ジャズライヴが行われるという。
スペシャルライヴは、プロが来ると言っていたので誰が出演するのかと思っていたら、
結局ヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレイヤー「TOKU(トク)」と、
TOKUのアルバムのレコーディングメンバーのピアニスト小島良喜(こじまよしき)に、
ヴォーカルとギターで桑名晴子(くわなはるこ)が出演するということだ。

1カ月ほど前までは出演アマチュアバンドを募集していたり、
その告知も、テレビ、ラジオで毎日必ず見聞きするほどのもの。

広告料だけでも普通ならものすごい金額になるはずなのに、
「入場は無料なので、ご家族そろっておいでください」という。
これだけの企画が無料だとは、どこから金がでているんだろうか?

今回は第3回で、これからも秋、冬と、季節ごとにやることが決まっているというが、
実に不思議でしかたがない。






Last updated  August 26, 2006 11:09:53 PM
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