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November 20, 2006
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は、アメリカの白人女性ジャズ・シンガー、ジューン・クリスティが生まれた日です。

●ジューン・クリスティ(June Christy)

1925年11月20日、アメリカ、イリノイ州スプリングフィールド生まれ。
1990年6月21日、64歳で死去。

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ジューン・クリスティは、女性ジャズ・シンガーの先駆者的な存在です。

女性ジャズ・ヴォーカルもののセールス・ポイントとしては、
どういうわけか「ハスキー・ヴォイス」をうたうと受けがいいようで、
ジューン・クリスティもハスキー・ヴォイスを売りにしていました。
白人女性らしいハスキー・ヴォイス、粋な歌いまわしが特徴です。
そして、知的で、清楚なたたずまいでファンを魅了しました。

ジューン・クリスティは、イリノイ州スプリングフィールドで生まれ、
ローカル・バンドなどで下積みを重ね、1945年にアニタ・オデイの後任として
スタン・ケントン楽団の専属シンガーになりました。
当時のスタン・ケントン楽団は、名アレンジャーのピート・ルゴロをかかえ、
他の楽団とは異なったモダンでクールな都会的サウンドを特徴としていました。

しかし1949年、スタン・ケントン楽団が解散となったのをきっかけに、
クリスティはケントン楽団のテナー・サックス奏者だった夫のボブ・クーパーとともに独立します。

1953年に、ピート・ルゴロに協力してもらい、
キャピトル・レコードへ『サムシング・クール』を録音します。
これは人気盤となり、誰もが彼女の最高傑作と認めるもので、
白人ジャズ・ヴォーカル・アルバムの上位に入る名盤と言われています。

このときのものはモノラル録音でしたが、
2年ほど後にステレオ録音された新盤もあるので注意を要します。
ジャケット・デザインは異なるものですが、当然、歌声も微妙に違います。
現在では、この2枚のアルバムが1枚のCDになっているものも出ています。

そのほかにも、彼女の代表作としてはキャピトル時代のもので、
『ザ・ミスティ・ミス・クリスティ』、
スタン・ケントンのピアノ伴奏のみで歌った『デュエット/クリスティとケントン』、
『ビッグバンド・スペシャル』などがあります。

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Last updated  November 20, 2006 11:52:08 AM
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