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テーマ:Jazz(1948)
カテゴリ:カテゴリ未分類
【スタンダード・ナンバー】
アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー I'm A Fool To Want You 邦題:恋は愚かというけれど この邦題は日本独自の曲名で、原題を訳すと“私はあなたをほしがる愚か者”ということになります。 要するに、「あなたをほしがって苦しむバカな私」というものですね。 この曲は、ジョエル・S・ヘロンが作曲し、ジャック・ウルフとフランク・シナトラが作詞したもので、 1951年にフランク・シナトラが歌ったものが発表され、ヒットしました。 これは、シナトラが経営していた楽譜出版社の社長のベン・バートンが、シナトラのために見つけてきた曲で、 その歌詞をシナトラが手を加えて自分の好みのものにしたと言います。 シナトラの歌が、1951年3月にアクセル・ストーダルの編曲、指揮のオーケストラの伴奏で録音され、 6月にチャートの14位になりました。 シナトラは1949年の終わりから、女優のエヴァ・ガードナーとの交際が始まり、 1951年5月に妻のナンシーと離婚し11月にエヴァ・ガードナーと結婚したので、 この曲はちょうどそういう時期と重なり、シナトラのナマナマしく苦悶する情感があらわれているものです。 シナトラは1957年にもこの曲を録音していますが、 こちらは「全く見事に歌っているが、51年のときのような情感には欠けている」と評されました。 もっとも、エヴァとは1954年に離婚しています。 この曲の冒頭の部分は、まさに気持ちのいいツボを押さえたというメロディーで、 ぞくぞくするほど大好きな曲です。 私の中ではトップクラスの名曲です。 フランク・シナトラのほかには、ビリー・ホリデイ、チェット・ベイカーなどが歌っているものがあります。 ディー・ディー・ブリッジウォーターは「I Fall In Love Too Easily」とメドレーで歌っています。 デューク・ピアソンのピアノ・トリオのインストゥルメンタルのものがまったくもって素晴らしく、私の愛聴盤です。 ***** ●アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー I'm A Fool To Want You 邦題:恋は愚かというけれど 作詞:フランク・シナトラ(Frank Sinatra) ジャック・ウルフ(Jack Wolf) 作曲:ジョエル・S・ヘロン(Joel S. Herron) 1951年 君をほしがるなんて僕は愚か者だ 僕は君をほしがる愚か者さ 本当に実を結ぶことがない愛を求めるなんて みんながほしがっている恋人を望むなんて 君を抱こうとするなんて僕は愚か者だ 僕は君を抱こうとするほど愚か者さ 僕だけのものでないキスを求め 悪魔さえ知っているキスをしたがるなんて 何度も何度も君と別れると僕は言った 何度も何度も僕は去って行った でも、君を必要なときがきて また僕はこの言葉を言わなければならない 君をほしがるなんて僕は愚か者だ 僕は君を必要とするなんて哀れだ 間違っているのはわかっている、きっと間違っている でも、正しいとしても、間違っているとしても 僕は君なしでは生きていけないんだ・・・ ![]() |