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All The Things You Are

March 7, 2008
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テーマ:Jazz(1656)
カテゴリ:Standard
【スタンダード・ナンバー】

ア・デイ・イン・ザ・ライフ
A Day In The Life


この曲は、ザ・ビートルズが1967年6月1日に発表したアルバム、
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録されています。
このアルバムのコンセプトは、「架空のロック・バンドによるライヴ・ショウ」で、
その中でこの曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は、
テーマ曲のリプライズに続くアルバムの最終収録曲であることから、
アンコール曲として位置付けられています。

この曲は、この時期にしてはめずらしく、
ジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作です。
最初と最後のテーマ部分がジョン・レノンで、
中間部がポール・マッカートニーによるものです。
更に、オーケストラ用のスコアを書いたのは、
プロデューサーであるジョージ・マーティンと言われています。

この曲のもとは、
ジョン・レノンが新聞を読んでいるときにできたものだと言われています。
美しい語りから始まるも、間奏において凄まじい展開を見せるもので、
最もサイケデリックと言える曲の一つです。

歌詞の中にドラッグを連想させる部分(”i'd love to turn you on""4,000holes")があるため、
イギリスBBC放送局などでは放送禁止になりました。

ジョン・レノンは『デイリーメール』紙の記事を読んでいる間に曲を書き始めました。
それは、この新聞に掲載された二つの記事が彼の目を引きました。
ひとつは、ギネスの遺産を相続したタラ・ブラウン
(彼はビートルズと友人関係にあり、
1966年12月18日にロンドン、サウス・ケンジントンのラドクリフ・スクエアで、
ロータス・エランを運転中に駐車中のトラック後部に追突した)の死亡記事で、
もうひとつは、ランカシャー州ブラックバーンの通りに空いた
4,000の穴を舗装し直すという記事でした。

しかしながら、できあがった曲はタラ・ブラウンの事故を事実の通りには表しませんでした。
そのことについてジョン・レノンは、次のように語っています。
「僕はその事故をコピーしなかったよ。
タラは興奮しなかった。
でもそのことは詩を書いている間僕の心の中にあった。
曲の中の事故の詳細は、信号や群衆に言及していないように、どちらも架空の出来事だったのさ。」

その後、ポール死亡説の手がかりを見つけようとしたファンたちは、
ポールが事故死したという説の根拠としてこの曲の部分を利用したそうです。

ジョンは更に、イギリス陸軍がどのようにして「戦争に勝ったか」をこの曲の中に込めました。
彼はその正確な意図について説明していませんが、
それは彼が出演した『僕の戦争(How I Won The War)』に関しての言及であるようです。
映画はその年、1967年の10月に公開されました。

ポール・マッカートニーは、この曲の中間部を作りました。
それは彼が以前に作った短いピアノ曲が元になっているもので、
通勤者が何事もない毎朝の出来事から空想にふける様子を描いた歌詞が加えられました。
ポール・マッカートニーは更に、第一セクションの合唱として
「I'd love to turn you on,」のワン・フレーズを加えました。
ジョン・レノンは、「僕は曲の歌詞の大部分を考えていたけど、
ポールは何にも使うことが出来なかった頭の回りに浮かんだ小さな言葉を付け加えたのさ。
僕はそれがすごい貢献だと思ったよ。」と語っています。

ポールは若いときの懐かしい記憶をもとにして、その部分を書いたと説明しています。
「それは全部別の曲だったけど、偶然ぴったりはまったのさ。
それは僕がスクールバスを捕まえるために道を走り、タバコを吸いながらクラスに入っていく・・・、
僕の学生時代の反映だったんだよ。
僕はウッドバイン(イギリスの安価なフィルター無しタバコ)を吸い、
誰かが話しかけて、僕は夢の中に入っていったんだよ。」

1992年8月27日に、ジョン・レノンの手書きのこの歌詞が競売にかけられ、
87,000USドルで落札されたそうです。

この曲は、ジャズ・ミュージシャンに人気の高い曲で、カヴァーも多く、
なかでも伝説のジャズ・ギタリストのウェス・モンゴメリーが、
1967年に発表したアルバム『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』では、
この曲と「エリナー・リグビー」の2曲のビートルズ・ナンバーがとりあげられており、
1967年のアメリカのアルバム・チャートで、
ジャズ・アルバムとしては珍しく上位にランクされるというヒット・アルバムになり、
現在では不朽(ふきゅう)の名盤としてよく知られています。

そして、ポール・マッカートニーは、このウェス・モンゴメリーのアルバムを聴き大変に感激し、
当時まだ未発表だった「レット・イット・ビー」を、
このアルバムのプロデューサーだったクリード・テイラーに、
「どうぞお好きなように」と贈ったと言います。
そのため、クリード・テイラー・プロデュースのジャズ・ヴァージョン「レット・イット・ビー」
(ジャズ・フルート奏者、ヒューバート・ロウズのアルバム『クライング・ソング』に収録)のほうが
ビートルズのシングル盤の発表よりも2カ月前に世に出ることになりました。

また、ロック3大ギタリストのひとりと称されているジェフ・ベックは、
ビートルズのプロデューサーを務めたジョージ・マーティンの、
1997年発表のアルバム『イン・マイ・ライフ』の中でカヴァーし、
近年の自身のライヴ・コンサートでも、お気に入りの曲として演奏されています。

スティングも近年のライヴで、よくやっているそうです。

●私がもっているカヴァー・ヴァージョン

ウェス・モンゴメリー(g)
ジェフ・ベック(g)(ジョージ・マーティンのアルバム『イン・マイ・ライフ』より)
リー・リトナー(g)
グラント・グリーン(g)
セントラル・パーク・キッズ(編曲・指揮:デヴィッド・マシューズ)

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Last updated  March 8, 2008 11:58:57 PM
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